独断的映画感想文:エルダー兄弟
日記:2010年1月某日
映画「エルダー兄弟」を見る.
1965年.監督:ヘンリー・ハサウェイ.
出演:ジョン・ウェイン(ジョン・エルダー),ディーン・マーティン(トム・エルダー),マーサ・ハイヤー(メリー・ゴードン),アール・ホリマン(マット・エルダー),マイケル・アンダーソン・Jr(バド・エルダー),ジョージ・ケネディ(カーリー),デニス・ホッパー(ディヴ・ヘイスティング).
ジョン・ウェインの通俗西部劇.
母親ケイティの葬儀に集まる4人のエルダー家の兄弟,長男ジョンはガンマン,次男トムは博打打ちで兇状持ち,三男マットは何をしているか判らないが,末のバドは学生.
彼らが家をあけていたうちに,飲んだくれで博打好きな父親は牧場を乗っ取られ後ろから打たれて死んでいた.牧場を乗っ取ったヘイスティングは,先手を打って殺し屋カーリーを雇う.
母親は町の人に慕われ,老保安官ビリーも兄弟を気遣うが,保安官補ベンはガンマンのジョンに気を許さず,トムに殺人容疑の手配が出ていることを知って彼を逮捕しようとする.
それを止めて一人エルダー家に向かったビリーが死体で発見されると,ベンは自警団を集めて兄弟を逮捕.ベンは彼らを連邦保安官のいるラレドに護送しようとするが,その途上,ヘイスティングは彼らを襲い,マットが死亡バドも重傷を負う….
この時点で主人公達は町中から敵視される犯罪者でしかも怪我人がいる,この状況をどう切り開くのか?というあたりがポイントで,それ以外には特に印象的なものはない.
まあジョン・ウェインが主演する西部劇ということで全て許されるという映画.高倉健が主演するヤクザ映画だったら基本的にオッケーという感じに似ておりますな.
エルマー・バーンステインの音楽も,二番煎じ三番煎じの感じがするどっかで聞いた様なもので,今ひとつ.
悪党ヘイスティングの気弱な息子でデニス・ホッパーが出ている.この人も息の長い役者さんだ.
★★★(★5個が満点)
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