God Speed ! ～ 風、しましょ！

旧古河庭園の日本庭園は、中心に大きな「心字池」が配置され、その周囲に灯籠はもとより、渓谷、大滝、枯滝（枯山水）、梅林、見晴台など変化に富んだ庭になっています。

名庭師と称された小川治兵衛の傑作の一つに数えられるのでしょうね。



★ Nikon F3/Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SL/RVP 100

いろんな色が混じり合い、そこへ日が差すと、キラキラと輝き出します。

こんな光景を目にすると、「ああ、日本に住んでて良かった！」なんて思います（＾＾）



★ Nikon F3/Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SL/RVP 100

それにしても、モミジの葉っぱって本当にきれいな形をしていますね。

小さい頃は、まるで手裏剣みたいだー！と思っておりました（＾＾ゞ



★ Nikon F3/Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SL/RVP 100

真っ赤な世界ばかりではなく、ちゃんとイチョウの黄色もあります。



★ Nikon F3/Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SL/RVP 100


昨日、最寄りの駅はJR中里駅（京浜東北線）と書きましたが、地下鉄南北線の西ヶ原駅がもっと近いようです。
ただ、JR駒込駅からものんびり歩いて10分ちょっとですので、お散歩がてら、六義園（駒込駅の南側）と併せて出かけられてもいいかもしれません。

東京都のHPによれば、六義園の紅葉が本日見頃を迎えた、ということです。
紅葉のライトアップも12/7まで行われていますよ！（＾＾）

昨日までご紹介した六義園は、JR駒込駅の南側にありますが、こちら旧古河（ふるかわ）庭園はその反対、北へ向かって歩いて10分ほどのところにあります。
（最寄り駅は、上中里駅あたりかと）

その名の通り、戦前は旧・古河財閥が所有していた庭園です。


★ Hasselblad 503CW/Distagon CFi 50mm F4/RVP 100

大正6年に建てられた洋館です。

手前に広がる西洋庭園とともに、ジョサイア・コンドルの設計です。コンドルと言えば、そう、やはり東京の上野池之端にある「旧岩崎邸」の洋館を設計したのと同じ人です。

西洋庭園のバラ園は結構有名でして、春や秋にはたくさんの人たちで賑わいます。
あと、ツツジもきれいなんですよ（＾＾）

旧岩崎邸は木造建築でしたが、こちらは石造り、屋根は天然スレート葺きです。
なお、庭園を管理しているのは東京都なので、いつでも公開されていますが、この洋館は別の財団が管理しております。そのため、中へはいるには事前に申し込む必要があります。


★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP 100

六義園には遠く及びませんが、この庭園もなかなかの広さです。
作庭した小川治兵衛は明治から大正にかけて活躍した京都の庭師で、通称「植治」と呼ばれていたそうです。

小川治兵衛の名前は知らなくても、例えば、京都の平安神宮にある神苑や円山公園の庭園を散策されたことのある方は多いのではないでしょうか。
それらも、小川治兵衛の作庭によるものです。


★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP 100

洋館とは反対側にある日本庭園の入り口。
「兜門」というのだそうです。

このあたりは、ほとんど紅葉はしていませんね（＾＾；


★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP 100

このように石灯籠がところどころに置かれており、庭のちょっとしたアクセントになっています。
モミジとの相性もなかなかのようですね（＾＾）

明日も旧古河庭園の紅葉が続きます！

昨日、すっかり書き忘れたのですが、一連の六義園の写真は、すべて昨年の秋に撮ったものです。

今年はようやく色づいてきたようでして、明日から晴天が続くそうなので、この週末には一気に盛りを迎えるのではないかと期待しています（＾＾）


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

六義園は今日まで東京に残った数少ない大名屋敷の庭園ですが、現在は東京都が管理する公園として公開されています。

Yahoo！の紅葉情報にも載っていますので、色づき具合などをチェックされるといいと思います。


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

園内の築山にある東屋の一つです。

もう少し、屋根にモミジの葉っぱが散っていてくれると良かったのですが（＾＾ゞ



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

赤に緑が混じっても、また違ったきれいさがありますね（＾＾）

（この葉っぱは紅葉しないのかな．．．）


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

水面に映る紅葉というのも、悪くないですね（＾＾）

さて、箱根以来、しっとり系？の紅葉の写真をアップしてきましたが（要するに、曇天の写真です（＾＾ゞ）、明日からはガラリと変えまして、キラキラ鮮やか系の紅葉をアップしてみたいと思います♪
また見に来てくださいね～（＾＾）/

江戸時代、柳沢吉保が自邸に築いた広大な庭園、六義園（りくぎえん）です。

柳沢吉保は、元禄時代、五代将軍・綱吉に重用され絶大な権勢を誇った人で、綱吉がまだ館林藩主だった若殿時代からそばに仕え、綱吉が第五代将軍として江戸城へ入った後もどんどん出世し、ついに大老にまで上り詰めました。

