★ Hasselblad 503CW/Distagon CFi 50mm F4/RVP 50 櫻花 今そ盛りと 人は云へど
われはさぶしも 君としあらねば 大伴宿禰池主 『萬葉集』 巻第十八
東京では桜(ソメイヨシノ)が咲き終わり、今はもう葉桜の状態です。
もちろん、八重桜などこれからが季節という桜もあります(^^)
開花は早かったものの、その直後から真冬並の寒波(?)がやってきたため、今年は予想外に長い期間桜が楽しめたような気がします♪
今年は幸いなことに満開の桜を東京で撮ることが出来ました♪
今日からそんな写真をお届けします。
★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP 50正確に言うと、今日の写真は千鳥ヶ淵ではなく、田安門を挟んで反対側の堀である「牛ヶ渕」です。
奥に見えている屋根は、日本武道館。
ところで、ベルニナさん愛用のミノルタ製露出計がいきなり故障!というアクシデントのため、今日の写真はすべて「カン」で露出設定して撮影いたしました。
というわけで、なーんのことはない、結局は先週アップしたのと同様、手抜き写真になりましたとさ...
★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP 50牛ヶ渕の向こうは、ふつうの都会の風景です。
千代田区役所や図書館もこのあたりにあります。
★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP 50満開のピークはもう過ぎており、花びらが舞い散る様子がかなりみられました。
それでもまだまだ豪華な風景は続いています。
★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP 50水面に浮かぶのは、桜の花びら。
一面が覆い尽くされるのも、そう時間はかからないような感じでした。
さて、冒頭の歌の大意は...
桜花が今盛りだと人は言うけれど、私は淋しい、あなたと一緒にいないから。
この歌を詠んだ大伴宿禰池主(おおともの すくね いけぬし)とは、奈良時代、越前国(今の福井県から石川県にかけてのあたり)の副官に相当する役職にあった人です。
「大伴」とあるので、万葉歌人として名高い大伴旅人(たびと)・家持(やかもち)父子と同じ一族ではないかと思われるのですが、生没年も含め当人の系譜は全く伝わっておりません。
(冒頭の歌は読み下し文・大意ともに、岩波書店 『日本古典文学大系』 に拠りました)
P.S.
露出計の故障ですが、単なる電池切れだと判明いたしました
設計・製造した旧ミノルタの皆さん、疑ってごめんなさい...m(_ _)m