独断的映画感想文:007 スカイフォール
日記:2013年4月某日
映画「007 スカイフォール」を見る.
2012年.監督:サム・メンデス.
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド),ハビエル・バルデム(ラウル・シルヴァ(ティアゴ・ロドリゲス)),レイフ・ファインズ(ギャレス・マロリー),ナオミ・ハリス(イヴ),ベレニス・マーロウ(セヴリン),アルバート・フィニー(キンケイド),ベン・ウィショー(Q),ジュディ・デンチ(M),ロリー・キニア(タナー),オーラ・ラパス(パトリス).
トルコのMI6の支部が襲われ,相手国機関に潜入しているNATOのエージェントのリストが奪われた.
ボンド等が追撃を試みるが,間一髪相手の主犯パトリスを取り逃がし,ボンドは激流に墜落し殉職する.
MI6のMのPCがハッキングされ,解読された潜入者を週5人ずつ公表するとの脅迫が届き実行される.
生き延び,酒浸りの生活を送っていたボンドはこの状況を知り,MI6に復帰するが….
ハードなアクションとCGを駆使したスペクタクルなシーンが呼び物の007シリーズだが,今回はひと味加わったものがある.
それは滅び行く古きMI6と伝統を背負いながら甦る新しいMI6,そこに復帰する007というロマンであろうか.
今回の悪役シルヴァを演じるハビエル・バルデムは相手にとって不足はない超大物,彼の存在感あふれる演技が素晴らしい.ボンドガールも只美しく侍るだけでなく,それぞれが抱えた人生が垣間見える点が印象的.
ボンドが古いガレージから引き出したアストン・マーチンDB5(!!)を駆って飛び出していくシーンに流れる「007のテーマ」と言い,自身が生まれた廃屋を爆破せざるを得ない場面でボンドが呟く「こんな家」という台詞と言い,ジェームズ・ボンドというキャラクターのこの50年間を俯瞰させる演出も好ましい.
ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド・シリーズの期待いや増す好編.
★★★★(★5個が満点)
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コメント
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
投稿: 投資の初心者 | 2013/05/15 13:13