今回は黒の騎士団の面々がシュナイゼルにゼロの正体・今までやってきたことを明かされる話。これを知った面々がどういう行動かに注目です。そしてルルーシュはこの時どうするのでしょうか。
今回は後半のロロには泣かされました。あれは涙なしには見られません…。他にも色々と衝撃的なことがあって、今回は感想を書くのが一苦労でした。ではいってみようと思います。
前回東京租界に落とされたフレイヤ。それがもたらした被害は大きく、ナナリー達含め、1000万人の死者を出してしまいました。そんな人数が犠牲になっていたとは思いませんでした。でも学園があの状態で無事なのがちょっと信じられなかったり…。とにかくこれによりトウキョウ租界は、様々な意味で死んでしまいました。
そして被害を目の当りにしたニーナはショック状態(顔すごすぎ…)スザクは唖然としてしまいます。ニーナはロイドから科学を取るか捨てるか選択を迫られます。ここではロイドの、
「僕は元から壊れてるからね。それくらいの自覚はあるんだ」
と言う言葉が印象的でした。ロイドの事情にも色々ありそうです。これにニーナは戸惑いつつ、自らの発明を後悔するばかり…。ニーナは無責任すぎます。
一方ルルーシュはナナリーを失い、乱心状態。とにかくナナリーのことしか頭になく、使い物にならない状態に。そんな状態のゼロに指示を仰ぐ藤堂でしたが、そんな状態のゼロからまともな指令は下されず、藤堂はそれに戸惑うばかり。
そんな中藤堂は爆発前、朝比奈からゼロが虐殺を指示していたことを知らされて迷いを抱いていました。遂にフラグが発動されそうです…。藤堂はこの後ゼロの指示を無視して部隊に一旦下がることを指示します。ジェレミア達もこれに同意しルルーシュを連れて下がっていきます。ルルーシュはすっかり冷静さを失いつつあるようです。
そしてそれは他のメンバーも。扇はヴィレッタと再会し、ディートハルトはコーネリアを発見。徐々に何かが崩れ始めていきます。
そんな中、追い討ちをかけるように、黒の騎士団にシュナイゼルが訪れます。敵の真っ只中に自ら乗り込んできたことに驚くディートハルト。シュナイゼルは会談を申し出ます。
部屋へ連れてこられたルルーシュ。すっかり不機嫌です。そんな中ロロが携帯に着けていたストラップを見て怒り爆発。ここでルル―シュは自分の本心をロロにぶつけます。
「どうしてお前が持っているんだ!
これはナナリーにあげるつもりだったんだよ!
ナナリーに!
お前なんかが、ナナリーの代わりになるもんか!
この偽物め!!」
「まだ気づかないのか。
俺はお前が嫌いなんだよ、大嫌いなんだよ!
何度も殺そうとして、ただ殺し損ねただけだ!」
それは今までルルーシュがロロに抱いていた負の感情。もうこれでもかというくらい言ってしまいましたね…。まさかここでこうくるとは。叩き付けられた衝撃で鳴ったオルゴールが何だか悲しく思えました…。こうしてロロはルルーシュから本心を告げられ、傷心状態に。ロロはこのままルルーシュの元を去ってしまうのでしょうか。
一方ナナリーを探すジェレミアは事故現場でスザクと再会。そこでの2人の会話は1期からの時間をやけに感じさせました。スザクに対してのジェレミアは昔と変わらない気がします。
話の後、ジェレミアはナナリー捜索に戻り、スザクはそこで諦めたようにその場に立ち尽くすだけ。この現場を見て、スザクは何を思うのでしょうか。
トウキョウでは学園でミレイとリヴァルが再会を喜びます。2人のその喜ぶ姿には癒されました。2人が無事でよかったです。
一方シュナイゼルから会談を申し込まれ、ゼロ抜きでどうするべきか迷う黒の騎士団の面々。ですがとりあえずゼロ抜きで話を聞いてみようということになります。
交渉は藤堂、千葉、ディートハルトで向かうことになると思いきゃ、そこに…玉城が。玉城も何故かついてくることになります。ここでは扇の代理だとたいそうに言う玉城へ対してのディートハルトの、
「それはあなた一人の思いこみで」
という一言がとても面白かったです。遂に面と向かって言われてしまいました~。でもシュナイゼルはむしろいた方が好都合と言った様子で、上手いことを言って玉城を受け入れます。玉城が更に裏切りを煽ってくれると確信しているようで。おそらく効果はてきめんだと思います。シュナイゼル、策士です…。
