大分を離れる
HANAE NAKAZAWA 自らが企画したフェアウぇル・パーティ
「WELCOME AND BYE」。
各地をツアーした際に、自ら声を掛けてブッキングした東京、神戸、福岡の仲間たち。そして大分で共に同じ時間を過ごした仲間たち。
彼らが彼女の旅立ちを祝う。
The Centralbars(L)/STRANGE FRUITS(R)
オープニングは
ザビエル・ジョンストン、アコギ弾き語りで定番オールディーズを披露した後、
トップバッターの
「The Centralbars」が登場。HANAEと同年代、10代の苛立ち、衝動をオーヴァーヴォリュームのギターにぶつける中で、歌を叫び、がなるトリオ。
アトホール初登場をギャリンとぶち破る。
続いてはカサハラダイスケ a.k.a
STRANGE FRUITS。いつも通り、ACE-TONEのアンプとジャズマスターを相棒にステージへ。頭に残るリフをかき鳴らし、激しく、グラマーに、クールに歌う。メロも言葉も焼きつく。
ゲスト一番手は東京、下北沢を中心に活動するフォーピースバンド
「一萬P」。ベースを弾きながら歌う、メイクを施したボーカリスト。両翼のギターが激しくアクションを重ね、
グラムでロックンロールな曲を披露し、HANAEと初めて会った時のことなどを語る。
適度な汚しが良い感じ。
続いてもゲスト、こちらは神戸からやって来た平成生まれの四人組「踊ってばかりの国」。こちらもメインボーカリストがベースを弾き、両翼の2本のギターが絡む。
グルーヴィーなビートと空間を感じさせるギターの音色、ショートディレイの掛かった揺れる声。華やか、ケレン。
ドラムのセットが左右入れ替わり、ウェディング・プレゼントの激しいカッティングに乗って
「水中、それは苦しい」が登場。銀杏ボーイズのツアーに同行した時以来の大分。アコースティックギター、バイオリン、ドラムという変則的な編成から、ハイスピードなガチャガチャした
パンクナンバーを連射。
もちろん合間にはジョニー大蔵大臣が、テンパリながらもユニークなMCで観る者を煽る。
即興と必死と冷静と切なさとやりすぎがない交ぜ、「安めぐみのテーマ」と言った代表曲ももちろん披露。みんなグッと注目。
久々、ドラマーチェンジ後の
「Beatnik Beansprout」。ループされるエレクトロニックなギターリフ、スペーシーなカオシレーター、バフバホなデッカイベース、バチバチなキックのドラム。
その跳ねる、ジグザグするビートに乗って、膝を大きく上下させる。
Beatnik Beansprout(L)/gigandect(R)
ラストは客席に、シンセ、サンプラーをセットしての、ワンマンゆとり
ブレイクコア/祭り血みどろ男爵
gigandect。
音がデカくて、速くて、ザラザラした肌触りで、オリジナル、エイフェックス・ツイン、ゲームのBGMなどを連発。ガーガーうるさいジャンクテクノ。
各バンドの合間、HANAEがチョイスする60年代~00年代のグッドロックナンバーが繋ぐ。
大分から上手くテイクオフし、どこへ到着するのか?
2009/12/5(土)
水中、それは苦しい
http://suichu.chu.jp/gigandect
http://gigandect.fuckoka.com/http://www.myspace.com/automatagigandect一萬P
http://www.ichimanp.com/http://www.myspace.com/ichimanp踊ってばかりの国
http://od-kuni.com/The Centralbars
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=perception&P=0&MD=I