ひろの世界: 2012年8月

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2012年8月

2012年8月31日 (金)

姿勢

先日ペアルックで歩く若いカップルを見かけた。
女性は白地に黒く丸い模様、黒いスカート、男性はその逆で黒地に白の紋様、白のダボダボズポンである。
背中にリュックを背負っている。
それも女性は白、男性は黒の布地だ。
二人とも格好良いと思って歩いているのに違いない。
確かに人目を引く装いではある。
が、しかし他人に素敵だと思われるには、二人には致命的な欠陥があった。
それは姿勢、歩き方だ。
どんな素敵なファッションも、歩き方が悪ければどうにもならない。
若い人には颯爽と歩いてもらいたい。
足を引きずるようではなく、背筋を伸ばして。
背中を丸め、足をまげて歩くのでは、折角のファッションが台無しだと思うのだが。

2012年8月30日 (木)

ベン・ニコルソン

イギリスの画家である。
独自の技法を会得した初期の画風は、美しい色合いで、主に風景や静物画を描いている。
そのころの絵が好きだ。
晩年の作品は私には理解しがたい。
絵の前に立ち、う~~~ん と唸ってしまう。
どこがどう良いのかわからない。
あまりにも抽象化された絵は私には理解できない。

https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3&hl=ja&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=7owxUKqIJafNmAWqpIAY&sqi=2&ved=0CE4QsAQ&biw=1175&bih=909

2012年8月29日 (水)

素敵な人々1

旅行会社のスタッフ
旅行するときは殆ど○TBを利用している。
きっかけはトラブル(トラベルでトラブルなんてしゃれにもならない)だったのだが、その時の店長のフォローがよかったため、それからずっとお世話になっている。
素敵なのはその店長ではなく、女性スタッフの一人である。
年齢は窓口にいる若い子よりかなり上に見受けられるが、オバサンではない。
物腰も丁寧で、見た目も上品だ。何よりも商品(旅行)に関して実に詳しい。私の担当になっていてくれたのだが、残念なことに退職してしまった。理由は子供が出来たため大事をとりたいとのことだった。長らく望んでいてやっと出来たこどもだそうだ。
素敵な人は何故かやめてしまう。残念だ。

よく行く喫茶室の店長
若いのに気配りの人である。
外見は今はやりの男の子、という感じだ。
茶髪にスレンダーな体型、顔も悪くない。
目が行き届いているというか、若い従業員に対して的確な指示を与えている。(長居することが多いのでわかる)
もし私がこのような商売をしているなら、是非引き抜きたいと思ったほどだ。
もう何年もいるから、若くないのかもしれない。
態度がずっと変わらないのも気持ちがいい。

素敵なマダム
フレンチや和食、鉄板焼きの揃ったお店に年何回か行くのだが、鉄板焼きのコーナーで見かけた女性だ。
年齢は70-80くらいと思われる。
ひとりで食事の様子。
私たちが入っていくと、にっこりとしてこちらを見た。
穏やかな素敵な方だった。
おしゃれをして、ひとりでもレストランに食事に来る。優雅な物腰と笑顔。
私もそのくらいの年齢になったら、せめて穏やかな笑顔をいつも湛えていられるようになりたい。
「レストランで優雅に食事」は無理そうだが。

2012年8月28日 (火)

ホームレス(デパ地下編)

新宿南口にあるデパートの食料品売り場で、パンを買おうとした時のことだ。
新しい製品の宣伝のためか、パンを陳列してあるケースの上に試食用のパンが、かわいいカゴに入れられて置かれていた。
私がケースの中を物色していると、突然店員がその試食用のパンのカゴををひったくるようにして中に入れた。
なにごと? と私が驚いて上を向くと、ひとりの中高年と思われる女性の手が、パンカゴの上を掠めたところだった。 手ぶらで、いかにもな感じだ。
パンカゴは女店員の電光石火の早業により、中身を略奪されることなく無事だった。
呆然として見送る私の視線の先には、堂々と歩くその女性の背中があった。
目の前で繰り広げられたバトルに物も言えないでいる私に、店員は「申し訳ありませんでした」とにこやかな表情を見せた。
『さっきの顔は鬼のようだった』とおなかの中では思ったが黙って目当てのパンを買った。

新宿のデパ地下の食料品売り場では、どのデパートもこのような被害にあっているらしい。
試食は誰でもOKというものの、そういう人が手を出したり、そばにいれば普通の客はよりつかないから、販売員も必死なのだろう。
渋谷のデパートでは見ない光景だ。

2012年8月27日 (月)

長屋?

