ARKなしっぽ2007年05月
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ARKなこいぬたち

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「人間の無責任から生まれた命たち」です。

こっそり捨てに来るなら、なぜ産ませたのでしょうか?
責任を持って面倒を見られないなら、なぜ産まれてしまうような状態にしておくのでしょうか?
不慮の事故?不妊手術はかわいそう?お金がかかる?
それは、責任を放棄していませんか?

ペットは野生動物とは違います。人間社会の中で共生していかなくてはなりません。人間が責任を持たなければいけません。
ここで、改めて、不妊手術の必要性を訴えます。


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捨てるのが、虐待するのが、お金儲けの道具にするのが人間なら、
幸せにできるのも、また、人間です。

動物を飼いたい人が、ペットショップでなく、流行や品種ではなく、
心で、選んでくれるといいと思います。

一生懸命「生きよう」としている新しい命たち。
生きている意味のない、この世に必要とされていない命などありません。彼らにも、幸せになる権利があります。


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今日は「おすわり」の練習だよ。


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「おすわり!」  できた~♪


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毎日どろんこ遊びしてるんだから、ノミダニ予防もしなくちゃね。
「こら!舐めちゃダメでしょ!」

 



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| | 13:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ラッシュを通じて

更新が遅れていてすみません。
ラッシュのことでは、たくさんの反響をいただいたものの、頭の中の整理がつかずにいました。
ご心配おかけしました。
まだ、整理はつかないけど、前に進まなくてはいけません。

皆さんのコメントを何度も何度も読み返しました。FAXもいただきました。
ネット環境にないスタッフにもプリントして読んでもらいました。
みなさんの想いを知り、スタッフ一同、また涙がとまらなくなりました。
厳しいご意見をいただけたことも、ありがたく受け止めております。


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ラッシュは、性格的にはもらわれやすい子だったので、里親希望者さんにはよく紹介していました。
でも、性格的には気に入ってくださっても、必要なケアや治療費のことなどを説明すると、話は前に進みませんでした。
そして、ラッシュの体の方が、先にリミットを告げてきたのです。


時々、孤独を感じます。自分の仕事に不安を覚えます。特に、安楽死の決断を迫られた時は・・・。
本当に間違っていないか?正しい判断であるか?何をすべきか?
何度も何度も自問自答し、みんなで話し合います。でも、迷っている間にもその子の状態は刻々と変化していくのです。いつまでもゆっくり考えていたり、先延ばしになってしまうことが残酷で無責任となるケースもあります。


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安楽死は、普段その子の世話をしているスタッフだけで決めるのではありません。オリバーさんやオフィスの責任者やクリニックスタッフや獣医さんとも話し合います。ARK内で決断が下されても、獣医さんの判断で見送られる場合もあります。

ARKは保護施設です。身体的な治療や心のケアや躾には「できる限界」があります。
よく悔しく思うことです。
「一般の家庭の子になってたら、もっと手厚い看護や治療や世話ができるのに・・・。」

「ARKに保護されたこと」が「幸せ」ではありません。
「自分の家族を持つこと」が「幸せ」だと思います。

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ARKで保護できる数には限りがあります。
安楽死なんてしないで、みんながハッピーにARKを旅立ってくれたら、それに越したことはありません。でも、様々な事情の子を引き取っているので、「もらわれにくい子」、「出せない子」もいます。

そして、毎年何十万頭という犬猫が保健所で殺処分されている現実。
私達の見えないところで、次々と殺されているのです。安楽死とは程遠い方法で。

ARKにも毎日ひっきりなしに引き取りの相談がありますが、空きがないばかりに断らざるを得ないのが現状です。すぐに里親さんが見つかりそうな、若くて飼いやすい子でも、空きがないから引き取れません。

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ARKに保護され生きている命、見えない所で殺処分される命。
命を天秤にかけることはできませんが、現実には、それを突きつけられながら、その狭間で、毎日の世話にあたっています。

うまく伝えられなくて、いつももどかしく思っているけど、とにかく、今の自分にできることを続けていかなくては。
ARKに保護した以上、責任をもって、できるかぎりのことをしよう。
人間の勝手な都合に振り回される命を減らす努力をしよう。





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| | 12:23 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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「ごめんね」じゃなくて、「ありがとう」を。

迷って、迷って、迷って、伝える事にしました。
ラッシュを安楽死しました。


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ラッシュの病気はアレルギー性皮膚炎で、「安心して暮らせる環境に移れば改善される、化学療法に頼らないで生活できるようになる」と信じていたので、今まで里親さんをみつけようとしてきました。でも、ラッシュの病気は、私達が思ってたほと単純なものではなく、複雑で、深刻で、進行していました。副作用は、予想以上にひどくなりつつあったのです。

ラッシュにとって、どうするのが一番いいのか、担当のスタッフで話し合いました。
このまま今の薬を使い続けると、副作用が進行し、皮膚炎より辛い症状がどんどん出て、体が耐えられなくなります。でも、薬をやめると皮膚炎が悪化するため、薬は切れません。ラッシュの病気は、薬なしには維持できない病気なのです。

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ラッシュをここで安楽死に踏み切らなければ、副作用に苦しんで、苦しんで、最期の時を迎えることになったと思います。そうなってからでは遅いと、ARKでは考えます。だから、決断しました。

ラッシュにはラッシュの、生きた証があります。
彼女は私達にたくさんの幸せをくれました。たくさんのことを教えてくれました。私達は彼女に感謝しています。そして、ラッシュを愛していました。
だから、里親さんをみつけたかった。ラッシュを幸せにしたかった。

