りんたろうのきときと日記

☆「ミスト」
監督：フランク・ダラボン
出演：トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ネイサン・ギャンブル、ローリー・ホールデン、アンドレ・ブラウアー、トビー・ジョーンズ、ウィリアム・サドラー、アレクサ・タバロス、ネイサン・ギャンブル、クリス・オーウェイン、サム・ウィットワー、ロバート・C・トレベイラー、デビッド・ジェンセン、ゲリー・コリンズ・リンツ


スティーヴン・キングのホラー小説「スケルトン・クルー1 骸骨乗組員」に収録のエピソード「霧」を、「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」のフランク・ダラボンが監督。
突如現れた霧の中に潜む謎の生物に襲われ、徐々に常軌を逸していく人々の姿を描いたパニック・ホラー。
主人公・デヴィッドを演じるのは「パニッシャー」、「ドリームキャッチャー」のトーマス・ジェーン。

「映画史上かつてない、震撼のラスト15分」などという大げさな宣伝だったので、騙されると腹が立つので、全く期待していなかったのですが、これが意外と面白かった（＾－＾；
オープニングの嵐で、窓に樹が突っ込んだシーンを観て、「あぁ、これはシックスセンスか、はたまたフォッグのようなオチなんだろう」と鼻で笑っていたのですが、予想はハズレ、観たまま結構ストレートな展開。
印象としては画面の揺れない「クローバーフィールド」。
内容も似ているので、何の予備知識もなく知らないで観て、「これが「クローバーフィールド」の続編だよ」と言われたら信じてしまうかも（＾－＾；（笑）。
「「謎の生物」の正体が明かされずに有耶無耶だったらイヤだなぁ」と思っていたら、これも正体が明かされる事に。
「地獄門が開いた」みたいなその理由はトンデモなんだけど（＾－＾；（笑）
まぁ、いかにも「キリスト教国家アメリカ」といった感じで、日本人はピンとこないかも。
霧の中でのシーンは、まるで「サイレントヒル」のようと思っていたら、この原作「サイレントヒル」の元ネタの一つとして有名だったんですね。

主な舞台となるのはスーパーマーケットで、霧と「謎の生物」によりそこに閉じ込められた２０人ほどの住民たち。
中盤からは、「謎の生物」の恐怖よりも、恐怖により仲間割れし、常軌を逸していく人間たちの怖さが。

中でも「この森で、天使はバスを降りた」、「ミスティック・リバー」のマーシャ・ゲイ・ハーデン演じる、狂信的な女性ミセス・カーモディは恐ろしい（＞＿＜）
またこのミセス・カーモディが憎たらしくて、ある意味「謎の生物」よりタチ悪いです（＞＿＜）

ラストはホント救われない（＞＿＜）
後半、デヴィッドと息子ビリーとの会話で、予想はしていましたが、まさかまさかの展開。
主人公、運なさ過ぎ（＞＿＜）
これは賛否両論あり、好き嫌いわかれるでしょうね。
僕は結構好きだったり（＾－＾；