カラスも色々
この辺りでは、ゴミは集積所ではなく自宅の前に出すことになっている。
自分のゴミは自己責任。
我が家から通りを隔てた小さな5階建てのビルの前にも、当然ながらゴミが並ぶ。
自宅の2階から通りがよく見える。
ある日一羽のカラスがやってきてゴミを漁り始めた。
もちろん突っついて散らかす。
ビルのオーナーと思われる人が掃除をしているのを見かけるようになった。
大変だなぁ、と思っていたら、次のゴミの日には二羽になっていた。
そして先日、カラスが三羽になり、五羽になり、後からやってきたカラスも含めて六羽になった。
ここに餌があるよ、と仲間に告げているに違いない。
ゴミが置かれている場所はかなり広い駐車場脇。
そこに盛大にゴミを散らかし始めた。
六羽もいればかなりの量になる。
ネットでもかければいいのに、と思う。
六羽もいると少し怖い感じがするので出てこられなかったのかもしれない。
しばらくすると清掃車がやってきて道路上のゴミは全て回収された、駐車場内を除いては。
清掃車の人も大変だなぁ。
感謝しかない。
その日、一羽のカラスが残りのゴミを一つ咥えて電柱に止まった。
口にゴミを咥えたまま、周囲を見回している。
と、その時口からゴミが落下してしまった。
慌てても、もう遅い。
ゴミは道路の上。
人通りも多くなってきた。
カラスは諦めたのか、飛び去っていった。
イソップの寓話「欲張りな犬」を思い出してしまった。
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