----これって、昔も作られなかった?
確か、同じ市川崑監督だったような気がするけど…。
「そう、いわゆるセルフリメイクってやつだね」
----それって珍しくない?
「そんなことないよ。
かのヒッチコックだって34年の『暗殺者の家』を
55年に『知りすぎていた男』としてリメイク。
市川崑監督にしても
以前に『ビルマの竪琴』をセルフリメイクしている」
----ああ、確か北林谷栄が
2回とも同じ役をやったってやつだね。
今度はどうだったの?
「主人公の金田一耕助はまたもや石坂浩二。
市川崑監督によると、
この役には彼しかいないということらしい」
----でも、彼って年とりすぎてニャい。
「うん。正直言うと、
やはり頬のあたりのたるみとか気になったね。
いくら髪を真っ黒なカツラで隠しても
それだけはどうしようもない。
でも、頑張って走っていたし、
金田一を評したセリフの中にも
『天から来たような感じがする』というのがあったりして
あえてリアリズムを避けようとしていた感はあったね」
----つまり<伝説>の中から甦ったってワケか?
「そうだね。
その昔、セルジオ・レオーネ監督が
『ウエスタン』を作ったとき、
アメリカから呼んだヘンリー・フォンダがヨボヨボの老人なのを見て
パニックに陥ったというのを聞いたことがある。
ところがそのフォンダが衣装を身にまとうと、
しっかり西部の男になっていたと言うんだね。
今回の石坂浩二はそれに近いんじゃないかな」
----市川崑監督と言えば、映像にも凝るよね?
「うん。今回はかつての金田一シリーズで見せてくれた
映像のオンパレード。
たとえば『悪魔の手毬唄』のときのような
モノクロ・ネガ映像アップも出てきた。
あの当時、『犬神家の一族』は日本映画、
『悪魔の手毬唄』はハリウッド、『獄門島』はヨーロッパ映画、
みたいな言われ方もしていたけど、
それらをすべて織り込んだって感じかな?」
----でも原作があるから、話は変わってないんでしょ?
「前のシリーズの時は、
犯人まで変えた作品もあったけどね。
あの有名な湖面からニョキの2本足もあるよ。
まあ、見てほしいのは富司純子かな。
まるでお竜さんを思わせる迫力。
『フラガール』といい、今年は彼女の当たり年だね。
あ、あとオールドファンを喜ばせるのは加藤武。
今回も等々力署長役で『よしっ、分かった』(笑)」
----笑いの意味が分かんないよ。で、お話は?
「信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛はある遺言状を残し永眠。
やがて巨額の財産と、その鍵を握る珠世をめぐり、
凄惨な殺人事件が次々に発生。
金田一耕助は犯人を推理する過程で、
犬神家の血の系譜の裏にある謎を解き明かしていく…。
これくらい分かっていればいいんじゃないかな」
---ふうん。そんなもんかニャ。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「仮面の人、変ニャ」
※市川崑監督、まだまだ作ってほしい度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
確か、同じ市川崑監督だったような気がするけど…。
「そう、いわゆるセルフリメイクってやつだね」
----それって珍しくない?
「そんなことないよ。
かのヒッチコックだって34年の『暗殺者の家』を
55年に『知りすぎていた男』としてリメイク。
市川崑監督にしても
以前に『ビルマの竪琴』をセルフリメイクしている」
----ああ、確か北林谷栄が
2回とも同じ役をやったってやつだね。
今度はどうだったの?
「主人公の金田一耕助はまたもや石坂浩二。
市川崑監督によると、
この役には彼しかいないということらしい」
----でも、彼って年とりすぎてニャい。
「うん。正直言うと、
やはり頬のあたりのたるみとか気になったね。
いくら髪を真っ黒なカツラで隠しても
それだけはどうしようもない。
でも、頑張って走っていたし、
金田一を評したセリフの中にも
『天から来たような感じがする』というのがあったりして
あえてリアリズムを避けようとしていた感はあったね」
----つまり<伝説>の中から甦ったってワケか?
「そうだね。
その昔、セルジオ・レオーネ監督が
『ウエスタン』を作ったとき、
アメリカから呼んだヘンリー・フォンダがヨボヨボの老人なのを見て
パニックに陥ったというのを聞いたことがある。
ところがそのフォンダが衣装を身にまとうと、
しっかり西部の男になっていたと言うんだね。
今回の石坂浩二はそれに近いんじゃないかな」
----市川崑監督と言えば、映像にも凝るよね?
「うん。今回はかつての金田一シリーズで見せてくれた
映像のオンパレード。
たとえば『悪魔の手毬唄』のときのような
モノクロ・ネガ映像アップも出てきた。
あの当時、『犬神家の一族』は日本映画、
『悪魔の手毬唄』はハリウッド、『獄門島』はヨーロッパ映画、
みたいな言われ方もしていたけど、
それらをすべて織り込んだって感じかな?」
----でも原作があるから、話は変わってないんでしょ?
「前のシリーズの時は、
犯人まで変えた作品もあったけどね。
あの有名な湖面からニョキの2本足もあるよ。
まあ、見てほしいのは富司純子かな。
まるでお竜さんを思わせる迫力。
『フラガール』といい、今年は彼女の当たり年だね。
あ、あとオールドファンを喜ばせるのは加藤武。
今回も等々力署長役で『よしっ、分かった』(笑)」
----笑いの意味が分かんないよ。で、お話は?
「信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛はある遺言状を残し永眠。
やがて巨額の財産と、その鍵を握る珠世をめぐり、
凄惨な殺人事件が次々に発生。
金田一耕助は犯人を推理する過程で、
犬神家の血の系譜の裏にある謎を解き明かしていく…。
これくらい分かっていればいいんじゃないかな」
---ふうん。そんなもんかニャ。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「仮面の人、変ニャ」
※市川崑監督、まだまだ作ってほしい度
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まだ感想は書いてません(爆)
まぁ良くも悪くも「リメイク」って感じです。
公開をお楽しみに~
う~む。先を越されてしまったか!
なあんて、
ホント、この映画はリメイクでした。
でも、石坂浩二はやはり老けましたね。
仕方ないけど、辛かったです。
前の作品は観ましたが 「石坂浩二」良かったです。
確か年で老けておりますが 他に役者は居なかったのでしょうか?
もちろん 石坂浩二の金田一耕助は 大好きでした。
石坂浩二は市川崑監督の強い要望のようですよ。
ぼくも、歴代金田一耕助の中では、
彼がずば抜けていたと思います。
イメージが定着しすぎていて
渥美清のときなんか、
がっかりした記憶があります。
フォーンの一言・・・がつんっと効いてます(笑)
思わず・・・笑っちゃいましたよ^^;
ほんっと「仮面の人 変にゃ」だったよねぇ
でもストラップ人形としては・・・結構いいと思うけど~
ジグソウ人形と同じくらいにね~(ぉ
フォーンはそう言っているけど、
そのフォーンの顔も「ヘン」(笑)。
ちょっとありえない顔を選んでみました。
あのストラップは笑えますよね。
前作の時には
将来、「仮面の人」がこんな
人を食ったような使われ方をするとは
だれも想像しなかったでしょうね。
たしかに今見るとヘンにゃかも。
セルフリメイクだけあってなんとなく安心して
みていられました。お約束通りというか。
草笛光子がお琴のおっしょうさんというのも
なんとなく感慨深かったですー。
PS
ハンドルを旧M.からちょこっとだけ変えました。
またよろしくお願いいたします。
ハンドル名だけ見て、最初は、新しく来られた方かなと……。
でもTB先を訪問して了解いたしました。
これからもよろしくお願いします。