更新が遅れていてすみません。
ラッシュのことでは、たくさんの反響をいただいたものの、頭の中の整理がつかずにいました。
ご心配おかけしました。
まだ、整理はつかないけど、前に進まなくてはいけません。
皆さんのコメントを何度も何度も読み返しました。FAXもいただきました。
ネット環境にないスタッフにもプリントして読んでもらいました。
みなさんの想いを知り、スタッフ一同、また涙がとまらなくなりました。
厳しいご意見をいただけたことも、ありがたく受け止めております。
ラッシュは、性格的にはもらわれやすい子だったので、里親希望者さんにはよく紹介していました。
でも、性格的には気に入ってくださっても、必要なケアや治療費のことなどを説明すると、話は前に進みませんでした。
そして、ラッシュの体の方が、先にリミットを告げてきたのです。
時々、孤独を感じます。自分の仕事に不安を覚えます。特に、安楽死の決断を迫られた時は・・・。
本当に間違っていないか?正しい判断であるか?何をすべきか?
何度も何度も自問自答し、みんなで話し合います。でも、迷っている間にもその子の状態は刻々と変化していくのです。いつまでもゆっくり考えていたり、先延ばしになってしまうことが残酷で無責任となるケースもあります。
安楽死は、普段その子の世話をしているスタッフだけで決めるのではありません。オリバーさんやオフィスの責任者やクリニックスタッフや獣医さんとも話し合います。ARK内で決断が下されても、獣医さんの判断で見送られる場合もあります。
ARKは保護施設です。身体的な治療や心のケアや躾には「できる限界」があります。
よく悔しく思うことです。
「一般の家庭の子になってたら、もっと手厚い看護や治療や世話ができるのに・・・。」
「ARKに保護されたこと」が「幸せ」ではありません。
「自分の家族を持つこと」が「幸せ」だと思います。
ARKで保護できる数には限りがあります。
安楽死なんてしないで、みんながハッピーにARKを旅立ってくれたら、それに越したことはありません。でも、様々な事情の子を引き取っているので、「もらわれにくい子」、「出せない子」もいます。
そして、毎年何十万頭という犬猫が保健所で殺処分されている現実。
私達の見えないところで、次々と殺されているのです。安楽死とは程遠い方法で。
ARKにも毎日ひっきりなしに引き取りの相談がありますが、空きがないばかりに断らざるを得ないのが現状です。すぐに里親さんが見つかりそうな、若くて飼いやすい子でも、空きがないから引き取れません。
ARKに保護され生きている命、見えない所で殺処分される命。
命を天秤にかけることはできませんが、現実には、それを突きつけられながら、その狭間で、毎日の世話にあたっています。
うまく伝えられなくて、いつももどかしく思っているけど、とにかく、今の自分にできることを続けていかなくては。
ARKに保護した以上、責任をもって、できるかぎりのことをしよう。
人間の勝手な都合に振り回される命を減らす努力をしよう。
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