こういう人は時代劇ではたいてい悪いヤツにしたてられることになっておりまして、古い映画を見ると、やっぱりもの凄く悪いヤツとして登場しています（笑）


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

その柳沢吉保が将軍・綱吉から賜った地に下（しも）屋敷を造営し、そしてこの広大な庭園を築きました。「六義園」という名前は中国の古典『詩経』から取ったそうです。

中央に大きな池をおき、周囲には築山なども設けた回遊式の日本庭園です。



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

京都の桂離宮庭園をモデルにしたとも伝えられ、悪いヤツが作ったにしては、なかなか見事な庭ですよ（＾＾）



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

六義園は、春には巨大な枝垂れ桜や、園内に咲き乱れるサツキも有名ですが、やはり、紅葉の時期が何と言っても一番です。



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

この時期、ライトアップもされていますよ。
（もう終わったかも．．．（＾＾；）

明日も六義園の紅葉です！

この写真を見て（今頃）気付きましたが、店内に立っている傘のようなもの、これは先日アップした箱根ガラスの森の写真にもあった暖房器具ですね。

ちょっと発見した気分です（＾＾ゞ


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

イチョウの木の根元を緑の葉っぱが覆っていますが、黄色い落ち葉がどんどん浸食しているようです。

緑と黄色のせめぎ合い、といった光景ですね。



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

見上げてみました。

樹齢約100年の木が並びます。今はこうして空から木漏れ日が入ってきますが、今から100年後はどうなっているんでしょう。



★ CONTAX G1/Planar 45mm F2/ FORTIA SP

陰になり、日当たりがあまり良くないところでは、まだ緑っぽさが残っています。

ここは東京の真ん中あたりにある明治神宮の外苑で、広々とした公園になっています。
国立競技場を始め、神宮球場や、秩父宮ラグビー場などスポーツ施設がありますが、その一角に「絵画館」と呼ばれる国会議事堂を小ぶりにして丸いドームを屋根に載せたような？建物があります。そこの前庭から一直線に延びる通りが、このようなイチョウ並木になっています。



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

暖かい日なら、こんなところで静かに読書というのもいいかもしれませんね。
ただ、交通量（人も車も）は決して少なくないので、あんまり落ち着かないかもしれません（＾＾；

ここ（青山通り側）へ行くには、地下鉄（東京メトロ）銀座線の「外苑前駅」か「青山一丁目駅」が最寄りの駅になります。（そのちょうど中間にあります）
青山通りから、絵画館を正面に見て、その両側が黄色いイチョウ並木になっている風景を撮っている人をよく見かけますよ（＾＾）

東京の秋を代表する風景として親しまれている神宮外苑のイチョウ並木です。
青山通りから絵画館前の広場へ通じる約300ｍの並木道は、この時期、黄色いトンネルとなります。

今日の写真は、昨年の12月初旬、イチョウの葉っぱもかなり散りだした頃に撮ったものです。



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

現地に設置してある説明パネルによれば、この並木道は大正12年に作られたそうで、いずれの木も、すでに樹齢100年近いものばかりだそうです。

青山通り側の木が高く、奥の絵画館側の木は低いものが選ばれています。そう、遠近法を強調する配置となっているんですね。
（知らなかった．．．（＾＾ゞ）



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

ところどころにこうしてベンチが設置されており、ここで休んでいる人、世間話をしている人たちなどよく見かけます。


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

イチョウが黄色く色づくと、紅葉シーズンもいよいよ終わりに近づいていると言われます。

冬がもうそこまで来ているんだよと、教えてくれているんでしょうね。



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

黄色いトンネルには、時折木漏れ日が差し込みます。
この日も小春日和の穏やかな一日でした。

明日も続きます（＾＾）

今日も日光の紅葉です。

この写真を撮った時期は、もっと山奥のエリア（華厳の滝～奥日光）がそろそろ紅葉の終わり頃を迎えていました。「いろは坂」は車が数珠繋ぎ状態です（＾＾；
そこで、そちらはあきらめて、比較的空いている日光市内の東照宮エリアを散策してきました。

左甚五郎の「眠り猫」が有名な日光東照宮ですが、参道にいたネコもやっぱり眠たそうです。


★ Nikon F3/Ai Micro Nikkor 105mm F2.8S/RVP

こちらは輪王寺。

この辺一帯はもともと輪王寺の境内でして、そこに二荒山神社を祀り（輪王寺の開山僧が社を建てたと伝えられます）、さらに江戸時代初期、三代将軍・家光がやはり輪王寺の境内の一角に豪華絢爛な東照宮を建て、「神」となった祖父・家康の墓所を築きました。

現在のような「二社一寺」と明確に分けられたのは明治時代に入ってからの「神仏分離令」によるものです。それまでの日本は、お寺の中にその守り神の社が存在するという、神仏習合の状態が長い歴史の中でごく当たり前になっていました。



