★ Olympus AF-1/Zuiko 35mm F2.8/REALAジュネーブ中央駅(Gare de Cornavin)に停車中のTGV。
いよいよ、アルプスともお別れです...
昨年12月にこのブログを開設して以来、65回にわたってスイスやフランスのアルプスで撮った写真をアップしてまいりましたが、アルプスの旅、今回が終着駅です。
もう何年も前のことです。
10月の初め、パリ経由でスイスのチューリヒに降り立ちました。
そこから「スイス・パス」という15日間有効の鉄道パスを使ってスイス国内をあちこち移動し、パスが切れる最終日にジュネーブへ到着。そこからはバスでフランス領へ入り、再びジュネーブへ戻りました。
途中、パリで1週間ほどブラブラして(^^ゞ、日本へは10月の末に帰ってきました。
アルプス旅行の出発点、チューリヒ中央駅前です。アルプスの旅はここから始まりました。
スイス国鉄の電車に揺られ、「ハイジ」の作者ヨハンナ・シュピリの故郷(「ハイジ」の舞台でもあります)マイエンフェルトを通って、スイス南東部のサンモリッツへ向かいました。
サンモリッツからさらに南へ向かう列車に乗ります。ベルニナ・アルプスの山中を走る路線を「ベルニナ急行(Bernina Express)」が走っています。
これは、ピッツ・パリュという山。スイスへ来て、初めて目の当たりにした4000m級の山です。
いったんサンモリッツへ戻ります。
そこからは、アルプス旅行の目的の一つである「氷河急行 (Glacier Express)」へ乗りこみ、西へ向かいました。
「世界で一番遅いエクスプレス」がキャッチフレーズの列車で、アルプスの山の中をのんびりと走ります。
約8時間かけて、終点のツェルマットへ到着です。
ツェルマットは、アルプスで一番見たかった山・マッターホルンのふもとにあります。
近郊の展望ポイントから見るマッターホルン(4,478m)は、まさにド迫力!
私はここから眺めるマッターホルンの姿が一番好きでした。
ツェルマットに1週間ほど滞在し、日帰りでザース・フェーへエクスカーションに出かけたりした後、今度は北上します。
首都ベルンを経て、ベルナーオーバーラントと呼ばれる山岳地帯へ入っていきました。
有名な「アイガー」です。
鋭い刃先を空へ向けているような姿にただただ魅了されました。
山上の湖、バッハアルプゼーの風景には、本当に感動しました...
「ナポリを見て死ね」と言いますが、ベルニナ的には、ナポリではなく、ここです(笑)
「山が燃えている」とはこのことなのか...と、しばし気分はハイジ♪
グリンデルヴァルトを拠点にして、アイガー、メンヒ、ユングフラウ、ヴェッターホルンなど4000m級の山が連なる絶景を満喫できました。
そして、レマン湖畔を通って国境の町ジュネーブへ。
ここからはバスで国境を越え、フランスのシャモニーへ向かいました。モンブランのふもとの町です。
エギーユ・デュ・ミディから眺める風景は、まさに絶景でした。
その反面、間近に見るモンブランは意外と?優しい表情でした。
そして、再びジュネーブへ戻り、アルプスの旅は終了です。
パリへ向かうTGVの中に、おとなしいワンコがいました(^^)
飼い主(女性)が売店へ行っている間、こんなふうに椅子を占領していました。
(この後、ご主人様が戻ってきて、えらく怒られてました...笑)
「復活記念」の時にも書きましたが、そもそもこのブログを始めようと思ったのも、長い間眠っていたアルプスの写真たちに何とか日の目を見させてあげたい!というのがきっかけでした。
このブログのタイトル“God Speed”とは旅立つ人へ贈る言葉で、「良い旅を」、「道中、安全で」、「幸運を!」、「成功を祈る」といった意味です。
アルプス旅行を意識して、これに決めました(^^)
コンパクトカメラで撮ったどうでもいいスナップ写真から「渾身の一枚」まで(笑)、アップした写真の合計点数は150枚を超えました。
写真たちも、皆さんに見ていただいて、とっても喜んでくれているはずだと思います(^^)
長い間、ご覧いただき、また、ご感想なども数多く寄せて頂きまして、本当に感謝しております。
心より、お礼申し上げますm(_ _)m
あ。ブログをやめるわけではないですよ~(^^;
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Comment
一応、ファーストクラスのくせに...
