ソロシンガーが集まったイベント
「そろそろ」。今回はいわゆる弾き語りイベントのイメージ通り、
アコースティックギターを持った出演者5組が揃った。
トップバッターはアトホール初登場のシンガーソングライター
しんたろう。
アコギを抱え、自作曲を歌う。自分の経験に沿って作られた、明るいもの、暗いものを取り混ぜて。
路上、様々なライブハウスで経験を積んでいるだけに、MCなども若さに似合わぬ経験を感じさせる。
二番手は、アトホール二度目の登場の
児玉順平。
スタートは山崎まさよしの「ベンジャミン」のカバー。
達者な指弾き、どこか湿り気を感じさせる、言葉、音。カバー、オリジナルともに、畳が似合い、そして何か後ろを向いてる気もする。端正に組み上げる。
椅子に座る、足を組んだ上には
ガットギター。アトホール、一人では初登場となる
sakanafish。
バンド時代の曲、独りでの曲も取り混ぜて、ギターに似合わぬ大きなストローク。図ったのか図らずかの低音、ふわふわして、儚く、境界の上の声、言葉が心に沁み込む。
youichi okuda、
アコギなれどそれが
Macに繋がれる。今回の異端児か。
フットスイッチを踏む、蝉の音、歓声などのサンプルが飛び出す。ギターにもリバーブ、ディレイがのる。大きな声で歌い、コードを鳴らし、言葉を吐き出す。頭の中の世界。
最後に登場したのは、アトホール二度目の登場の
石井智也。
椅子に座り、
アコギを鳴らす。声、シルキーな高音、観る者を惹きつける。やはりどこか湿度を感じさせる。今回はオリジナルに加えてカバーも、Bank Bandもカバーする中島みゆきの「糸」を。そこもやはりらしい。
8月には、現在の東京で活動中のフルサワタケシとのユニット「一番搾り」でイベント参加予定ということ。
こんな一人の夜は 涙がこぼれそうさ
2010/7/10(土)
しんたろう
http://abesin.com/youichi okuda
http://www.myspace.com/youichiokudasakanafish
http://www.myspace.com/sakanafish一番搾り
http://hp.did.ne.jp/ichiban-shibori/?guid=ON