コードギアスR2第19話『裏切り』の感想レビュー - gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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コードギアスR2第19話『裏切り』の感想レビュー

2008年08月18日 01時05分04秒 | ギアス他カテゴリ分け終了済み作品
『…そうか、これはあなたのチェックか…。ならば、万が一にも隙はないのでしょうね。』(・_・;)
ナナリーを失い、黒の騎士団にも裏切られ、反逆の歩みを終えようとまでするルルーシュが痛々しいお話でした。

突如、外交特使として現れたシュナイゼル兄さんによってもたらされた驚愕の事実。

『ゼロは私やこのコーネリアの弟です。神聖ブリタニア帝国元第11皇子ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。私が最も愛し、恐れた男です。』

ゼロを系譜ではなく、起こした奇跡によって認めていた黒の騎士団でしたが、奇跡の力=ギアスの存在について語られるに至り、それまでの不信が爆発してしまいました。

『証拠ならある。(ゼロは)ギアスという力を操るペテン師だ!!』

シュナイゼル兄さんの話を、はじめに信じようとしたのは、ヴィレッタから事実を知らされた扇でした。
彼はギアスによって最も翻弄された1人として、その胸中に様々な思いがあったはずですね。

『ルルーシュ、君がユフィにギアスをかけたのか?』

『ああ。』

『日本人を虐殺しろと?』

『オレが命じた。』

クルルギ神社でのやりとりが公開され、

『私とて、彼のギアスに操られていないという保証はない。そう考えるととても恐ろしい。』

というシュナイゼル兄さんの駄目押しを聞かされ、もはや完全にゼロのことを信用できなくなる団員達。

クルルギ神社のやりとりにしても、別の証拠として上げられたフレイヤ弾頭の通告に関するランスロットの記録にしても、嘘は言っていないものの、必ずしも真実ではない訳で、シュナイゼル兄さんの明らかな作為が感じられましたね。
さすがは策士、見事なアジテーションです(^_^;)。

うまく乗せられた感のある団員達は、ゼロを4号倉庫に呼び出します。

『観念しろ、ゼロ!』
『よくも我々をペテンにかけてくれたな!』
『君のギアスのことは分かっているんだ!』

口々にゼロを罵倒する団員達。

『伝説の英雄、ゼロは志半ばにして戦死。しかし、その勇敢なる生き様は永遠に語り継がれることでしょう。本当ならあなたがブリタニアに勝利するところまで撮りたかったのですが…。残念ながら番組は打ち切りです。』

なんとなく裏切りそうになかったディートハルトまで敵に回ってしまいました。
やはりネリ様のことを黙っていたのが不信を招いたのかもしれません。
さすがは節操無きテレビ屋(^_^;)

1人ゼロを庇おうとするカレン。

『答えてルルーシュ。あなたにとって私は何?私、あなたとなら…ねぇ?ねぇお願い、答えて!』

しかし、シュナイゼル兄さんに気付いたルルーシュは、カレンの為に一芝居打ちました。

『カレン、君はこの中でも特別優秀な駒だった。そう、全ては盤上のこと。ゲームだったんだよ、これは』

『……そう。…さよなら…ルルーシュ…。』

涙を流すカレン。

(カレン。君は生きろ!)

『…えっ?』

別れ際、ルルーシュのつぶやきに振り返ろうとするカレン。
ギアスではなく、最期の願いとして伝えられたルルーシュの気持ちが胸を打ちますね。

ゼロへと降り注ぐ銃弾の嵐。
死を覚悟したルルーシュでしたが、思わぬ援軍が駆けつけます。

『兄さんは、僕が守る!
 殺させない、絶対に!!』

多勢に無勢な中、広範囲にギアスをかけ、追っ手をかいくぐるロロ。
ルルーシュの制止も聞かず、ギアス使用中は心臓に負担がかかるという制約を省みず、文字通り命懸けで逃げ続けます。

『ああ、確かに僕は兄さんに使われていただけなのかもしれない…。でもあの時間だけは本物だった。あの思い出のお陰で…ようやく僕は人間になれた。
僕は…道具じゃない。これは、僕の意思なんだから!!』