新型の車両はずいぶん居住性が良くなったみたいですね。
でも、乗り心地で言えば、広さも含め、日本の新幹線が一番良いです(^^)
わたしはブリュッセルからパリまで乗ったことがありますが
色はエンジ色で先頭の格好はユーロスターみたいでしたよ。
1等車は2-1の配列でゆったりしてました。
走る区間によって内装とか違うんでしょうかね。
山のほうへ行く列車に乗ってみたいなぁ。
ご覧いただいてありがとうございます。
去年の12月から11カ月かけて、すこしずつアルプスの写真をアップしてきました。
今度、それらの写真を、オンラインアルバムのようなところへまとめてアップしようかな、なんて考えています。
説明はともかく、写真だけでもまとめて(連続して)見られるようにするつもりです。
これからも、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
なんか、PCの調子がおかしいのか何か、一旦UPしたコメントが載ってないんです…。で、もう一度。
ベルニナさんの写真の素晴らしさは、今更言うまでもないのですが、今日の記事はベルニナさんの思いが溢れてくるようですね。文章の最後に「え?お別れ??」ってちょっとドキッとしましたが(笑)。
どれだけベルニナさんがこの光景に心を動かされたかが凄く伝わってきますよ!
今の私には海外旅行はまだまだ夢のお話ですが、ベルニナさんの言葉通りこの光景を自分の目で見るまでは絶対死ねませんね。
素晴らしいです。ベルニナさんの写真の素晴らしさは今更言うまでもないのですが、この光景たちへの愛しさが溢れてる文章でしたね。どれだけ感動して心が輝いたのかが本当にダイレクトに伝わってきます。
でも、「え?お別れなの?」って一瞬ドキッとしてしまいましたが(笑)
今の私には海外旅行はまだまだ夢の話ですが、ぜひそれこそ死ぬまでには絶対この目で見たい光景ですね。
ベルニナさんのお言葉どおり、ここを見るまでは死ねません。
そう、オレンジのTGV。ファーストクラスに乗ったのに、とっても狭かったです(^^;)
この時は、ジュネーブからパリ・リヨン駅まで乗りました。(日本の新幹線で言えば、東京-新神戸って感じでしょうか?)
ヨーロッパの鉄道では、やっぱりスイスの氷河急行が一番楽しかったです(^^♪
いつもありがとうございます。
アルプスの風景、楽しんでいただけましたか?(^^)
これからもいろいろな写真を掲載予定ですので、また見に来てくださいね~♪
ご覧いただいてありがとうございます。
今回で合計66回続いたシリーズとなりました。
最初は、一回につき一枚をアップしようなんて考えていたのですが、続けているうちに、一緒にこの写真も見て欲しいなぁとか思うようになりました。
それでも、一通りアップするのに、11カ月かかったことになります。
アルプスの写真はもう無いのですが、これからも見に来てくださいねぇ~(^^)/
いつもありがとうございます。
アルプスの写真を載せたくて始めたブログですが、フィナーレ(ネタ切れとも言う)を迎えてしまいました。
これからは、ますます偏った写真ばかりのブログになるような気もしますが(笑)、どうぞ末永くお付き合い下さいませm(_ _)m
アルプスの写真をちょっとまとめようかなぁって思ってます。
写真だけをご覧になりたい方には、長々と書いた説明文は鬱陶しいだけなので、ニコンなどのオンラインアルバムにまとめてアップしようかなぁなんて思っています。
その折りにはまたお知らせしますね♪
大丈夫ですよ。閉鎖するつもりは全然ありません(^^)
ただ、アルプスという目玉企画(笑)は終了してしまいましたが...(^^;)
>マッキンリー
アメリカから日本へ向かう飛行機の中から一度だけ見たことがあります。
「窓から合衆国最高峰のマッキンリーが見えています」ってアナウンスがありました。
なんてデカイ山なんだ!!って思ったことを今でも覚えています。
アラスカはベルニナの「行きたいとこリスト」に載ってる場所なんですよねぇ~♪
うらやましいなぁ~(^^)
スイスに限らず、ヨーロッパではいろんなところでワンちゃんを一緒に列車に連れてくる人を見かけましたよ。
それをとがめる人は全く見かけなかったので、ごく普通のことなんでしょうね~。
機会があったらぜひスイスへお出かけ下さい!!
最後なので、今までのハイライトをいくつか拾って再掲載してみました。
これで当分アルプスの風景は登場しませんが、他の写真もありますので、また見に来てね(^^)/
そうですね、また新たな出会いが待っている、そんな気持ちもありますよね。
アルプスには、必ずまた出かけようと思っています。
(いつになることやら...(^^ゞ)
京花さんは、このブログを始めた最初の頃からご覧いただいている、数少ない訪問者のお一人です。
いつも、遊びに来て頂いて、本当にありがとうございます(^^)/
決して鉄ちゃんではない私も、鉄道の本(特にフランス)の編集をしているので、
列車に激しく反応してしまうようになりました…!!
写真を見ながら、「世界の車窓から」の音楽が
頭の中をずーっと流れていましたよー。
すてきな思い出をありがとうございました!
今回は最終回ということで、過去にアップした写真をいくつかハイライトのように再掲載してみました。
こうしてみると、ずいぶん駆け足でまわったようにも見えますね(^^ゞ
こちらこそ、これからもよろしくです!
