地方の小さな市の政治 2
都議会のドンという議員の話題が巷に流れているが、B市のドンは市長だった。
彼はどんな会合にも市の職員をぞろぞろ引き連れて、5分遅れて登場した。
陰では「大名行列」と揶揄されていたが、本人は自分が一番偉いと勘違いしていたのだと思う。
自分より遥かに立場が上の人物がいてもそうだったというから、ある意味凄い。
最後に登場するのがステータスとの考えは全く理解できないが。
彼の尊大な態度の理由は、小さな市である上に、市内の土建業者、不動産業者を利益誘導の形で掌握していたからだ。
市の職員は当然のことながら地元出身が多く、逆らえない。
逆らえば「職を失うぞ」と恫喝されると聞いた。
自分の秘書のゴルフ用品を市の経費にしたり、行かなくても良い海外視察にファーストクラスを使ったりと、ここまで書いてきてどこかの知事に似ていると思った。
規模が違うだけで、することは地方でも都市でも全く変わらない、と再認識した。
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