黒崎警視のMファイル
東京23区の中に新明区という国家未来戦略特区が総理大臣肝いりで設けられた。
新明区では警察は警視庁ではなく特別に作られた新明区自治警察が捜査・指揮をとるらしい。
この特区の中心部に高層ビルのツインタワーがあり、そこには謎めいた高層マンションがある。
主人公の拝嶋輝明は警視庁刑事部に所属する黒崎警視率いるチーム黒崎のメンバーである。
拝嶋は同僚の相沢詩織とともに新明区の高層マンションの秘密を探る為に住み込みのコンシェルジェとして潜入捜査を行うことになった。
任務を果たすうちに利権と欲望にまみれた特区の秘密が明らかになっていくのだった・・・・。
題名の「黒崎警視のMファイル」とは警視庁の幹部の醜聞が書かれたファイルで、黒崎警視はそのファイルの力で型破りの捜査を可能にしていると噂されている。
そして拝嶋にはそのファイルに関わる別の密命も・・・。
奇想天外とも言える設定の中で痛快無比な展開に最後まで一気に読みたくなる警察小説です。
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