造影検査の結果、血管の奇形や脳腫瘍は認められず、高血圧に起因するものらしい。薬剤による降圧治療で出血の悪化は食い止めたようだし、治療という段階は終了した。
ただし、右被殻出血ということで、左半身に片麻痺がみられる状態だ。被殻出血は脳内出血としては比較的軽症というケースが多いらしく、意識障害もなく、言語障害もないのだが、左半身に片麻痺がみられる。
つまり、脳神経外科での治療は終了し、これからはリハビリを主目的としなければいけないということだ。ということでリハビリ病院へ転院することとなった。
脳内出血の場合、「病気を理由として発作的に身体の全部又は一部のけいれん又は麻痺を起こしたことがある方」に該当するので、自動車の運転を行うことができなくなる。身体の障害や一定の症状を呈する病気等による症状のため、自動車等の安全な運転に支障のある方については、道路交通法等により、一定の要件を設けて、運転免許を拒否(与えない)、保留(一定期間与えない)、取消し、停止されることが定められているのだ。具体的な運用基準はこちら。
まあ実務的には医師の診断書をもらって、免許センターで安全運転相談をすることになるはずだ。
例えば今の職場を離れた場合、運転免許がないというだけで就職の選択肢は限られてしまうに違いない。可能であれば運転免許は維持しておきたい。
ということで、リハビリ病院には運転シミュレータ設備があるところを紹介いただくことになった。