フィニッシュかなと思いましたがまだまだブログは続けてください。
細かい点まできっちりとなさっているのはきっと性格だとおもわれます。
写真一枚にも
その人の顔がみえますよね。本当にいい写真をたくさんありがとう。
あの高い4000メートル級の山々の美しさを存分に知らせてくださいました。
私たちはいつの日か~って歌になります♪(゚▽^*)ノ⌒☆
いえ、いつも凄いと思って見てますが・・・*^^*
順を追って書いてくださると、アルプス、私も行った気になりました。
ありがとうございます♪
最終回となると一抹の寂しさは感じますが、とにかくお疲れ様でした。
それにしても、長い滞在だったのですねー。
うらやましい!
1本の映画を見終わったような充実感です。
一つ一つの写真を拝見しながら、ベルニナさんの説明とコメントを思い出していました。
私は今年の3月頃からここにお邪魔させていただいていたと思います。
アイガーサンクションの話をしたのが、つい昨日のことのようです。
今回、ヨーゼフ君には会えませんでしたが、おちゃめなワンコに会えたのでニンマリ♪
また、「メモリー、アルプス」と称して載せてくださいませ。
焦ってしまいました(^_^;)
私も、国は違いますが列車の旅をした思い出があって
ベルニナさんのお写真を拝見していると自分の思い出と
重なって、懐かしい気持ちにさせていただいていました。
数年前に北米最高峰(6194m)のMt.デナリ(マッキンリー)
を見たくて(登って無いです、眺めただけ)アンカレッジから
アラスカ鉄道で片道8時間の旅をしました(^^)
人生観が変わるほど感動したので、ベルニナさんの
お写真に添えてある言葉に共感していました。
これからも、素敵なお写真を楽しみにしています♪
マッターホルンのジグソーパズルはやったことがあります(笑)
外国旅行で一度は行ってみたいです。
ワンちゃん乗っていいの?
Categoryの写真をまだ見てなかったのでゆっくり見させて頂きますね。
どの一枚も大変に美しいお写真で魅入ってしまいました♪
これからもベルニナさんのお写真、楽しみにしております。
サヨナラ。。
終わりなのですが、また新しい出会いに向かって。。
素晴しい画像の数々、ありがとうございました。
とても美しく心に沁みてきます。
どれも素晴らしいお写真で、こんなに沢山、惜しげもなく見せていただけて感謝です。
また是非、訪れて新たなお写真を撮ってくださいね!
ワンちゃんのお写真は最初、熊さんかと思って凄くビックリしました^^;
これからも、よろしくお願いしますね!!
アルプス紀行、最初からご覧いただいたのですか?
本当にありがとうございますm(_ _)m
ブログを始めた頃は、誰も来てくれず、毎日寂しいなぁ~と思いながら写真をアップしておりました(^^;)
なので、最初の頃にアップしたスイスの写真は、あまりたくさんの方々に見られていないのかもしれません。
この旅行、自分にとって初めての長期旅行でしたので(全行程で約4週間でした)、今でも本当に良い想い出になっています。
アルプスは、また必ず行きたいと思ってます(^^)
でる言葉は素晴らしい!!だけです。
こんな素敵な写真眠らせておくのはもったいない!ブログ初めて正解です^^
私がスイスに行きたいのはハイジが大好きで
いつかハイジの山に行ってみたいからなんです^^;
なのでここで見れただけでも嬉しいです♪
どの山もいきり立ってるって感じだけど
どれもきれい。
素敵な旅が出来て羨ましい~
ベルニナさんにとってもアルプスの旅は
宝物になってるのでしょうね。
ご家族の方まで呼んでいただいたなんて、感激です。
どうもありがとうございますm(_ _)m
最終回を記念し、過去にアップした画像のほんの一部を、「想い出プレイバック」(笑)として並べてみました♪
お忙しいとは思いますが、このブログの左側にあるCategoryの中に「アルプス紀行」というところがありますので、そこをクリックして、今までにアップした記事・写真をお時間のある折りにでもご覧いただければとってもうれしいです(^^)
列車の写真もいくつかありますよ~♪
ハイライトシーンのプレイバック、楽しんで頂けましたか?(^^)
「アルプス紀行」では、当時のメモやガイドブックなどを見ながら、写真を撮った時のことを思い出しながら文章を書いていました。
改めて調べていると、当時のことをいろいろ思い出して、とっても楽しかったです。
絶対に、また行くつもりです!!(^^)/
家族を呼んできて みんなでいっしょに拝見させていただいています。
お写真すべてが、綺麗を通り越して澄んでいます・・。
私はスイスに行ったことがないのですが、いつか行ってみたいと思うようになりました。
ベルニナさんのブログで拝見させていただいたこの風景を 自分の目で見てみたいです。
4枚目は車内から撮影されたのでしょうか?
列車と風景がとてもきれいに納まっていますよね。
とても素敵ですね。o(*^^*)o
車両と建物や風景をうまく写せたらいいなといつも思う私です。
(なかなかうまくいかなくて・・・。)
写真はそんな思い出をいつでも引き出せる玉手箱のようです。
ベルニナさんの宝物を今回も短縮版で堪能しましたよ(^^v
どれも、これも、、ああ!素敵♪