独断的映画感想文:ちはやふる 下の句
日記:2017年4月某日
映画「ちはやふる 下の句」を見る.
2016年.監督:小泉徳宏.
出演:広瀬すず(綾瀬千早),野村周平(真島太一),真剣佑(綿谷新),上白石萌音(大江奏),矢本悠馬(西田優征),森永悠希(駒野勉),清水尋也(須藤暁人),坂口涼太郎(木梨浩),松岡茉優(若宮詩暢),松田美由紀(宮内妙子),國村隼(原田秀雄).
人気漫画を原作とする2部作の第2部.
全国大会出場が決まった瑞澤高校カルタ部.しかし部長の太一はA級を取るのに専念,千早はクィーンが高校生と知ってクィーンに挑戦することに夢中,部室はこれも全国大会を目指す吹奏楽部の音に邪魔され,カルタ部は分裂崩壊の危機に直面する.
一方,金沢の新は祖父の法要に現れたクィーンの若宮詩暢に,カルタを捨てたのかと迫られたが….
第2部が,第1部の個々人の成長からチームとしての成長に重点を移していったのは,物語の展開として定番である.
そのオーソドックスな展開に感銘を受けたのは,監督にしてやられたということなのだろう.
すっかり個々人として成長したカルタ部部員の面々に,個人レベルの強さに執着して苦杯をなめ落ち込む太一・千早は,最終的に救われる.そのハラハラどきどきがこの映画の魅力.
広瀬すず,大江奏,松岡茉優ら女優陣がいずれも奮闘.真剣佑は台詞の少ない役を良く演じている.
映画はこの後に解決編(ちはやふる 結び)のあることが暗示されるが,これ1作で充分に楽しめる映画.
★★★★(★5個が満点)
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