★ Nikon F3/Ai Nikkor 50mm F1.4S/RVP

日光東照宮の国宝「陽明門」です。

一つ一つの装飾を眺めていると日が暮れてしまう．．．ということで、別名「日暮らし門」。
このご家族もそのクチかもしれませんね（笑）

東照宮は日本の建築史上、装飾偏重建築の最たるもので、「薬師寺」の項でたびたび登場していただいた西岡常一棟梁は

　「あんなんは建築やあらしまへん。工芸品です」

と、バッサリと斬り捨てています（＾＾；


★ Nikon F3/Ai Nikkor 50mm F1.4S/RVP

とは言うものの、やはり工芸品としては天下一品（＾＾）

獅子の表情も、つい見入ってしまいます。

日光東照宮、日光二荒山神社と共に世界遺産に登録されている輪王寺（りんのうじ）です。

正式には「日光山 輪王寺」といい、境内に徳川家康を祀った東照宮が建てられ、さらにそれを建てた三代将軍・家光の巨大な霊廟が建てられてからは、徳川幕府から保護されたいそう繁栄したそうです。「輪王寺」という名前を時の後水尾天皇から下賜されたのもその頃のことです。

ちなみに日光の紅葉シーズンはとっくに終わっておりまして、やや季節はずれではありますが、どうかご勘弁くださいませ（＾＾ゞ


★ Nikon F3/Ai Nikkor 50mm F1.4S/RVP

この日は曇り空で、時折日が差したり、そうかと思うと雨がぱらついたりと、ネコの目のような天気の日でした。

ただ、古寺の紅葉は、こんなやわらかめの日差しの方ががなんとなく合うかなぁ～なんて思います。



★ Nikon F3/Ai Nikkor 50mm F1.4S/RVP

苔むした石垣に、モミジの葉っぱが散らばっています。

「輪王寺」と名づけた後水尾天皇の皇子が法親王としてここへ入り、以来、輪王寺は門跡寺院となりました。代々、徳川家の菩提寺である上野寛永寺や比叡山も管轄し、絶大な権力を誇ったそうです。

後に赤穂浪士の吉良邸討ち入りがあった時、その処断に頭を悩ませた時の将軍・綱吉も輪王寺の法親王に頭を下げ教えを請うたと伝えられます。


★ Nikon F3/Ai Nikkor 50mm F1.4S/RVP

境内の木にはおみくじが結びつけられているものもありました。
こういう光景を見ると、お寺なんだなぁ～と感じますね（＾＾）

明日も日光の紅葉の写真です♪

東京で暮らすようになって、いろいろとカルチャーショック（笑）のようなものがありましたが、この「路地裏」というのもその一つでした。

私の故郷・北海道ではこのような通路？というもの、まずありません。冬になると、確実に雪に閉ざされて通れなくなり、まったく役に立ちませんので（＾＾；


★ Leica M2/Summaron 35mm F3.5/NEOPAN

このお宅も古そうですね（＾＾）

こういう木造の住宅は、年月と共に、味のようなものが出てくるような気がします。


★ Leica M2/Summaron 35mm F3.5/NEOPAN

ネコちゃんがいました。

どうやら、怪しいヤツだと思われているようですね．．．（＾＾；



★ Leica M2/Summaron 35mm F3.5/NEOPAN

この奥が下宿屋です。

本郷には東大がありますので、帝国大学の時代からたくさんの下宿屋があったようですが、この頃もまだ何軒か残っていました。

今はどうなのかなぁ．．．

薬師寺を訪れ、中門をくぐると、真っ正面に鮮やかな色彩で再建された金堂がでーん！と建っています。

右手をみると、1300年間、そこへ立ち続けていた東塔。
左手には、金堂の次に再興された、これまた鮮やかな西塔。

それらのちょうど真ん中あたりに、大きな燈籠が立っています。


★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP

これは、昭和の初期に作り直されたもので、さほど古くはありません。
とはいえ、かれこれ50年以上にはなるんでしょうね（＾＾；

「金堂に向かって石畳がありますが、その真ん中に灯籠が立ってます。この位置は、東塔・西塔、金堂を横にすると、それぞれの天辺がここで重なり合うんです。塔や金堂の高さは、そういうふうに作られているんです」

（小学館　西岡常一著　『木に学べ』　より）


★ Panasonic LUMIX DMC-F1

夕暮れ時。
手前が東塔、奥が西塔です。

夕焼けがもうすこしきれいだったら、結構ドラマチックな写真になったのになぁ．．．（＾＾；

「箱根ガラスの森」、ボツ写真シリーズ第二夜です（＾＾ゞ

相変わらず、薄暗い写真が並びます．．．


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/FORTIA SP

奥にある家の煙突にご注目ください。

サンタさんが、煙突によじ登っているのが分かるでしょうか（＾＾；


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/FORTIA SP

ガラスのシャワーです。

遠くから見ると、まるで高く吹き上げられた噴水のように見えます。


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/FORTIA SP

せっかくの紅葉なんですが、どんよりした天気でイマイチパッとしません(T_T)