とある高級住宅街を散歩することがある。
有名人や政治家などが多数居を構えている住宅街だ。

バブルがはじけてからだろうか、土地を売る人が増えたようで、広大なお屋敷がいくつもに分割されてこじんまりとした家が立つことが多くなった。
街並みが壊されて、部外者としてはちょっと残念。

通りを歩いていると建設中の物件に出会った。
工事現場を取り囲む塀にかけられている「建築のお知らせ」
施主・建設会社・どんな建物なのか、が書かれている。

目を引いたのがその中の建物の欄。

「長屋」とある。
長屋? 今どき珍しいネーミング。
テラスハウスのようなものなのだろうか。
高級住宅街と長屋のもつイメージとの落差に思わず笑ってしまった。

出来上がりが楽しみだ。

2012年8月26日 (日)

鹿児島寿蔵

人間国宝の人形作家である。
私は人形は好きではないが、この作家だけは別だ。
独特の紙塑(しそ)人形は色合いも造形もクラシカルなものから現代的なものまで、それぞれが素晴らしく、このような人形があったのだと、ため息をついた覚えがある。

ネットで探したが、私の好きな人形が載っているサイトはなかった。というより、写真のあるサイトは殆どない。
残念だ。


http://www.nihon-kogeikai.com/KOKUHO/KAGOSHIMA-JUZO/KAGOSHIMA-JUZO.html

2012年8月25日 (土)

職業選択2

ピアノを買ったのはかれこれ4年ほど前。

年に2回ほど調律師が来る。

気持ちの良い若者で、雰囲気が調律師にぴったり。信頼していた。ところがある時、一枚のはがきが届いた。

退職の挨拶状だった。

不思議に思って新しく変わった調律師に事情を聞いてみたところ、かれは競艇の学校に入ったという。

競艇?

それはまた珍しいところに。

彼は以前から競艇の選手になりたくて、試験を受けていたそうだ。システムは全く分からないが、念願かなって選手になるべく学校に入学し、すでにレースにも出ているという。

若いうちは色々な可能性が試せる。

彼の活躍を期待している。

2012年8月24日 (金)

お受験? なにかおかしい

一昨年のことだった。知り合いがお産をするのである病院へ入院した。
9月末ごろだったと思う。
四人部屋だったという。
同時期に同室だったある女性は、生まれた子供より、家においてきた子供のことばかり心配している。
上の子は丁度6歳。お受験(嫌な言葉だけど)の年頃。
塾にも通わせて、一生懸命だったらしい。ところが妊娠、受験の大事な時期に出産となってしまった。
戦線離脱というわけだ。
それが悔しくてならない。
「私の子供が塾に通えなくなって、他のお母さんは喜んでいるに違いない」と言っている。
つまり、塾通いの仲間は全てライバル。ひとりが脱落すれば他の親はライバルが減って喜ぶ、という理屈なのだそうだ。
受験を諦めたわけではないから、余計くやしいのだろう。
入院中、子供の勉強?が遅れるのが心配なのだ。

何かおかしい。
生まれた子供にもっと関心を向けて欲しい。
その年齢で、受験なんてどうだっていいじゃないかと思うのは部外者だからか。

2012年8月23日 (木)

怒りやすい人

コンビニに買い物に行った。
すいている時間なので、レジには女の子がひとりだけ、あと一人は棚の整理をしていた。
レジ前には二人の客が並んでいた。その後ろに私も並んだのだが、狭い通路なので自然に左に曲がる形になった。
次の客は、今度は私と反対側に並んだ。
つまり、1つのレジに二列出来てしまったわけだ。
私の後ろにまた客(30-40代の男性)が並んだところで、棚の整理をしていた店員が飛んできて隣のレジで「お次の方どうぞ」という。
私の前の人は既にレジで会計中だったので私がそちらへ進んだ。後ろの男性も一緒に移動。
私は結構の数の買い物をしたので、時間が掛かる。
その間に隣のレジでは私の後に来た人も会計を済ませた。すると並んでいなかった女性客がレジが空いていると思ったのだろう、さっとそのレジで会計を済ませた。
レジの女の子は次に私の後ろにいた客に、「次の方こちらへどうぞ」と言った。
自分より後に来た女性が先に会計を済ましたことが気に入らなかったらしい。
私の後ろにいた客はレジの女の子に向かって文句を言い始めた。
言葉がやたら丁寧だ。
「今のレジの順番はおかしいと思いませんか?」
なんのことか分からない女の子は「?」という顔をする。
「なんで怒られているのかわからないんですか? 順番がおかしいと言っているんですよ」
「??」女の子は怪訝な顔。
「それがわからないのなら、バイトなんかする資格ないですね。やめてしまいなさい」
そういい捨てると、買ったコーヒーの缶を一本持って、外の看板を蹴飛ばして去っていった。

