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「私」が主語で生きていける人に
なってほしい。
代表取締役社長野口麻衣子
代表取締役社長野口麻衣子
アルページュに入社した当時は、売上がまだ10億円、社員数もわずか10名ほど。洋服の卸売業から、自分たちの手で企画・デザイン・販売までを一貫して行える会社になろうと、試行錯誤していた時代です。いまは売上・社員数とも当時の10倍を超える企業に成長することができましたが、その原動力となったのが女性たちの活躍でした。いまも社員の97%は女性。20代から30代の女性たちが会社の中心で活躍しているのがアルページュなのです。
アルページュの服づくりを一言で表現すると、「女性を笑顔にする服」ということになります。これまで6つのブランドを展開してきましたが、これからもこのコンセプトのもとで新しいブランドにチャレンジにしていきたいと考えています。女性の生き方や働き方が多様になり、正解もない時代。だからこそ、アルページュは自分たちの感性や感度を大切にするブランドでありたいと思っています。いまという時代を生きる一人の生活者として、街を歩く、カフェで過ごす、映画を観る、音楽を聴く。そこで感じたことのすべてが、仕事につながっていく。大変ですが、とても面白い。好奇心と想像力、感受性と想像力がますます大切になってきます。
アルページュの基本理念である『凛とした美学』とは、私たちのこうありたいという姿勢を表したものです。私は『凛とした美学』は、しなやかさ×たくましさ、楽しさ×厳しさがあってはじめて成立するように思っています。「ファッションが好き」でアルページュに入社した後、いろんな壁を乗り超えて伸びていける人は、この両面を備えています。そして、こういう姿勢をもった人は何事にも真剣に向き合い、自分なりの答えを見いだそうとします。だから、話すときに、自然と「私」が主語になる。「私は、こうしたい」「私は、こう思う」これは、就職活動でも同じではないでしょうか。優等生でなくとも構わない。無理やり詰め込んだ知識で背伸びをしなくてもいい。なにかひとつでも、「私は、」と目を輝かせて話してくれる。そんな人に会いたいと思っています。