ガラスの木とのコントラストを写したかったんですけどねぇ～．．．


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/FORTIA SP

園内には、フワフワのススキもありました。

今日の写真の中では、これが一番マトモかも．．．（苦笑）

先日、箱根の紅葉の写真をアップいたしましたら、意外にも（笑）そのロケーションである「箱根ガラスの森」に興味を持たれた方が多かったようなので、今日明日と二日間、そこで撮った紅葉以外の写真をアップしようと思います。

ただ、先日もお話ししましたとおり、天気がイマイチで、ちょっと薄暗い写真ばかりなんです。
でもこれしかないので、カンベンしてね（＾＾ゞ


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/FORTIA SP

池のまわりに「ガラスの木」が植えられています。

ベンチの左脇に照明があるのがわかるでしょうか。昼間でもこうしてライトを当てています。


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/FORTIA SP

枝垂れ桜をイメージしているんでしょうか。

晴れていたらなぁ～と、つくづく思います．．．(T_T)


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/FORTIA SP

この日に持っていたカメラでは、ここまでのアップが限度でした。

マクロレンズで、思い切りアップで撮ってみても面白いかもしれませんね。


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/FORTIA SP

正直言って、撮ってる当人は、あんまりガラスの木には感心が無く、ガラスに背を向けてこんな写真を撮っている方が長かったです（＾＾ゞ

明日も続きます♪

琵琶湖畔・近江八幡の「八幡堀」から続けてきたこのシリーズ、あんまりのんびりとやっていたので、いつしか実際の季節がこの写真に追いついてきました（＾＾ゞ

冬の木立は葉っぱがきれいになくなるので、寂しいのですが、その一方で、こうして枝の造形（のようなもの）がよく見える時期でもあります。

広角レンズを使って撮っていますので、枝振りが見た目よりもかなりオーバーに写っています（＾＾；


★ Hasselblad 503CW/Distagon CFi 50mm F4/RDP III

水郷にかかる橋の欄干。

丸い影が、どんどん伸びてくる時間帯です。

忘れた頃にアップしてきた近江八幡・西の湖周辺のシリーズですが、今回でひとまず終了ですm(_ _)m

なかなか見事なレリーフですね（＾＾）

木造建築であることを活かしてか、室内にある柱にもこのような装飾がされています。


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/RDP III

以前も書いたことがありますが、このお屋敷、丸い照明が本当に多いです。

ただ、この写真も（またしても）ずいぶんと暗すぎましたね（＾＾ゞ


★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP 100

階段の装飾もきれいです。
この手すり、現物はもっと良い色合いになっていますよ（＾＾）

階段を上がると、二階の廊下がバルコニーのようになっていました。


★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP 100

最後はやはりまん丸の照明。

天井の装飾も、パターンのようでもあり、何かの文様のようでもあり、といった趣です。

東京・上野公園からほど近いところにある「旧岩崎邸庭園」は、東京都が管理しておりまして、月曜が休園日です。
特に予約も必要なく、いつでも入れますので、近くまでお出かけの際はぜひ（＾＾）

「ポーラ」とはもちろんあのポーラ化粧品のことで、グループのオーナーが収集した膨大な美術品のコレクションが常設展示されています。

パッと見た感じでは、近代の洋画が多い印象でした。
日本人画家のものもたくさく所蔵しているようでして、他にも、陶器などもたくさんあり、焼き物好きにもとても楽しめる内容です（＾＾）



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

さっきのカフェテリア、もっと高いところから俯瞰すると、こんな感じです。
真ん中のフロアがカフェテリアです。（わかりますか？）

建物の周囲が紅葉に囲まれているのが見えると思います。


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

天井を見上げてみました。

いかにも今風の建築という感じですが、空間作りをずいぶん苦心した感じもします。

建築家で東工大助教授の安田幸一氏と日建設計の共同設計ということになっていますので、恐らく、基本設計が安田センセイ、詳細な実施設計を日建設計が受け持つというような形なのかもしれません。

この建物、2004年の日本建築学会賞を受賞しています。


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

ホールの片隅に、こんな感じで彫刻が展示されていました。
奥にあるエスカレーターに乗ると、そこは３フロアほどをぶち抜いた広い吹き抜けになっています。

今日はあんまり紅葉が登場しなくてどうもスミマセン（＾＾ゞ

東京・新宿から小田急のロマンスカーに乗り、約１時間半で箱根湯本です。

毎年お正月にやっている「箱根駅伝」では、このあたりから本格的な山登りルートになります。



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

箱根の山から流れる早川。
その川沿いに温泉旅館がならんでいます。
ちょうど紅葉が見頃を迎えていました。（やや終わりかけか．．．(^^ゞ）




★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

晴れてはいますが、さすがに山の中で、朝の空気は本当に冷たかったです（＾＾；

（日陰では寒さで震えてました．．．）


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

ちょっと温泉街っぽいでしょ？（笑）



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

早川にかかる橋です。

いい感じに葉っぱが落ちていた．．．と言いたいところですが、これ、１枚目の写真に写っているのと同じモミジの葉っぱです（＾＾ゞ

「ガラスの森」が気になるというコメントをたくさんいただきましたので、ガラスの写真でも思ったのですが、天気が悪かったのと、そもそも「ガラスの木」にはそれほど「撮るぞー！」という気にならなかったので（笑）、あんまり良い写真がないです（＾＾ゞ