たかが2-3分のこと。
そんなに怒ることなのか?
自分が怒ったことにより、一番不愉快になるのは自分自身なのに気が付かないのだろうか。

2012年8月22日 (水)

職業選択1

数年ほど前、大晦日に給湯器が故障したことがあった。
その時嫌な顔もせずにきてくれたのがノーリツの若い社員だった。
たぶん二十歳前後。
そして二年後のクリスマスの日、またしても故障。
来てくれたのが同じ人。

去年から毎年暮に定期点検に来てもらうこととした。
今回顔を見せたのは、去年からの人。
「前の人はどうしたの?」と聞いてみた。

「彼は今年やめたんです。ずっと電車が好きで、今年やっと電車の会社に受かって」
なりたいものがあるのは良いことだし、念願かなって良かったね。

我が家は新しい給湯器もノーリツにするこをにした。

アフターサービスは大事。

2012年8月21日 (火)

外国人の日本語

とある楽器店で人を待っていた。
そこには音楽教室もあり、小さなロビーもある。
備え付けのカウンターには背の高い椅子が何脚か置いてある。座りにくいので、私は中央にあるスツールに座っていた。
そのカウンターの椅子にパナマ帽を被り、スーツをビシッと着こなした30~40代位の外国人の男性が座って雑誌を読んでいた。(もちろん英語の)長い足ではあの高い椅子も問題ないだろう。
しばらくすると、12,3歳位の女の子がやってきた。
彼女を見て、彼が話しかけた。
「〇〇、おおきくなったね」
私は思わず彼の顔を見てしまった。
「しばらくじゃないか」と女の子に話しかける。そこへ女の子の母親らしき女性がやってきた。彼女は明らかに日本人だ。
「元気? 〇〇は大きくなったね。少し食べすぎじゃない?」とその母親に言う。
確かに、かなり太めの女の子だ。

流暢な日本語というよりイントネーションが自然な日本語なのだが、何しろその外見とはミスマッチ。姿を見ていなければ外国人だとは思わないだろう。

そこでふと思った。
少なくとも私の周りでは、日本に元々住んでいる人は別として、アジア系の外国人より、欧米系の外国人のほうが日本語のアクセントが自然だ。
なぜだろう。
言語学的に何か理由があるのだろうか。

2012年8月20日 (月)

丸ビル内 フレンチレストラン

丸ビル内にあるフレンチレストラン。
最上階にあるので見晴らしがよい。皇居も見える。
何回か利用している。本店が恵比寿にあるが、私としてはこちらが好み。

ただ、サプライズのアイスクリームはちょっとね・・・
確かに、驚きではあるのだけれど。

7月初旬、ランチの後、丸の内界隈を散歩。

Marunouchi3

Marunouchi2

Marunouchi4

2012年8月19日 (日)

掃除機いろいろ

どの家庭もそうだと思うが、我が家には掃除関係の道具が色々ある。

2008年に買ったルンバ、その前の年に買ったダイソン、国産の掃除機、クイックルワイパー(大型、小型)、箒、大型ローラー・・・

その中で現在一番活躍しているのが・・・箒!