それ以降はシュナイゼルにより、ゼロの正体・今までしてきたことが明かされていきます。ゼロが自分の弟だということ、ギアスを使っての行動。ブリタニアがギアスの被害者について調べていたことは意外でした。ほとんどの被害者がリストにありました。
その事実にディートハルト達は最初は奇跡を起こしてきたのだからと気にとめませんでしたが、途中現れた扇・ヴィレッタの証言により話は変わってきます。扇はゼロについて、
「ゼロは、ずっと俺たちを騙していたんだ。
ずっと。俺たちを駒として!」
と、言いユーフェミア虐殺がゼロの指示だったことを告げ、皆を動揺させます。極めつけがルルーシュとスザクの会話データ。重要なところはカットされていて嫌な感じでした。
そうしてシュナイゼルはギアスのことを黒の騎士団のメンバーに教え、裏切りを助長します。事実を知ったメンバー達はもはやゼロのことは信じず。玉城はこの話を聞いてゼロに裏切られたとあっさり寝返ってしまいます。親友というのはやっぱり嘘ですね。扇は、
「俺は、彼を信じたかった、信じていたかった。
でも、俺たちは彼にとって…」
と言ってから、シュナイゼルに取引を持ちかけます。それは――
「日本を、返せ。
信じた仲間を裏切るんだ。
せめて日本くらい取り返さなくては、俺は自分を許せない」
こうして扇、藤堂、ディートハルト達黒の騎士団のメンバーはゼロを裏切ることを決めます。黒の騎士団のこの裏切りは一方的過ぎるとも思いますが、今までのゼロがしてきたこと、メンバーに何も真意などについて語っていなかったことを考えると、まあ当然の報いだったのかなとは思います。何となく黒の騎士団設立時から起こると思っていましたが、こうして起きる時が来ると何だかショックでした。裏切られたルルーシュはどうなるのでしょうか。
ルルーシュのいる部屋に入っていくカレン。カレンは何も知らされず、扇にゼロを連れてくるようにとだけ指示されていました。そこでカレンは記憶を失ったC.C.の頑張る発言で、2人の仲を誤解。ルルーシュを責めようとしますが、ルルーシュは慌ててそれを訂正。ここではその事実を悲しそうに語るルルーシュが印象的でした。
「俺のせいで…
だからお前が知っているC.C.はもういないんだ…」
これでカレンもC.C.が記憶喪失になったことを知ります。そしてカレンが思うのは、
「C.C.がいない。ナナリーもいなくなった。
じゃあルルーシュは…?』
と、ルルーシュには誰もいなくなってしまったという事実。カレンはルルーシュを案じます。ここでカレンがまたそれに気付いたということは、まだルルーシュにも希望がありそうな気がします。
扇の前に行く前のエレベーターの中。ルルーシュはカレンに助けに行くのが遅くなってしまったと謝ります。それにカレンも捕らわれた中でナナリーに会ったことを話し、何かを伝えようとしますがここでエレベーターはその回に到着。
しかしそこに待ち受けていたのは、
「観念しろ、ゼロ!」
と、ゼロに銃を向ける藤堂を始めとする黒の騎士団の面々でした…。事実を知ったメンバー達はもう躊躇いなく、ゼロへと銃を向けます。流石にこれに動揺を見せるルルーシュ。
そしてそのメンバーの中にはディートハルトの姿も。今までゼロの狂信者だったディートハルトでしたが、事実を知った今ディートハルトもゼロを見限ろうとしていました。
「本当なら、あなたがブリタニアに勝利するところまで、
撮りたかったのですが…残念ながら、番組は打ち切りです」
ディートハルトはゼロの正体を知ってもついていくと思っていたので、意外でした。メンバー達は一方的にゼロに対して今まで信じてきたのにと責めていきます。
ルルーシュはこの状況を打破しようとしますが、シュナイゼルの姿を見て、何かを悟り諦めかけてしまいます。状況は四面楚歌。誰もルルーシュを助ける者はいません。
唯一頼れる存在がカレン。カレンはルルーシュの前に立ちルルーシュを庇おうとしますが、メンバー達はそのカレンの行動を理解できません。そんな中、カレンはルルーシュにある問いを投げかけます。
「答えてルルーシュ。
あなたにとって、私は何?