★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

ガラスの森はこんなところです。

奥に見える噴水？のようにたくさん垂れ下がっているのも、ガラスのオブジェです。
左側にはやはりガラスの木。見えにくくてごめんなさいm(_ _)m

街灯のように見えるのは、実は暖房器具です。奥の建物はレストラン。ギターを持ったイタリア人？のおじさんがライブ演奏してました（＾＾）


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

数少ない、アップ気味のガラスの木の写真です。

日が差すと、ガラスの葉っぱ（＝ガラスのブローチのようなものがたくさん木からぶら下がっています）が、キラキラとなかなかきれいでした。
（そんな写真、撮らなかったけど．．．（＾＾ゞ）


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/FORTIA SP

日が差したと思えば、たちまち曇って、今にも雪が降りそうな感じになります。

これから箱根の山にお出かけ予定の方、しっかりと暖かい服装で。
ね（＾＾）

とある秋の一日、箱根へ行ってきました。

朝、箱根湯本周辺を散策している頃は、とても天気が良かったのですが、その後山の中へ入るに連れ、時間と共に雲が多くなってきてしまいました。

さすがに山の天気は変わりやすいですね．．．


★ CONTAX G1/Biogon 21mm F2.8/ FORTIA SP

「ガラスの森」は、文字通りガラスの森なんですが（笑）、渓谷では紅葉がちょうど真っ盛りでした。

天気が悪い分、晴れた時よりもややしっとりとした感じに撮れたかもしれないなーと思います。


★ Rolleiflex 2.8F/Planar 80mm F2.8/FORTIA SP

はい。ガラスの木です（＾＾）

こんなふうに、木々には「ガラスの葉っぱ」がたくさんついています。
ベネチアン・グラスの工芸品を展示する美術館もありますよ。

箱根の紅葉の写真、ちょっと続く予定です（＾＾）

こんなに大きな木造建築はなかなかないだろうとも思いますが、上には上があるもので、日本の（というか世界の）巨大木造建築として知られる京都・東本願寺の御影堂は幅71ｍ、奈良・東大寺の大仏殿は57ｍあります。（他にも大きな建物はあるかも．．．）

それらには負けるにしても（笑）、十分に巨大な建築物です。もちろん、薬師寺伽藍の中では最大の建物です。
（正確には、大講堂は純粋な木造建築とは言えないようです。）


★ Panasonic LUMIX DMC-F1

この写真は、大講堂が完成した年の秋に撮ったものです。出来たてで、きれいでしょ？（＾＾）

大講堂は文字通り講義を行うところで、奈良時代にはたくさんの修行僧がここで勉学に励んでいたようです。
薬師寺の大講堂は戦国時代に金堂や西塔と共に焼失し、しばらく再建されることがありませんでした。江戸末期に小ぶりな講堂が建てられましたが、豊臣秀吉によって建てられた仮の金堂と同様、貧弱なものでした。

私も高校の修学旅行で薬師寺を訪れた時に、その講堂を見ています。（よく覚えていないけど、当時の写真に写ってました（＾＾ゞ）



★ Panasonic LUMIX DMC-F1

金堂や東西の塔と同様に薬師寺独特の「裳階（もこし）」が付けられており、軒が二重に並ぶ美しい姿に再建されました。
巨大と言うよりは、雄大さを感じる建築ですね。もちろん基本設計は西岡常一棟梁です。

大講堂に祀られている「弥勒三尊像」は、その出自など謎が多い仏像として知られています。

昨年12月にこのブログを開設して以来、65回にわたってスイスやフランスのアルプスで撮った写真をアップしてまいりましたが、アルプスの旅、今回が終着駅です。


もう何年も前のことです。
10月の初め、パリ経由でスイスのチューリヒに降り立ちました。

そこから「スイス・パス」という15日間有効の鉄道パスを使ってスイス国内をあちこち移動し、パスが切れる最終日にジュネーブへ到着。そこからはバスでフランス領へ入り、再びジュネーブへ戻りました。
途中、パリで１週間ほどブラブラして（＾＾ゞ、日本へは10月の末に帰ってきました。



アルプス旅行の出発点、チューリヒ中央駅前です。アルプスの旅はここから始まりました。

スイス国鉄の電車に揺られ、「ハイジ」の作者ヨハンナ・シュピリの故郷（「ハイジ」の舞台でもあります）マイエンフェルトを通って、スイス南東部のサンモリッツへ向かいました。



