「AT HALL5周年記念祭」、2009年も押し迫った、12/26(土)、12/27(日)の2日間、
AT HALLと関わってくれた多くの人たちが集まりとり行なわれた。
トップバッターで登場したのは、2009年アトホールに度々登場してくれた
「ナントカ動物園」。
ライブ当日、リハーサル前からホールにやって来て、用意した餅つき機で作ったお餅をみんなに振舞ってくれた西馬、体調不良を押して力の限り声を振り絞った井下。
熱くてかっこ悪い、でもカッコイイ男たちの歩みはこれからも止まらない。
続いて、2009年に自身の初アルバム「コスモポリタンパレード」を発表した
アカシモモカ。
まず、演劇的な演出でステージはスタート。ダンスと歌だけに留まらない自身の世界を提示した後、その本質たるエレクトーン一台での弾き語りを披露。少女趣味でどこか懐かしい世界。
最後は
四つ打ちの新曲にのせて、ヘッドセットでダンシング。
アトホール初登場の
「上野豊バンド」も5周年に花を添える。
ドラム、ベース、ギターのトリオ、ファンキー、ハードと色合いは様々なれど、
ブリティッシュの薫る、王道のロックをストレートな歌詞で、てらいなくぶつけてくる。
これからもよろしく。
(L)上野豊バンド/(R)ネネカート
「ネネカート」はミニドラム、エレアコの半アコースティック編成、ステージに一列に並んで。
レイドバックした
カントリー調のインストナンバーで本日はスタート。その後のいつものナンバーもまた違った形で聴こえる。
口ずさみたくなる、良く出来たメロディをリラックスして、思うがままに。
「porco」、残念ながら今回のライブでその活動にピリオドを打つことに。
キラキラしてて、ふわふわ漂い、ひんやりとしててじんわりとあたたかい、その世界。
色々な思いが込められていたであろう演奏には、自然と力がこもる。そして、その思いは見る者の心に確かに届いたはずだ。アンコールも。
今はしばし深呼吸をし、またそれぞれの道を歩いてく。
(L)porco/(R)clavinotes
"フー"というコーラス。笑いながら怒る人、怒りながら笑う人、
。
ビーチボーイズ的な美しいメロディ、突如暴走、ギターをかき鳴らし、わめき、叫ぶ。笑いと呆気顔が同時に発生。ブルータルと叙情、たどたどしく歩きながら、腹の底に称えた悪意と、妙な清廉、潔癖を撒き散らす。
ゆったりと、でも、しっかりと自分たちの時間をビシッと作る、意志を見せる「sportsman」。
ちょっと暗めの明かりの中、ドラム、ギター、ベースでジャマイカの空気を纏ったふくよかな歌を伸びやかに歌う。
甥っ子に贈られた「テン」など、大きな、包み込むような歌が心地よい。
(L)sportsman/(R)カモメナーコティック
次いでは、久しぶりの邂逅、再集結した「カモメナーコティック」。
今は別々のバンドで演奏しているメンバーが集まると、時計の針は戻る。
そのダークサイケデリックな世界は、ソリッドでメタリック(メタル的な意味ではなく)。ギター2本のロックバンド編成ながら、その考えられたアンサンブルで暗い曼荼羅的世界を、ジワジワ、ズルズルと繰り広げる。
押し潰される黒い炎。
ラストは三沢洋紀が、2年前に短期間、組んでいたグループ「バタコス」が一夜限りの復活。
ド頭から、フルパワーのドラムの乱打、ギター、ベースのかき鳴らしでボルテージが上げる。その勢いを、エルトン・ジョンの「グッバイ・イエロー・ブリックロード」にオリジナルの訳詞をつけたもので。
そして、ヴェルヴェッツの「I'm waiting for The man」を途中、ゲストに女性ボーカルを迎え、最後はバツンと終わる。一瞬の疾走。
総勢9組が登場、長時間に渡るライブ、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
あの時、あの空間にいたみんなが幸せであるように。
2009/12/26(土)
ナントカ動物園 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=nantoka_zoo
アカシモモカ http://www.myspace.com/akashimomoka
http://blog.goo.ne.jp/enchant-momo0901
「ネネカート」 http://www.d1.dion.ne.jp/~oioioi/nenecart.html
「clavinotes」 http://www.myspace.com/clavinotes
三沢洋紀 http://blue.ap.teacup.com/memomemo/
http://www.myspace.com/lettermisawa
「porco」 http://rock.boo.jp/porco/