私、あなたとなら…ねぇ…」
カレンのすがるようなその問い。その答えによってカレンが味方になってくれる可能性があります。ですがルルーシュは何か思いがあるのか、その問いに、
「馬鹿が!今頃気づいたのか。
自分たちが利用されていることに。
貴様らが、駒にすぎないということに…!」
と、まず黒の騎士団の面々に対し答え、仮面を外します!遂にルルーシュが皆の前で仮面を外す時がきました!まさかこういう状況になるとは…。そのルルーシュの答えに団員はショックを受けた様子。扇達はまだゼロのことを信じたかったのかもしれません。
そしてルルーシュはカレンにも同じようなことを言って突き放そうとします。
「カレン。
君はこの中でも、特別優秀な駒だった。
そう、すべては盤上のこと。ゲームだったんだよ、これは…」
「そう…。さよなら、ルルーシュ」
それにカレンもショックを受けつつ離れていきます。何だかこれは数話前のスザクの時と同じような感じがします。それだけに何かルルーシュにも思うところはあるんだろうなと思いましたが、次のシーンで、ルルーシュの本心が。それは――
「カレン…君は生きろ」
という言葉。ルルーシュはカレンをこの時もやっぱり大事な存在だと思っていたようです。それにカレンも気付き振り向こうとしますが、その後ルルーシュが襲撃されそうになるところで今回はお流れに。でもこれでカレンがルルーシュの味方になる可能性が強まってきたような気がします。せめてカレンだけはルルーシュの支えになってほしいと思いますが…。
ピンチを迎えるルルーシュ。ですがそこに思わぬ味方が現れます。それは、
「大丈夫?兄さん」
とロロ!ルルーシュに本心を明かされ、もうだめかと思いましたが、ロロはまだルルーシュを信じ、蜃気楼に乗ってかけつけてくれました!ロロはルルーシュを庇いつつ、
「兄さんは、僕が守る!」
と決意を固め、その場から脱出していきます!どうにかルルーシュはこの場を切り抜けることが出来ました!でも残されたC.C.はどうなるんでしょうか…?
そうして2人は脱出。それをアーニャ始めブリタニア・黒の騎士団の部隊が追いますが、これもロロは振り切っていきます。ルルーシュはもうどうなってもいいと自暴自棄状態、ロロはというと、
「絶対守護領域の計算が、こんなに大変だなんて。
やっぱりすごいや。僕の兄さんは」
とまだルルーシュを信じ続けていました。ロロの忠臣っぷりには感心するばかりです。ルルーシュはそんなロロに生きる理由はない、
「こんな広範囲でギアスを!
ロロ、これ以上はおまえの心臓がもたない!!」
と、本心からギアスを使い続けるロロを止めようとしますが、決意をしたロロはそれを止めようとはしません。命を削ってまでギアスを使い続けるロロの姿には本当泣かされました…。
そうしてギアスを連発したロロの表情は命が尽きていくように、徐々に青ざめていきます…。そんな中ロロは、
「僕はずっと、誰かの道具だった」
「やめるんだ、ロロ!どうして俺なんかを!?」
「僕は嚮団の道具で…」
「助けるんだ!俺は…!」
「その次は、兄さんの…
確かに僕は、兄さんに使われていただけかもしれない…。
でも、あの時間だけは…本物だった!」
「お前のことを…!」
「あの想い出のおかげで…ようやく僕は人間になれた!」
と、自分の気持ちを自分に向けてなのか、ルルーシュへなのか語っていきます。裏切られていたことを知りつつも、戦い続けるロロの姿には心を打たれるものがありました。ルルーシュといた時間は本物だったと言うところが特に泣かせられます…。
そしてロロは決死の覚悟で敵を振り払い、
「僕は、道具じゃない!
これは…僕の意志なんだから!!」
と、逃げ切ることに成功します!その時のロロの叫びが、今のロロがルルーシュを守る理由のように感じました。
こうして逃げ切ることに成功はしたものの、ロロの命は尽きる寸前に…。そんなロロにルルーシュは、
「ロロ。どうして俺を助けた?
俺は、おまえを――」
と、何故自分を助けたのかと聴きます。それにロロは――
「兄さんは、嘘つきだから」
「えっ?」
「嘘だよ…ね?
