熱出す前に見たい!!健康意識を高める(?)ディズニー短編Health for the Americas
こんにちは!今年より社会人となり、社会の洗礼と会社からの洗脳を受け、
定期的に「あ、そういえばディズニー大好きだった」と思い出しながら
生きているけんちゃんです。
まずは、ごらんのとおり、書きかけの記事や初日で終わっている旅行記を残し
荒野と化していたこのブログを動かさせてくれるモチベをくれたd-labの皆さんに感謝です。
この記事は ディズニー関連ブログアドベントカレンダー2016 に参加しています。
年末なのでとにかく過去を振り返ります!!
今年もいろんな楽しいことがありました・・・
壮大なフロリダ・南米修学旅行や、上海ディズニー。
みんなで、ズートピアやファインディングドリーを見に行ったことや、
ピクニックしたり、ピューロランドに行ったのも素晴らしい思い出です。
でも、そんな素晴らしい日々もあるものをおざなりにすると、
簡単に消え去ってしまいます!そう、それは体調管理です!!
僕がこの前熱を出し思い出したあるディズニー短編シリーズをご紹介します。
肺炎の時思うこと・・・!!
つい先日の話。肺炎にかかってしまいました・・
高熱で苦しんでいる中浮かんだイメージがこちら
Planning for Good Eating. Walt Disney Studios, 1945. Internet Archive. Web. 27 Jan. 2016.
最近野菜あんまり食べてなかったなぁ・・ポテチばっかり食べてたなぁ・・
食生活さえしっかりして入れば・・という後悔を何度もしていました・・
こちらのイメージはHealth
for the Americas という短編シリーズの一つ
Planning for the
Good Eatingの1シーン。
食べ物で体は出来ているんだよ。バランスの良い食事で強い体ができるんだよという短編。
約8分間でおっさん主人公のチャーリーが健康になります。
他にも、Health
for the Americasでは、時にはフルアニメーション、時には実写を交えつつ、
マラリアの防ぎ方、細菌との戦い方、蚊やハエの恐ろしさといったお役立ち()情報を教えてくれます!
なんならマラリアの話は7人の小人が熱演!!
Winged Scourge. Dir. Bill Roberts. Walt Disney Productions, 1943. YouTube. Thelostdisney, 30 Mar. 2008. Web. 27 Jan. 2016.
ちなみに、ディズニーの映画キャラが出てくるのはこの話だけです。
Health for the Americasって・・??
そろそろみんなHealth for the Americasが気になってきたでしょ・・・??
このシリーズは第二次世界大戦付近の1940年代に
中南米の字が読めない人たちへの教育アニメーションとして作られました。
当時の大統領フランクリン・ルーズベルト(テディじゃない方)の掲げた
「善隣外交」Good Neighbor policyの一環で、
米大陸間問題調整局というなにやら重々しい名前の組織のために
ディズニーが制作しました。
なんでわざわざ中南米のためにアニメーションを作ったかというと、
当時ドイツのナチスのような思想が世界各地に広がっていました。
南米でもその動きが恐れられたので、アメリカは良い関係を築こうとし、
そこに一役買ったのがディズニーだったわけですね。
Health for the Americasって面白いの・・?
短刀直入にいうと全然面白くないです!!!!
当時はクオリティが認められて、別の国にも輸出されたようですが・・・
あくまで教育アニメーション。しかも日本に住んでいたらめったに遭遇しない
シチュエーションばかりなので物好きな方だけどうぞ
でもこういう教育アニメーションの経験が、
ドナルドのさんすうマジックやみんな大好きなプカドン交響楽のような
(プカドン交響楽は観てね!!とくにシングアロング好きな人!!)
ちょっと賢くなれる短編につながったのかもしれません・・・!
いいぞ!よくやった!!グッジョブ!米大陸間問題調整局
米大陸間問題調整局は手放しに誉めていいような組織には思えませんが、
一つだけDオタ的にグッジョブしたいことがあります。
それは米大陸間問題調整局の依頼と資金があったことで
ウォルトたちが南米を訪れ2作の長編
「ラテンアメリカの旅」 と 「3人の騎士」 が生まれたことです。
特にラテンアメリカの旅は南米でも大人気!
米国としては良い関係を作るために映画を作らせたのに、
映画の舞台にならない国(アルゼンチン・チリ・ボリビア・ブラジル以外)から
多くのクレームが来たとか。
3人の騎士は最後のシーン(見た人にはわかるはず)が
クレイジーすぎて批評を呼びましたが、興行的には成功でした。
ともかく。舞浜の地で愛される、バナナの前に楽しいおしゃべりで
僕らを楽しませてくれるあの鳥たちは、
すごくドロドロした大人の事情と政治的ごたごたの中で生まれたのでした。
健全な子に育ってくれて涙ぐましいです。
でも、今東京で人気なことがどう考えても一番の奇跡です。
ちょっぴり後世に伝えたいHealth for the Americas
人にはオススメしないくせになんでこんな話をするのか・・!
やっぱりどこか憎めないのです。このシリーズ。
今年は個人的に南米に縁がある年でした。
20年以上も全然知らない土地だったのに、なんと今年で2回も訪れることに。
中には、アマゾンのジャングルやローカルなお店を訪れる機会もありました。
ごはんを食べるとき、夜眠るとき・・
ご飯が不味かったくらいならよくありますが、お腹を壊すんじゃないか・・
蚊に刺されるだけならよくありますが、感染病にかかるんじゃないか・・
楽しい旅でしたが、そんな不安も常に付きまとっていました。
(事実二人旅で常にほぼどちらかが体調不良・・笑)
もちろん、現地の人は環境に適応していますが、
決してそういう危険が消え去ったわけではありません。
この短編が当時どのくらいの人に観られたのかはわかりませんが、
もしかしたらこのシリーズに救われた人も少しはいるんじゃないかなと思います。
ね、恨めない。
アニメーションってすごいよね
このような政治の道具にされたディズニーのお話はいかがだったでしょうか。
実は今年の始め、大学の卒業論文で戦時中のディズニーアニメーションについて
調べました。
ディズニーのイメージが変わりそうともよく言われましたが、
僕は政治の道具にされている姿を知ればしるほど、
アニメーション(キャラクター)には人を動かす
不思議なとてつもなく大きな力が秘められているんじゃないか・・・!!
と昔からの持論を強めるのでした。
もうすっかり大人になってしまいましたので、
いつまでも不思議な力とはいってられません。
しっかり生きて、しっかり働いて、しっかりDオタして、
この謎の持論をちゃんと解明していきたいと思います。
2016年の冬の宣言でした。
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