独断的映画感想文:山形スクリーム
日記:2010年6月某日
映画「山形スクリーム」を見る.
2009年.監督:竹中直人.
出演:成海璃子(岡垣内美香代/光笛),沢村一樹(葛貫忠経),AKIRA (EXILE)(与藻須賀三太郎),マイコ(勝海子),竹中直人(山崎田内左衛門),桐谷美玲(鏑木宙子),紗綾(敏酒圭),波瑠(波来前胸恵),温水洋一(温水洋一),六平直政(ムトゥ),田中要次(分倍河原),広田レオナ(サジエ),井口昇(瓜瓦眉執),荻野目慶子(津留子),緋田康人(織蛾味スグル),篠原ともえ(チャッピー),佐伯新(うるやん),赤井英和(鹿島津),石橋蓮司(伊東丹波成定),斉木しげる(藤本権田景頼),デビット伊東(夏彦),クリスタル・ケイ(ケイシー・千尋・セバスチャン),岩松了(岡垣内今朝明),生瀬勝久(蝦蟇且茂治郎),由紀さおり(与藻須賀トメコ).
東京の紅女子高校歴史部4名は,山形で合宿すべく担任の勝先生に連れられて山形県御釈ヶ部村にやってくる.
この村には平家の落ち武者の武将と姫が非業の最期を遂げた伝説があって,村長等はこれをネタにレジャーランドを売り出そうと画策,落ち武者の霊が眠る祠を重機で倒してしまう.
その夜忽然と落ち武者が蘇り村人を殺し始める.殺された村人はキョンシー化し,村は大混乱に陥るが,美香代が光笛姫に生き写しだったことから話は思わぬ結末に向かう….
蘇った落ち武者の霊が美香代のために無事昇天するという,成海璃子ちゃんを中心とした物語があるから辛うじて映画の体をなしているが,後は竹中直人の好き放題やり放題,ベタな芝居と古いギャグネタ,いろいろな映画のパクリ(オマージュなどという高尚な言葉は竹中向きではあるまい)を,おもちゃ箱ひっくり返したように羅列しまくる,何とも言い様のない映画.
途中で何度,電源叩っ切って寝てしまおうと思ったか.
まあこういう映画をお金掛けて撮ることのできる竹中直人は幸せ者と言えば良いのだろう.
成海璃子ちゃんに免じて★★(★5個が満点).
しかし後味はそう悪くないのは,竹中さんの人徳でしょうか.
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