僕を殺そうとしたなんて、僕が嫌い、なんて…」
と、答えます。ロロは それにルルーシュはそれに本心から応えるように
「そうか。すっかり見抜かれているな。
さすがは俺の弟だ」
「そう…だよ…
僕は…兄さんのことなら…
なんでも…わかるん…だ――――」
こうしてロロはルルーシュの傍で亡くなってしまいました。あまりにも切ない死でした…。黒石さんの歌が更に悲しみを感じさせてくれました。シャーリーの時もそうでしたが、このタイミングでの挿入歌は反則です…。中盤のロロは見ていてあまり良い印象を抱けませんでしたが、今回のロロの懸命にルルーシュを守る姿を見て、印象が変わりました。ロロのルルーシュへの想いは最後まで本物でした。
そしてロロの死に際を看取った後、ルルーシュは悲しそうに、
「ああ。そうだよ。
お前の兄は、嘘つきなんだ…」
と呟き、ストラップがついたロロの携帯を、ロロの手に乗せます。ルルーシュもまたロロの懸命な姿に心を動かされたようです。
とりあえずロロに救いがある最期で良かったです。ルルーシュの近くで逝けたことがロロの救いになったのではないかと思いました。ここのシーンは光効果が素晴らしく余韻を感じました。最後の勇姿は忘れません。
が、その後のスザクのシーンでそれは見事に崩れました。スザクはその頃跡地で、ただただ邪悪な笑いをするばかり…。ここのスザクの狂った表情が強烈すぎて、ロロの死の余韻が吹っ飛んでいきました…。もうこれは正義とか関係なく動くことになる予感が…。果たして狂ったスザクが向かう先はどこなのでしょうか。でも面白くなってきたような気はします。
ロロの死の後ルルーシュは、すべてを失ったことを再認識し、ロロへ、
「ありがとう、ロロ。
お前がつないだこの命、
俺にはまだ、成さねばならないことがあったんだよな…。
そう。俺には――」
と、まだ自分には成すべきことがあると思い直し、ロロへ感謝の想いを抱きます。またルルーシュは立ち上がります。
今回はロロの墓の前で、改めて皇帝を倒す決意をするところで終わりに。皇帝はいよいよラグナレクを使う気の様子。皇帝の動向に関してもまだまだ謎だらけです。
「我が父、シャルル・ジ・ブリタニアよ。
俺の地獄への道行きには、お前も一緒に来てもらう!
それが――」
そんなルルーシュの表情には強い決意が感じられました。ここでは思わずルルーシュはロロの墓を掘って息切れしなかったんだな…と不謹慎にも思ってしまったり。まあそういう場合じゃなかったということで。
こうして黒の騎士団まで失ってしまったルルーシュ。この先ルルーシュがどう皇帝と戦っていくことになるのか気になります。今回はロロの死が悲しく感じました…。
次回は「皇帝 失格」一人になってしまったルルーシュがこの先どう戦い抜いていくことになるのか気になるばかりです。黒の騎士団を失ったら何もできないと思うのですが…。個人的にはジェレミアとカレンに期待しています。カレンにはルルーシュの味方でいてほしいです。あとジノとアーニャの動向も気になるところ。
今回は色々と内容が衝撃すぎて、なかなか感想を書くのが難しかったです。ロロの死に関してはやはり驚きましたが、思っていたよりロロに救いがあって良かったなと思いました。でもその後のスザクの笑いが強烈過ぎ…。これから先の狂ったスザクの動向に関しても気になるばかりです。
とにかくここからまた新たにルルーシュの戦いは始まることになりそうです。あと残り数話…どうまとめるんでしょうか。まとまるのかちょっと心配です。
ではまた次回に!
噂で私も聞いたのですが、やっぱりジノとアーニャは仲間になるんでしょうか。
そうなったら面白くなりそうでいいな~と思うのですが。
最近の展開が暗いぶん、今後の2人の動向が楽しみです。
今回で黒の騎士団はゼロを裏切りましたが、
2期始めで黒の騎士団がブリタニアに苦戦していた様子を見る限り、
私もゼロを失った黒の騎士団は、やはり弱くなると思います。
この先ブリタニアと対等に渡り合っていけるかも、
怪しいところじゃないかと感じます。
ゼロの戦略があってここまでこれたと思いますし。
先行きがとても不安です。元に戻ればいいですね~。
C.C.に関しては本当にどうなるか読めませんね~。
とりあえず置いてけぼりになってしまった
C.C.のその後が気になって仕方ありません。
前のC.C.が好きだったので、記憶戻って欲しいと思うんですけどね~。
復活を祈っています。
ではでは~。