2012年08月29日 03:00
千里丘陵を歩く(5)
下新田 春日神社
旧下新田村の産土神・春日神社に向かいます。
この道を左に。
昔は田んぼの中の一本道だったのですが、参道までずっとマンションが続いている。これを左へ。
すると鳥居が現れます。これをくぐると
森の中です。
階段を上ると緑に囲まれた神社が現れました。春日神社です。
村の開墾が始まったのは寛永3年(1626)、神社が健立されたのは慶安元年(1648)となっています。
下新田村の開墾は主に佐井寺村の人によって行われたことから、佐井寺村の氏神春日明神が祀られているのだとか。佐井寺には伊射奈岐神社がありますが古くは春日社と称していたそうです。
お供え物がなんかいい感じ。
境内には祠がいくつかある。
こちらは何が祀られているのでしょう。
こちらはお稲荷さんかな。
本殿奥にある祠
ずっと守りたい鎮守の森ですね。
さて、うろうろしていて見つけた普通の納屋。
こういうの普通の風景が懐かしい。
裏には稲が青々としている。マンションの裏側がさきほどの鎮守の森です。
いま気付きましたが、さりげなくあるオレンジ色の看板は東芝のマツダランプですね。
さて、再び旧道へ。
突然立派な地蔵尊が現れた。
春日地蔵尊というそうで、嘉永2年(1849)に水田から発見された6体の石地蔵が祀られている。
確かに6体。
脇にも古そうなものが。
由来にも書いていますが、祀られる場所を点々として再び今の場所に戻ってきたというエピソードが面白い。珍しいパターンですね。
この橋で旧村地域は終わりです。
あの竹林も昔の名残りですね。
このまままっすぐ行くと
桃山台駅にたどり着きます。
が、ちょっと寄り道を…
あの竹林が気になる。
この道を行っていいのかな…
もしかしたら私有地かもしれませんがちょこっと歩かせてください。
干上がっていますがため池です。
竹林に囲まれたこういう細い道が昔のこの地域にはいくつもあったのだと思います。千里丘陵の原風景かなと…
手入れが行き届いた竹林ですね。美しい。いい筍が穫れるんでしょうね。
Googleマップで見るとこの地域がもっとも竹林が残っているように思いました。ずっと残って欲しい風景です。
さて、ここまで来ると旧道の名残は残っていませんので適当に歩きます。
この歩道橋を渡り、
おっ!
結構いい風景!
反対側が桃山台駅。右手にあるのが、
春日大池です。これも江戸時代に作られたため池です。旧地図や航空写真を見ると昔は2つの池だったようですね。
旧道も池に沿っていたのでこのまま歩いて、次回は上新田に向かいます。
より大きな地図で 新之介の北摂を歩く を表示
(千里丘陵を歩くシリーズ)
1.千里丘陵丘陵を歩く・江坂
2.千里丘陵を歩く・旧寺内村・観音寺
3.千里丘陵を歩く・旧石連寺村・住吉神社・興法寺
4.千里丘陵を歩く・下新田
5.千里丘陵を歩く・下新田・春日神社
6.千里丘陵を歩く・上新田の町並み
7.千里丘陵を歩く・上新田天神社・鎮守の森と宅地開発
8.千里丘陵を歩く・上新田の道標
9.千里丘陵を歩く・山田の変遷
10.千里丘陵を歩く・山田の町並みと紫雲寺と圓照寺
11.千里丘陵を歩く・伊射奈岐神社と山田の町並み
12.千里丘陵を歩く・佐井寺1
13.千里丘陵を歩く・佐井寺2
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下新田 春日神社
旧下新田村の産土神・春日神社に向かいます。
この道を左に。
昔は田んぼの中の一本道だったのですが、参道までずっとマンションが続いている。これを左へ。
すると鳥居が現れます。これをくぐると
森の中です。
階段を上ると緑に囲まれた神社が現れました。春日神社です。
村の開墾が始まったのは寛永3年(1626)、神社が健立されたのは慶安元年(1648)となっています。
下新田村の開墾は主に佐井寺村の人によって行われたことから、佐井寺村の氏神春日明神が祀られているのだとか。佐井寺には伊射奈岐神社がありますが古くは春日社と称していたそうです。
お供え物がなんかいい感じ。
境内には祠がいくつかある。
こちらは何が祀られているのでしょう。
こちらはお稲荷さんかな。
本殿奥にある祠
ずっと守りたい鎮守の森ですね。
さて、うろうろしていて見つけた普通の納屋。
こういうの普通の風景が懐かしい。
裏には稲が青々としている。マンションの裏側がさきほどの鎮守の森です。