なんとか追っ手を振り切り、森に逃れた2人。
しかし、ロロはもうその命を終える寸前です。

『ロロ、どうして俺を助けた?オレはお前を…』

ナナリーに贈るはずだったオルゴール付きアクセサリーをロロが持っているのを見て仮面が取れてしまったルルーシュは、

『お前なんかがナナリーの代わりになるものか!この偽物め!!まだ気づかないのか。オレはお前が嫌いなんだよ。大嫌いなんだよ!何度も殺そうとして、ただ殺し損ねただけだ!出ていけ!二度とオレの前に姿を見せるな。出ていけ~!!』

と当たり散らしていた訳ですから、尋ねるのも当然ですね。

『兄さんは…ウソつきだから。ウソ…だよね。僕を殺そうとしたなんて…僕を嫌いなんて…。』

ルルーシュの本心に気付いていたにも関わらず、決してルルーシュを憎もうとしないロロがケナゲです。

『そうか。すっかり見抜かれてるな。さすがはオレの弟だ。お前の兄はウソつきなんだ。』

ロロとのわだかまりを捨て、自分の自慢の弟のように答えるルルーシュ。
その声に満足しながら、ロロは静かに息を引き取りました。
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアではなく、ルルーシュ・ランペルージの弟として。
失って初めてそのことに気付いたルルーシュは、ナナリーにプレゼントするつもりだったオルゴール付きのアクセサリーを、ロロの墓標にかけてやるのでした。
ロロによって救われたルルーシュは、最後まで反逆し続けることを、死なせてしまった者達、ロロやシャーリー、そしてナナリーに誓います。

『我が父シャルル・ジ・ブリタニアよ。オレの地獄への道行きには、お前も一緒に来てもらう!それが……!!』

一方、神根島のシャルルパパはラグナレクの接続の準備を進めていました。

『古い世界は破壊され、新しい世界が創造される。』

その言葉にどの様な秘密が隠されているのかが気になります。

…というわけで、ルルーシュが完全な喪失に打ちのめされながらも、かろうじて再起を決意するまでが今回の見どころでしたね。

また、同じフレイヤという業を背負ったニーナとスザクも、自責から自身を追い詰めていました。

『私が造ったフレイヤが…。私が殺したんだ。みんな…みんな…。』

『オレが…やったのか?』

ロイドさんの予言通りになってしまいましたね。

『ニーナ君、君は決めなくちゃいけない。科学を捨てて心を守るか、心を壊して科学に殉じるか。』

と、更に問いかけるロイドさん。
でも2人とも既に引き返せないところまで来てしまった気がします。
特に、スザクはナナリーを自ら殺してしまったと思っているに違いなく、心が既に壊れてしまっているような感じでしたね。
そういう意味では、リヴァルとミレイ会長が奇跡的に無事だったのがせめてもの救いでした。
2人がもし死んでいたら、後でニーナも間違いなく心が壊れていたはずですし。
余談ながら、せっかく生きて再会出来たのだから、リヴァルはミレイ会長に抱き付いて告っちゃえば良かったのに!とか思ってしまいました(≧▽≦)。

ただ、コレで完全に危機が去った訳ではないとも言えます。シュナイゼル兄さんの話では、アーニャのモルドレッドにもフレイヤの弾頭が搭載されているはずですから。
ブラフでないなら、悲劇は繰り返される…という可能性もまだありますね。

また、カレンはともかく、C.C.は人質同然ですし、早く助けて上げないとヤバいかもですね。
ジェレミアが助けてくれたりするんでしょうか?

ルルーシュ、カレン、C.C.のトライアングラー♪(*^ ・^)ノ⌒☆も、短いながら見逃せませんでしたね。

『服を脱いで下さい。私、頑張ってみますから』

『C.C.がいない…。ナナリーもいなくなった。じゃあルルーシュは…。』

なんというラブコメ(//▽//)
カグヤさん、もっと出番増やさないと取られちゃいますよ!
とりあえず、緊迫した情勢になっているので、当分ほのぼの展開は見れないかも知れませんね。
玉城さんぐらいしか和み系がいないかも。

『オレは黒の騎士団内務掃拭賛助官だ。事務総長、扇要の代理でもあるだろ?』

『それはあなた一人の思い込みで…』

シュナイゼル兄さんに誉められて、

『ふん、話せるじゃねぇか。』

『た、玉城さん…。』

テラフリーダムヾ(≧∇≦*)ゝ
次週もスーパー玉城さんタイムに超期待!?

長文を読んで下さってありがとうございました。m(_ _)m



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