千里丘陵を歩く・山田の変遷 - 十三のいま昔を歩こう

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千里丘陵を歩く・山田の変遷

2012年10月25日 00:30

千里丘陵を歩く(9)
山田の移り変わり

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大正12年測量の千里丘陵の地図です。
他の村と比べて山田村がいかに大きかったがよくわかります。

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昭和43年測量の地図です。
山田村の北側に日本万国博覧会が出来ますが、それができる直前です。

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昭和44年測量の地図です。
日本万国博覧会の会場と北大阪急行電鉄の万国博中央口駅、京阪神急行電鉄の万国博西口駅が確認できる。会場北側の地名が山田別所になっていることからも、会場全体が山田村の土地であった事がわかる。

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昭和45年測量の地図です。
測量が会期後なのでしょう。日本万国博覧会跡と記されており、万国博中央口駅、万国博西口駅もなくなっている。

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現在です。
緑が少なくなりましたが下新田の辺りに多く残されているのがよくわかる。

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大正12年測量の旧山田村の地図です。
山田村は山田上村、山田中村、山田別所村、山田小川村、山田下村の五ヶ村から成り、往時山田荘と称していた由緒ある地域です。

国土変遷アーカイブ
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昭和23年の航空写真です。
周りが田んぼと丘陵地だったことがよくわかる。

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旧山田村の北側から南の方に歩いて行きます。

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この細い道が昔から残る村のメインストリートの旧道です。

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松のシルエットが美しい。

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旧道から外れた所に祠を見つけた。

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山田村を貫くように山田川が流れている。

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大阪府の石柱発見。
崩れかけた大木の根っこにからまっている。

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ブロック塀に挟まれた地蔵尊。

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ちょっと脇道へ

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こういう塀沿いを歩くのが好きだ。

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なだらかな高低差がある場所を歩きながら
アスファルトになる前の景色をイメージしながら歩く。

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歩いたのは祭りの前だったのですが、どんな祭りだったのだろう。

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再び旧道です。左の建物は山田上会館。

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ええ感じのネームプレート。

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門の一部がシャッターになっているがいい門構えだ。

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昔ながらの町並みが残っている。

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両側がこういう雰囲気でずっと向こうまで続いていたのでしょう。

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左の建物には地蔵尊が。

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屋根の所でカクカクしていて芸が細かい塀。

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反対側から見たさっきの町並み風景。

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再び脇道に入って行きます。

IMG_0841.jpg
ん?
何やら石仏がたくさん並んでいる。

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何でしょうね。この石仏群は。

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元は道端に集められていたものを
屋根を作ってきれいに並べて祀っているのかもしれません。


より大きな地図で 新之介の千里丘陵を歩く を表示


(千里丘陵を歩くシリーズ)
1.千里丘陵丘陵を歩く・江坂
2.千里丘陵を歩く・旧寺内村・観音寺
3.千里丘陵を歩く・旧石連寺村・住吉神社・興法寺
4.千里丘陵を歩く・下新田
5.千里丘陵を歩く・下新田・春日神社
6.千里丘陵を歩く・上新田の町並み
7.千里丘陵を歩く・上新田天神社・鎮守の森と宅地開発
8.千里丘陵を歩く・上新田の道標
9.千里丘陵を歩く・山田の変遷
10.千里丘陵を歩く・山田の町並みと紫雲寺と圓照寺
11.千里丘陵を歩く・伊射奈岐神社と山田の町並み
12.千里丘陵を歩く・佐井寺1
13.千里丘陵を歩く・佐井寺2


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コメント

  1. kotaro | URL | j/SmWNHw

    復活の秋

    なんか色々とお疲れ様でした。
    いつもの連載タッチに戻って安心して読んでいます。
    今年は数年来の付き合いのブロガーさんが休眠したり
    書かなくなったりと、他メディアの影響を感じます。
    総合的とか、相対的にネット含めた社会は見ていかないと
    いけないのですが、それ以上にネット疲れを感じた1年
    でした。
    私は毎日のように数本の出稿書下ろしを続けながら
    自分と向かい合っていますが、個人生活的にはヘビイな
    気持ちのシーズンでした。

