ARKなしっぽ2016年12月
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過去を持つ男、シェーマス


11月、東京アークに2匹の犬がやってきました。
飼い主さんは2匹をとても可愛がっていましたが、
突然ご主人を亡くし、奥さんは緊急で母国に帰らなければならない
状況となり、泣く泣く2匹を日本に置いていくことになりました。

Eコッカーのクイン
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シェーマスです。
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お手入れはあまり行き届いていなかったのか、とても痒がっていたので
シャンプーをしてサッパリまるまるカットしました。

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※アザラシではありません

クインは犬からおもちゃやフードを守るところはありますが、とてもフレンドリーで
愛嬌たっぷりでフォスターさんも大絶賛のお利口さんで、フォスターさん宅にも
すっかり馴染んでいます。


引き取って約1ヶ月。
シェーマスはと言うと・・・


IMG_0251.jpg
「趣味は外を眺めることです。」


里親さんどころかフォスターさんも見つからず事務所泊が続いています。

DSC04582.jpg
「なにか???」

こんな仏頂面をしているから・・・
ではなく、クインとは正反対に慣れていない人には
唸る・吠える・噛む(アークに来てからはかするところで止めていますが…)
の三拍子が揃っており、第一印象でドン引きされてしまうのです。
そんな第一印象最悪のシェーマスなので、いいところをたくさんPRしたいと思います



シェーマスはアークに来てからもクレートに引きこもり、少し覗くだけでも警戒心はMAXで唸り、
触ろうとしたり、近づこうとするとと噛み付きに来る勢いで吠えていました。

元の飼い主さんは言いました。
「以前はクインのようにフレンドリーな子だった。」と。

元の飼い主さんは海外移動が多く、2匹も一緒に連れ添っていました。
香港に住んでいた時、ペットホテルに預けたシェーマスは
大きな傷を負って帰ってきたそうです。
背中に直径10cm前後はある円形の傷で、えぐり取られたような深いものでした。
すぐに手術をして傷口はふさがり、完治はしましたが、
それ以来、初対面の人にひどく警戒するようになったそうです。

傷は明らかに虐待であり、事故ではありません。
一体何をされたのか…それはシェーマスしかわかりませんが
その恐怖は消えることはないのかもしれません。


そんな過去を持つシェーマスですが、「こいつは大丈夫」と判断した相手には
「甘えたな僕♡」に大変身します。

IMG_0232.jpg
「本当は撫でくり回されるのが好きです。」

最初の1週間、彼に観察する時間を持たせてあげて少しずつ距離を縮めると
お触りOK、ハーネスOKのべったりさんになります

お留守番は得意で、イタズラも粗相もないので、フリーでいられます
お散歩が大好きで、出会った犬にも友好的に挨拶できます
(他の犬と一緒に歩くと吠えます

慣れた人にはとってもお利口なシェーマス。
お客さんの出入りが多いご家族や、小さなお子さんがいるご家族よりも
静かな環境で過ごせるとシェーマスも安心できます。

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大きな体で小さく丸くなるところもチャームポイント

里親会の時も知らない人だらけ、犬だらけで興奮しっぱなしのシェーマス。
本当は平和を愛するおっとり(?)男子なんです

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「撫でてくれる人おらんかね

最後に、おもちゃで遊ぶシェーマスの姿を少しご紹介します!
しっぽ全開で楽しんでまーす



現在東京アークでは、シェーマスのフォスターさんを募集中です
(もちろん里親さんも!)
シェーマスのことやフォスターについてのお問い合わせは東京アークまでお願いいたします。
皆さまからのご連絡お待ちしております

 tokyoark@arkbark.net
 050-1557-2763

12/11(日)は東京アーク里親会 at DOGSIGN in 神宮前
12/17(土)は東京アーク里親会 at PET SPA in 石神井公園
12/18(日)は大阪アーク里親会 in 神戸 @ Green Dog Square

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