2016.12.04 Sun
過去を持つ男、シェーマス
11月、東京アークに2匹の犬がやってきました。
飼い主さんは2匹をとても可愛がっていましたが、
突然ご主人を亡くし、奥さんは緊急で母国に帰らなければならない
状況となり、泣く泣く2匹を日本に置いていくことになりました。
Eコッカーのクインと
シェーマスです。
お手入れはあまり行き届いていなかったのか、とても痒がっていたので
シャンプーをしてサッパリまるまるカットしました。
※アザラシではありません
クインは犬からおもちゃやフードを守るところはありますが、とてもフレンドリーで
愛嬌たっぷりでフォスターさんも大絶賛のお利口さんで、フォスターさん宅にも
すっかり馴染んでいます。
引き取って約1ヶ月。
シェーマスはと言うと・・・
「趣味は外を眺めることです。」
里親さんどころかフォスターさんも見つからず事務所泊が続いています。
「なにか???」
こんな仏頂面をしているから・・・
ではなく、クインとは正反対に慣れていない人には
唸る・吠える・噛む(アークに来てからはかするところで止めていますが…)
の三拍子が揃っており、第一印象でドン引きされてしまうのです。
そんな第一印象最悪のシェーマスなので、いいところをたくさんPRしたいと思います
シェーマスはアークに来てからもクレートに引きこもり、少し覗くだけでも警戒心はMAXで唸り、
触ろうとしたり、近づこうとするとと噛み付きに来る勢いで吠えていました。
元の飼い主さんは言いました。
「以前はクインのようにフレンドリーな子だった。」と。
元の飼い主さんは海外移動が多く、2匹も一緒に連れ添っていました。
香港に住んでいた時、ペットホテルに預けたシェーマスは
大きな傷を負って帰ってきたそうです。
背中に直径10cm前後はある円形の傷で、えぐり取られたような深いものでした。
すぐに手術をして傷口はふさがり、完治はしましたが、
それ以来、初対面の人にひどく警戒するようになったそうです。
傷は明らかに虐待であり、事故ではありません。
一体何をされたのか…それはシェーマスしかわかりませんが
その恐怖は消えることはないのかもしれません。
そんな過去を持つシェーマスですが、「こいつは大丈夫」と判断した相手には
「甘えたな僕♡」に大変身します。
「本当は撫でくり回されるのが好きです。」
最初の1週間、彼に観察する時間を持たせてあげて少しずつ距離を縮めると
お触りOK、ハーネスOKのべったりさんになります
お留守番は得意で、イタズラも粗相もないので、フリーでいられます
お散歩が大好きで、出会った犬にも友好的に挨拶できます
(他の犬と一緒に歩くと吠えます)
慣れた人にはとってもお利口なシェーマス。
お客さんの出入りが多いご家族や、小さなお子さんがいるご家族よりも
静かな環境で過ごせるとシェーマスも安心できます。
大きな体で小さく丸くなるところもチャームポイント
里親会の時も知らない人だらけ、犬だらけで興奮しっぱなしのシェーマス。
本当は平和を愛するおっとり(?)男子なんです
「撫でてくれる人おらんかね」
最後に、おもちゃで遊ぶシェーマスの姿を少しご紹介します!
しっぽ全開で楽しんでまーす
現在東京アークでは、シェーマスのフォスターさんを募集中です
(もちろん里親さんも!)
シェーマスのことやフォスターについてのお問い合わせは東京アークまでお願いいたします。
皆さまからのご連絡お待ちしております
tokyoark@arkbark.net
050-1557-2763
12/11(日)は東京アーク里親会 at DOGSIGN in 神宮前
12/17(土)は東京アーク里親会 at PET SPA in 石神井公園
12/18(日)は大阪アーク里親会 in 神戸 @ Green Dog Square
| 犬 | 21:27 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