同じ議会政治でありながら、ドイツの政治が日本より遥かに安定しているように見えるのはなぜか?
安定性というのは、戦後日本のように多い時で年内に何度も変わる内閣の実質的な責任者である首相が変わることがなく、比較的安定しているということだ。 戦後の日本の総理大臣50人あまりに比べれば、ドイツは10人足らずでしかないのだ。
コンラート・アデナウアー(1949~1963年)
ルートヴィヒ・エアハルト(1963-1966)
クルト・ゲオルク・キッシンジャー(1966年~1969年)
ウィリー・ブラント(1969~1974年)
ヘルムート・シュミット(1974年~1982年)
ヘルムート・コール(1982~1998年)
ゲルハルト・シュローダー(1998年~2005年)
アンゲラ・メルケル(2005年~)
同じ議院内閣制である両国の政治体制の違いは、その細部の違いによるものなのだろうか?
あるいは、両国の文化に大きな違いがあるのだろうか?
それとも他に理由があるのだろうか?
追伸:考えてみれば、日本は55年間も自民党が統治してきたわけだが、今回は、なぜこんなに早く首相や大臣が変わったのだろうか?
ドイツの首相交代は、政権交代と与党の失脚によるところが大きいようだが・・・