サンモリッツからさらに南へ向かう列車に乗ります。ベルニナ・アルプスの山中を走る路線を「ベルニナ急行（Bernina Express）」が走っています。

これは、ピッツ・パリュという山。スイスへ来て、初めて目の当たりにした4000ｍ級の山です。



いったんサンモリッツへ戻ります。

そこからは、アルプス旅行の目的の一つである「氷河急行 (Glacier Express)」へ乗りこみ、西へ向かいました。



「世界で一番遅いエクスプレス」がキャッチフレーズの列車で、アルプスの山の中をのんびりと走ります。

約８時間かけて、終点のツェルマットへ到着です。



ツェルマットは、アルプスで一番見たかった山・マッターホルンのふもとにあります。

近郊の展望ポイントから見るマッターホルン（4,478m）は、まさにド迫力！
私はここから眺めるマッターホルンの姿が一番好きでした。




ツェルマットに１週間ほど滞在し、日帰りでザース・フェーへエクスカーションに出かけたりした後、今度は北上します。

首都ベルンを経て、ベルナーオーバーラントと呼ばれる山岳地帯へ入っていきました。



有名な「アイガー」です。

鋭い刃先を空へ向けているような姿にただただ魅了されました。



山上の湖、バッハアルプゼーの風景には、本当に感動しました．．．

「ナポリを見て死ね」と言いますが、ベルニナ的には、ナポリではなく、ここです（笑）



「山が燃えている」とはこのことなのか．．．と、しばし気分はハイジ♪



グリンデルヴァルトを拠点にして、アイガー、メンヒ、ユングフラウ、ヴェッターホルンなど4000ｍ級の山が連なる絶景を満喫できました。




そして、レマン湖畔を通って国境の町ジュネーブへ。

ここからはバスで国境を越え、フランスのシャモニーへ向かいました。モンブランのふもとの町です。




エギーユ・デュ・ミディから眺める風景は、まさに絶景でした。
その反面、間近に見るモンブランは意外と？優しい表情でした。

そして、再びジュネーブへ戻り、アルプスの旅は終了です。





パリへ向かうTGVの中に、おとなしいワンコがいました（＾＾）

飼い主（女性）が売店へ行っている間、こんなふうに椅子を占領していました。
（この後、ご主人様が戻ってきて、えらく怒られてました．．．笑）


「復活記念」の時にも書きましたが、そもそもこのブログを始めようと思ったのも、長い間眠っていたアルプスの写真たちに何とか日の目を見させてあげたい！というのがきっかけでした。

このブログのタイトル“God Speed”とは旅立つ人へ贈る言葉で、「良い旅を」、「道中、安全で」、「幸運を！」、「成功を祈る」といった意味です。
アルプス旅行を意識して、これに決めました（＾＾）

コンパクトカメラで撮ったどうでもいいスナップ写真から「渾身の一枚」まで（笑）、アップした写真の合計点数は150枚を超えました。

写真たちも、皆さんに見ていただいて、とっても喜んでくれているはずだと思います（＾＾）

長い間、ご覧いただき、また、ご感想なども数多く寄せて頂きまして、本当に感謝しております。
心より、お礼申し上げますm(_ _)m

あ。ブログをやめるわけではないですよ～（＾＾；

川の向こうにそびえている雪山がモンブランです。
ここからは、山麓の部分しか見えません（＾＾ゞ

フランス・アルプスの一大拠点であり、フランスを代表するアルペン・リゾートでもあるシャモニー。
正式には、シャモニー・モンブランと言います。

冬と夏が一番賑わう季節ですが、私がここを訪れたのは10月。
一番のヒマな季節で（笑）、街中のお店やホテルのほとんどが閉店していました。
まるでゴーストタウンです（＾＾；



★ Olympus AF-1/Zuiko 35mm F2.8/REALA

それでも営業しているお店もちらほらとあり、観光客らしき人々も時々見かけます（＾＾）
あとは、恐らくスイスのジュネーブあたりから日帰りバスツアーでやってくる団体客の皆さん。
あっという間にレストランが一杯になってしまいます（笑）

本来ならば、ここを拠点にして、モンブラン山系のあちこちを登山電車などでめぐり、ちょっとしたハイキングも楽しみたかったのですが、私がほんの短期間しかいられませんでした(T_T)
次回こそは、ぜひ、ゆっくりして来たいと思います。

さて、長らくお付き合い頂きました「アルプス紀行」も、そろそろネタ切れです（＾＾ゞ

次回が、いよいよ、最終回となります m(_ _)m

この時期、富士山は頭に雪を被ったり、溶けたりと繰り返し、だんだん冬モードに入っていきます。

今朝はずいぶん冷え込んだようで、関東平野から眺める富士山も真っ白に見えましたよ。

今日の写真は11月に撮ったものですが、暖かい日で、富士山に雪はありませんでした。


★ Hasselblad 503CW/Sonnar C 150mm F4/RVP F

こちらは、本栖湖の近くから撮った富士山。

以前は「上九一色（かみくいっしき）村」と呼んだエリアです。（平成の大合併でかつての村名は消えました）

ここは、富士の樹海の外側に広がる一帯なのですが、標高がやや低いために、ご覧の通り、富士山の頂上もデコボコに見えます。

旧岩崎邸は、コンドルが設計した洋館ですが、どうやらここは靴を脱いで入るようになっていたのではないだろうか？って思ってます。
玄関の構造もそんな感じでした。

屋敷の真ん中に大きな廊下（ホール）があり、そこから各部屋へつながっていくという造りになっています。

ずーっと奥へ行くと、そのまま、「和館」に接続しています。
和室が並び、抹茶のサービスが受けられるようなところです。ただ、洋館が思い切り凝った造りになっている割には、（大きな声では言えませんが）、あんまり大したことはありません。