いま気付きましたが、さりげなくあるオレンジ色の看板は東芝のマツダランプですね。
さて、再び旧道へ。
突然立派な地蔵尊が現れた。
春日地蔵尊というそうで、嘉永2年(1849)に水田から発見された6体の石地蔵が祀られている。
確かに6体。
脇にも古そうなものが。
由来にも書いていますが、祀られる場所を点々として再び今の場所に戻ってきたというエピソードが面白い。珍しいパターンですね。
この橋で旧村地域は終わりです。
あの竹林も昔の名残りですね。
このまままっすぐ行くと
桃山台駅にたどり着きます。
が、ちょっと寄り道を…
あの竹林が気になる。
この道を行っていいのかな…
もしかしたら私有地かもしれませんがちょこっと歩かせてください。
干上がっていますがため池です。
竹林に囲まれたこういう細い道が昔のこの地域にはいくつもあったのだと思います。千里丘陵の原風景かなと…
手入れが行き届いた竹林ですね。美しい。いい筍が穫れるんでしょうね。
Googleマップで見るとこの地域がもっとも竹林が残っているように思いました。ずっと残って欲しい風景です。
さて、ここまで来ると旧道の名残は残っていませんので適当に歩きます。
この歩道橋を渡り、
おっ!
結構いい風景!
反対側が桃山台駅。右手にあるのが、
春日大池です。これも江戸時代に作られたため池です。旧地図や航空写真を見ると昔は2つの池だったようですね。
旧道も池に沿っていたのでこのまま歩いて、次回は上新田に向かいます。
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1.千里丘陵丘陵を歩く・江坂
2.千里丘陵を歩く・旧寺内村・観音寺
3.千里丘陵を歩く・旧石連寺村・住吉神社・興法寺
4.千里丘陵を歩く・下新田
5.千里丘陵を歩く・下新田・春日神社
6.千里丘陵を歩く・上新田の町並み
7.千里丘陵を歩く・上新田天神社・鎮守の森と宅地開発
8.千里丘陵を歩く・上新田の道標
9.千里丘陵を歩く・山田の変遷
10.千里丘陵を歩く・山田の町並みと紫雲寺と圓照寺
11.千里丘陵を歩く・伊射奈岐神社と山田の町並み
12.千里丘陵を歩く・佐井寺1
13.千里丘陵を歩く・佐井寺2
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コメント
かもヤン | URL | 027aply2
いい鎮守ですね
昨年仕事途中に訪れた神社ですが、改めて紹介されているといい雰囲気の鎮守ですね〜。今度ほ僕もカメラ持って訪ねたいです。
( 2012年08月29日 12:15 [Edit] )
kotaro | URL | 8nGiSIKA
愛宕神社と春日神社
これまた私の得意な大ボラ学説と断っておきますが、
池田までは、京都の山岳宗教系の愛宕山(火の神様)の影響が強いけれど
豊中辺りは後の荘園系経営があったおかげで、南都(奈良)の春日社の
影響が強い。
この二つは、おそらく拮抗、抗争していたのではないでしょうか。
春日は熊野を後背にしているので、熊野系の水銀や丹を取り扱う文化です。
熊野田という地名も残っています。
今年もがんがら火(あたごの祭り)を見て、こんなことを考えました。
大文字の送り火も元々は戦ののろしだったのではないでしょうか。
( 2012年09月01日 03:02 [Edit] )
新之介 | URL | sDz630us
かもヤンさん
雰囲気はいいんですけど
数分いるだけで10カ所くらい蚊にかまれました ^^;
kotaroさん
なるほど。
そういわれるととても興味深い土地ですね。
地名やいまも残る風習にヒントが隠されているように思いました。
( 2012年09月13日 01:16 [Edit] )
まだ | URL | mQQEfdr.
久しぶりに
久しぶりに ゆっくりと 記事読ませて頂いてました
いつも きめ細かい解説 地図 感服しております
このお地蔵様の脇に置いてあるの「力石」でしょうか・・
一度 実地訪問したいと 思います
( 2012年09月19日 22:52 [Edit] )
新之介 | URL | sDz630us
まださん
ちゃんと見なかったですが力石だったかもしれませんね。
文字が刻まれているようにも見えなかったので
ちゃんと見ませんでした ^^;
( 2012年10月08日 22:53 [Edit] )
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