独断的映画感想文:ナイン・ソウルズ: なんか飲みたい

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2012/05/13

独断的映画感想文:ナイン・ソウルズ

日記:2012年5月某日
映画「ナイン・ソウルズ」を見る.2
2003年.監督:豊田利晃.
出演:原田芳雄(長谷川虎吉),松田龍平(金子未散),千原浩史(車一馬),鬼丸(宍戸ラン),板尾創路(亀井富士夫),KEE(猿渡清),マメ山田(白鳥ひでみ),鈴木卓爾(乾真一),大楽源太(牛山一郎),伊東美咲(ユリナ),京野ことみ(佳子),唯野未歩子(ミサオ),今宿麻美(希新),鈴木杏(ガン子),松たか子(ユキ),藤木悠(定食屋の主人),麿赤兒(駄菓子屋の主人),國村隼(元偽札王 山本),北村一輝(タモリ),瑛太(金子ノボル),井上順(中山).
刑務所で同房の長谷川虎吉ら9名はいずれも懲役10~15年のそうそうたる面々,偶然見つけた抜け穴から脱走する.
首尾良くキャンピングカーを奪取し,一同は仲間の偽札王・山本が金を埋めたという小学校のタイムカプセルを目指す.
結局金は埋まっておらず,彼らは強盗・かっぱらい等を繰り返しながら珍道中を続ける.
やがて自分の女や育った地元等,立ち寄ってはならないそれぞれの場所目指して彼らは個々に動き始めるのだが….3_2
9人の中では「息子殺し」の長谷川,「父親殺し」の金子未散の確執が前半の軸である.
長谷川は,リーダーシップがあるが絶対服従を求めるタイプ,金子はその長谷川をつけ狙う.原田と松田の絡みが印象的.
俳優は異色の面々が豪華にキャスティングされ,なかなかに見応え有り.
伊東美咲のストリップショー(ミュージックは何と浅川マキの「ちっちゃな時から」)も見てのお慰み.
後半ロードムービーの夢は終わり,それぞれが非業の最期を遂げたり捕まったり,人生の決着がついていく.
そのエピソードは悲哀に満ちているが,最後のシーンで観客は癒やされるだろう.
極悪人どもが演じる心温まるファンタジー.1_2
個人的には千原浩史,板尾創路,北村一輝が好き.
★★★☆
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