京都・南禅寺の大方丈などを見てきた当ブログといたしましては、岩崎邸の和館、評価はかなり低いです（＾＾；


★ Hasselblad 503CW/Distagon CFi 50mm F4/RVP 100

洋館の一階中央部のホールから階段が「コ」の字になって、階上へ向かっています。

壁の大きな窓がとても印象的でした。



★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP 100

階段の反対側の壁には大きな鏡が掛けられていました。

ちょっと分かりにくいかもしれないのでご説明しますと、この写真は、大きな鏡を下から見上げて撮ったものです。
鏡に、上に取り付けられている照明が写り込んでいます。

例によって、これまたちょっと暗すぎました．．．（＾＾ゞ

今日の写真は、今から15年ほど前に撮った東京・本郷の風景です。

ちょうどバブル景気の頃で、「地上げ」が横行していた時代です。
静かな街だった本郷でも、次々と開発の波が押し寄せてきて、こんな光景があちこちで見られ始めました。

ただ、中途半端に古い街だけに、建て替えの工事は現在でも建てられ続けているようです（＾＾；


★ Leica M2/Summaron 35mm F3.5/NEOPAN

菊坂を下ってくると、ちょっと平になっている小さな交差点があります。
そこから三方へ登り坂が始まる場所でもあり、菊坂はここからさらに春日町へ向かって下っていきます。

「かけはぎ店」なんて、まだ残っているのかな？
（こないだ行った時は、確認し忘れました（＾＾ゞ）


★ Leica M2/Summaron 35mm F3.5/NEOPAN

見るからに古そうな木造のお宅ですね。恐らく、戦前から残る家なのでしょう。

遠くに立つビルはマンションでしょうか。
こんな光景も当たり前なのが本郷です。



★ Leica M2/Summaron 35mm F3.5/NEOPAN

謎の石段（笑）
いったい、どこへ通じているのでしょうね？？

壁が塗り固められているのですが、いろんな方向へ傾いているようです（＾＾；

今ではごく普通に使う「塔」という言葉。この言葉、仏教のふるさと、古代インドの「ストゥーパ」という言葉が語源です。
それが漢字の国・中国に伝わり、「卒塔婆」と漢字が宛てられました。さらに日本へ伝わり、いわゆる「卒塔婆」（そとうば）としては現在でも使われています。「塔婆」とも呼ばれ、お墓に立てられる細長い木の板を指しますね。

いわゆる仏塔としての「ストゥーパ」としては、「塔」と簡略された形で今日に残りました。五重塔の「塔」です。

薬師寺の東西の塔など、お寺にある塔は、そのストゥーパ、つまり仏舎利（ブッダの遺骨）を収めるための建築物で、実際、法隆寺や薬師寺東塔などには、仏舎利が基壇の下に埋められています。


★ Hasselblad 503CW/Planar CFi 50mm F4/RVP F

薬師寺にある東西の三重塔には、「裳階（もこし）」と呼ばれる一種の「付属フロア」とでも言うべき階が備えられていることが一番の特徴です。まるで「六重塔」のように見えますね。
一階（一層）の屋根の下に、さらに「階」が設けられ、太くなり軒もあります。
同様に、二階（二層）の下にも、三階（三層）の下も同様に、裳階が付けられました。

薬師寺伽藍の再建にあたった西岡常一棟梁によれば、これはデザインの優秀さもさることながら、そもそも塔本体の強度を高めるため、ちょうど樽や桶の「たが」のように周囲からガッチリと締め付け固定する役割を果たしているのだそうです。


★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RVP F

法隆寺の五重塔もそうですが、薬師寺の塔は地震で倒壊したことは一度もありません。それは1300年前に既に確立されていた耐震構造をもつ建築技術のおかげです。人間が手で押しても、揺れるそうですよ。
（これについては、そのうち「法隆寺シリーズ」を始める予定でおりますので、その折りにでも詳しく（＾＾ゞ）

そのかわり、風には弱かったようです。屋根が飛ばされたり、傾いたりと。
それを少しでも軽減するように塔は設計されていました。一層は、二層以上の階が重しとなり、二層部分は、最上階が重しとなり、そして最上階は、てっぺんに付いている「相輪」（金属製の尖塔）が上からしっかりと重しをかけている。