    ここが一番楽しみな場でありますし、発見の多いサイトです。
    情報という価値を共有しつつ、読者も参加する。その中で
    立ち位置を考えていくのが、現代なのだと思いました。
    よろしくお願い致します。

  2. としぞう | URL | -

    トカイナカのワンダーランド吹田の深部にようこそ

    ついに吹田の深部山田が登場ですね。
    私が住んでいる吹田は、道が狭く、急坂ばかりで、迷路のような集落(吹田駅周辺ですら・・・)が残っており、さすがに地上げの嵐も開発を断念したらしく、昔の街並みが多く残っています。
    ニュータウン地区や山林だったところはともかく、家を建て替えたり改築をしたりするにも重機や車両が入れず、分譲したとしてもワンボックスカーなど最近のファミリーカーが入りづらい道だらけの所が開発が進むわけでもなく私の幼少の頃から風景がフリーズした所が多く残っています。
    立派な長屋門や蔵、立派な茅葺の大屋根が多くみられます。里山の風景も多く、ため池や棚田、竹藪や雑木林もまだ見られます。
    まだ江坂地区なんかはかわいらしいくらいで、佐井寺なんかは足を踏み入れたら出られない(くねくねの路地ばかりで)ブラックホールですよ。
    千里丘陵の末端部の為予定には出てないですけど、原町や岸部、片山町にも味のある街並みが残っていますよ。
    これからの展開楽しみにしています。

  3. まさお | URL | -

    山田村もかろうじて昔の面影が残っていますが阪神大震災前はもっと素晴らしかったです。かやぶき屋根の屋敷が結構ありました。
    しかしバブル崩壊と震災の二重パンチをくらったのは山田村も同じで、ちょうどその頃サラリーマンの私は変わりゆく山田村を見つめることしかできませんでした。特に竹中邸の取り壊しは非常にさみしいものがありました。

  4. 新之介 | URL | sDz630us

    kotaroさん
    いつもおありがとうございます。
    やっと本来?のスタンスに戻れそうです。
    いまはいろいろ行きたい場所があるのですが
    時間が思うように調整できず悶々としています。
    ブログの更新もかなり滞っているかも… ^^;

    としぞうさん
    まさにトカイナカですね。
    山田、佐井寺を歩きましたが
    こんな所にこんな風景が残っていたのかと
    感激しながら町を歩きました。
    写真のストックは出来たのですが
    なかなか記事に出来ていません。
    がんばらねば… ^^;

    まさおさん
    なるほど。
    震災の被害もかなりあったのですね。
    確かに山田の町を歩いているとほとんどの寺が新しくなっていました。
    その影響だったのかもですね。

  5. としぞう | URL | -

    佐井寺の棚田

    佐井寺にわずかに残る棚田に見事に一面コスモスが植わっていました。周りを蝕みつつある宅地開発の波の中、段々の田に咲き誇るコスモスの花は一服の清涼剤です。
    失われつつある里山の風景が身近にあるというのは心癒されますね。写真を見せると皆吹田にこんな風景があるとは信じられないと言います。

    最近棚田の横の道を通ると、草刈り機の音とともにコスモスは刈られていました。しかし、田を耕すために刈っていたようです。
    花は失われましたが、棚田の営みが続けられていることには一安心です。

    伝え聞いた話では吹田では助成金を出してこれら花の栽培を推進しているようです。
    いつまででも里山の風景が残るといいのですが・・・


  6. 新之介 | URL | sDz630us

    としぞうさん

    佐井寺の棚田は素敵ですよね。
    初めて訪れた時はちょっとうれしかったです。
    素敵な場所がまだ残っているんだと…

    いつまでも残ってほしい風景です。
    佐井寺の記事を早くアップしないと… ^^;

  7. | |

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  8. 新之介 | URL | -

    Re: はじめまして

    こんにちは。お子さんの自由研究の発表用であれば、地図の出典先を書いておけば引用という形で使えますので大丈夫ですよ。地図の片隅に出典としてブログ名と記事タイトルを小さく書いておいてください。どうぞよろしくお願いします。

  9. 新之介 | URL | -

    Re: はじめまして

    先ほどの補足です。発表用の原稿のどこかに書かれていればいいので原稿の隅っこに出典先を書いてももちろん大丈夫ですよ。

  10. | |

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