でも、できなかった。力不足と悔しさでいっぱいです。
ラッシュに申し訳なく思うし、言葉にできない様々な感情で頭も心もいっぱいです。

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獣医さんのお話では、「病院には、アレルギー性皮膚炎で皮膚がボロボロにただれて、寝ることもできずに掻き続けている子や、薬の副作用で全身ニキビダニだらけになって、触られるだけでも身体が痛い子がたくさん来ます。」「治療がうまくいかない場合は、飼い主さんも、獣医も、そして何より犬自身が非常につらくしんどいです。」とのことです。そんなつらい状況をたくさん見て来た経験から、「ラッシュの選択は、ラッシュにとって幸せだったと思う。」と言ってくださいました。

私達は、1頭1頭、その子にとっての最善の選択は何かを常に考えています。

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安楽死については賛否両論です。

死のあり方に、ふたつとして同じものははく、それぞれの命のかたちがあります。人の考えもそれぞれです。その選択に、何が正しいとか、間違っているとかはないと思います。いろいろな考えがあって、いいと思います。だから、ARKの判断に異論があっても当然だと私は考えます。

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本音を言えば、できることなら安楽死なんてしたくはありません。でも、苦しみが待っているなら、苦しみを取り除けないなら、ストレスのかかった状態を改善できないなら、ただ飼い続けることは、逆に無責任ではないでしょうか。

どんな最期を迎えたとしても、なんらかの後悔が残ります。「あの時、ああしてればよかった…」「もっと、こんなことができたのに…」
だから、生きている今日一日、一日を大切にしなければいけないと思います。命を預かる仕事に携わる者として。

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ここに、この報告をすることが、物議を醸し、混乱を招くことになるのを懸念しています。でも、生き物を飼う以上、命を持って生まれ、いつかは死んでいく以上、向き合わなければいけない問題です。だから、報告しました。

そして、私達も苦しんでいることを解かってほしいのです。


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ラッシュとお散歩していて見つけました。




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| | 22:12 | comments:37 | trackbacks:0 | TOP↑

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やんちゃ坊主、梅乃介

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梅乃介は生後約8ヶ月のやんちゃ盛り。
なんにでも興味をもって、ちょっかいを出して、おもちゃにして、見ていて飽きることがありません。
でも、他の猫とちょっとだけ違うところがあります。交通事故で下半身が麻痺しているのです。


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下半身が不自由だからといってナメたらあきません。
前脚だけでちょこまかと元気に走り回っています。動きが早くてカメラが追いつかず、なかなかいい写真が撮れない。。。


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排泄はこのように腹部を圧迫してさせます。でも、感覚が全く無い訳ではなく、自分できばってくれたり、したくないときは押しても我慢して、なかなか出してくれません。
時々、毛布が濡れていたり、便が落ちていたりすることがあります。漏れていると思っていたのですが、なんと!自力で排尿するのを目撃してしまいました!梅くん、すご~い!他の猫なら掃除したばかりのトイレや毛布の上でされるとちょっとムカつくけど、この時ばかりは嬉しかったです。


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梅くんが今暮らしている猫舎には内扉があって高い敷居があります。それで、梅くんの為にスロープを作りました。下半身を引きずって歩くので怪我防止のためにも。でも、梅くんは達者です。段差も仕切りもなんのその。猫用トイレも結構高さがあるのに、楽々と出たり入ったり。他の猫にもちょっかいかけてばっかり。


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やんちゃ坊主はそうとう暇と体力をもてあましております。
もちろん、里親募集中です!




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| | 22:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スウィート、幸せになってね!

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人間を知らなかった犬、スウィート。遂にARKを旅立つ日がやってきました!


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スウィートと同じ家庭にもらわれるブロンディ。
スウィートとは、年頃が同じで、底抜けに明るくて人懐こくて、超ハイテンションなおてんば娘。でもホントはべったり甘えんぼうさんなんだよね。スウィートのように、「人は怖いけど犬は大好き」という子にはぴったりの相棒です。
怖がりだったり社会性の欠如している犬の場合、明るくて人懐こい子と生活するのはとても効果的なことです。エネルギーレベルの高い社会化のできている犬に影響を受け、人間の中で1頭で暮すより、環境にも人間にも早く馴染みます。


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里親さんが用意してくれた新品の首輪とハーネス、リードのサイズ合わせをするスウィート。これらが体に馴染む頃にはリラックスしてお散歩を楽しめるようになるかな?


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ブロンディも色違いの首輪とハーネスを。
なんだか誇らしげ。

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手続きが済むまでお利口さんにしててね。

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ルームメイトのレスリーも同じ日にリホームでした。
お互い幸せになろうね。

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レスリーも怖がりさん。焦らず、少しずつ、新しい生活に馴染んでいってほしいです。新しいお父さんとお母さんはレスリーの気持ちを察してくれそうな、やさしくてあたたかい方でした。


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スウィートとブロンディの幸せの地は静岡。5時間以上かけて迎えに来てくださった新しいお父さんとお母さん。スウィートのペースに合わせ、心の扉が開くまでやさしく見守ってくださることでしょう。


この日のアークはリホームラッシュ。この他、4頭がそれぞれ幸せを掴んで旅立って行きました。見学者や里親希望者も多かったです。こんな忙しさなら毎日でもいいな~。
・・・なんてね。今日もヘトヘトだけど、嬉しい疲れです。



☆☆☆ゴールデンウィーク里親会のお知らせ☆☆☆
 <東京>
  日程☆4月29日・30日、5月4日・5日
  場所☆ジョージ駒沢店 
  詳細はこちら
  <神戸>
  日程☆5月3日
  場所☆Green Dog Square
  詳細はこちら

  もちろんARKでも毎日里親さんをお待ちしています!!





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