ちなみに薬師寺の塔の相輪は重さが３．５トンあるそうです。



★ CONTAX TVS/Vario Sonnar 28-56mm F3.5-6.5/RVP

こちらは東塔です。
構造の優秀性（なんせ、東塔は1300年そこに立ち続けています）、デザインの素晴らしさ、どちらをとっても、薬師寺が建てられた時代というのは、建築技術が最高の完成度に達した時期だったのかもしれませんね。

超ハイテクを駆使して建てられた現代の高層建築が、1000年後もその地に建っているとは、私にはとても思えません（＾＾；

まだまだこんな風景が見られる季節ではありませんが、まぁ、もうすぐということで。
久しぶりに秋冬モードの風景です。

電線が全くなく、遠くの山並みまでずーっと風景が続く眺めです。
水面に映る橋の影を何とかすれば、このまま、時代劇のロケに使えそうな風景ですね（＾＾）

『剣客商売』という池波正太郎原作の時代劇シリーズ（最近の）があるのですが、先日、出演者のインタビューというのを放映していました。
このドラマ（キャストが総じて、どう考えても原作より年をとりすぎているのですが（＾＾；）には、小舟を漕ぐシーンがよく出てくるのですが、そのロケはここ西の湖周辺で行っているそうで、１シーンの撮影に何日もかけることも珍しくない、なんてことを話していました。

（『剣客商売』は、やはり池波センセイご指名の中村又五郎主演のシリーズがワタクシ的にはイメージがぴったりです♪）


★ Hasselblad 503CW/Planar CFE 80mm F2.8/RDP III

近くの農家で上がっていた吹き流し。

水郷が縦横にめぐらされただだっ広いところです、時折近くの山から吹き下ろす風があるようです。

こういう澄み切った青空、冬の関東ではぜんぜん珍しくないのですが、この辺で真冬にここまでスッキリと晴れわたるのはとっても幸運だ！と、この場へ連れて行ってくれた地元の友人が話しておりました（＾＾）

福島県の会津地方、柳津（やないづ）にある圓蔵寺です。

寺の正式名よりも、御本尊の虚空蔵菩薩（こくぞうぼさつ）の方で呼ばれることが多く、「福満虚空蔵尊」、または単に「虚空蔵さん」と親しまれているようです。

無限に広がる宇宙を意味する「虚空」とその尽きることのない恵み・功徳を意味する「蔵」で虚空蔵。知恵や記憶力が御利益として授かるという、それはそれはありがたい菩薩様です（＾＾；

人から聞いた話なのですが（＾＾ゞ、「そらんじる（＝暗記する）」という言葉、この「虚空蔵」が語源だそうですよ。


★ Nikon F3/Ai Nikkor ED 180mm F2.8S/RVP F

創建は平安時代までさかのぼるという、東北でも屈指の名刹です。

燈籠もご覧のように、新しそうなもの、思い切り古そうなもの、それらが組み合わされた？ようなもの、などなど、並んでいます。



★ Nikon F3/Ai Nikkor 50mm F1.4S/RVP F

本堂からは、ゆっくりと流れる只見川が見えます。

弘法大師が海に投げ入れた霊木がここまで流れ着き、その霊木で御本尊の仏像を彫ったと伝えられます。

この川を流れて柳津にたどり着いたのでしょうかね。


★ Nikon F3/Ai Nikkor ED 180mm F2.8S/RVP F

擬宝珠（ぎぼし＝手すりの柱）に、トンボがとまっていました。

できれば、もう少し手前にとまって欲しかった．．．（＾＾；


★ Nikon F3/Ai Micro Nikkor 105mm F2.8S/RVP F

この石燈籠にもコケが付き始めています。

あと数年（数十年？）もすれば、一面が緑に覆われるかもしれませんね。

富士五湖と呼ばれる五つの湖は、いずれも火山である富士山の噴火によって生まれた湖ですが、山中湖を除きすべて富士山の北側にあります。

その一つ、精進湖（しょうじこ）からの写真です。真南にある富士山を向いているので、太陽が真っ正面に来ます。

富士山の手前の小高い山が、まるで富士山に抱かれる赤子のように見えるため、精進湖からの眺めを「子抱き富士」と呼んでいます。
．．．と、前に書きましたよね（＾＾ゞ


★ Hasselblad 503CW/Sonnar C 150mm F4/RVP F

ガアガアいいながら、水辺で遊んでいます（＾＾）

近づいても、驚く様子はなく、それなりに人に慣れているのかもしれません。


★ Hasselblad 503CW/Sonnar C 150mm F4/RVP F

最初、この写真か、または一枚目の写真か、どちらかをアップしようと思ってさんざん悩んだのですが、結論が出なかったので、結局、両方アップすることにしました（笑）

ところで、去年の冬は、とにかく寒かったですねー。
ここ精進湖も、全面的に氷結したんですよ。

真冬にここへ来たら、湖面も含め一面の銀世界でした～（＾＾；