ルンバは便利に使っていたが、何年か前に修理(メーカーのリコール)してから調子が悪く、充電が十分にできないので、現在はテーブルの下で長期お休み中。修理を頼むには梱包してメーカーに送らなければならない。私的には結構面倒なのだ。

ダイソンは吸引力は強いが後の掃除が私的に面倒。やはり部屋の隅でお休み中。ルンバと違って、時々出番がある。

そんなめんどくさがり屋の私にとって一番の掃除器具は箒とちりとり&雑巾。手軽だし、後始末も楽。箒だけでは取りきれない細かいごみは雑巾がちゃんときれいにしてくれる。

大きなコロコロロールとウェット型のクイックルワイパーも活躍している。

ま、アナログが一番というところか。

2012年8月18日 (土)

ホームレス(病院編)

タクシーを利用していると、時々興味深い話を聞く。
看護師を乗せた時に聞いたというのが以下。

あるホームレスが急病で倒れ、救急車で病院へ運ばれた。
そのホームレスを風呂に入れきれいにするのに看護師達はたいへんな労力を使ったという話も聞いた。
看護師を乗せた時に聞いたという。
何回洗ってもきれいにならない。匂いが抜けない。
他の患者にも迷惑をかける。
しかもお金を払わない。(ないのだから仕方ないが)
彼を運んだ救急車は清掃するまで使えない。(救急車内の汚れと匂いがひどい)

このように周囲に多大な迷惑をかけながら、本人や人権屋は診療を受ける権利があると主張する、とタクシーの運転手は憤慨していた。
「彼らは働く気はないんですよ。昔で言えば乞食」と吐き捨てるように言った。
確かに、現在タクシー運転手はハードワークで薄給だ。
税金も取られている。
怒りたくもなるだろう。

タクシーの運転手に限らず、少ない給料でも一生懸命働いている人と、一部のホームレスとの間に深い溝が出来つつあると感じた。
社会不安に結びつかなければ良いのだが。

働きたくても働く場所がない人と、全く働く気がない人を同列には考えられないが、
良い解決方法はないのだろうか。

2012年8月17日 (金)

トラブルの街

渋谷を歩いていて、何らかのトラブルを見かけない日はない。

先日、渋谷公会堂から井の頭通りへ降りてきた交差点でのこと。
白髪の男性が歩道で倒れていた。
数名の連れと思しき人々が取り囲んでいる。
やがて救急車のサイレンが聞こえてきた。
「こっち、こっち」と手を振る連れの人。
救急車を見かけない日は殆どない。

季節によっては急性アルコール中毒で救急車を呼ぶ人が多くなる。
殆どが若い男女だが、節度を持って飲むことを知らないのだろう。

同じ交差点で、自家用車と個人タクシーのトラブルを見かけた。
信号が赤になると、自家用車の男性が降りてきて、タクシーの窓をかなり強く叩き文句を言っている。
もちろんタクシーは窓を開けない。
どちらがどうなのかは分からないが、黒い服装のその男性はちょっと怖そうに見えた。
だが、乗っている車は黒だがホンダのハッチバック。ま、コワイ系ではなさそうだ。
信号が青になるやいなや、タクシーは急発進して逃げた。

246と道玄坂を結んでいる道路がある。
その真ん中あたりにコワイ系の事務所があると聞いているのだが、その周囲には時々それらしき車やオニイサンがたむろしている。
ある時、渋滞の中黒塗りのいかにもそれらしきセダンが渋滞の列を横目に対向車線に入り、通り過ぎて行った。
対向車は驚いてクラクションをならしたところ、黒塗りの窓から怒声が聞こえた。
私は通り過ぎてしまったので、その後の成り行きは知らない。

渋谷を舞台にバイオレンス系の小説が多いのも頷ける。でも池袋や新宿には負けるが。

しかしながら、住むのに決して怖い街ではないと擁護しておく。

2012年8月16日 (木)

髭剃り

男性が鬚を剃る行為は、女性の化粧と同じだと思うが、どうなのだろうか。

通りを歩いていたら、ワンボックスカーが歩道の脇に駐車していた。窓から若い男性が顔を出していた。
私は歩道を歩いているのだから、嫌でも顔が目に入る。
顔をゆがめて何をしているのだろうと思ったら、首を歩道に突き出して運転席でひげを剃っているのだ。
ひげそりの「ブーン」という音が聞こえる。
車内が汚れるのが嫌で、顔を外に出しているのだろうが、見ている方は不快だ。

男性も女性も、家の中と外の区別がつかなくなってきたのか。
憂鬱な時代になったものだ。

2012年8月15日 (水)

あくび

①ギャラリーにあるカフェにて

中年男性が写真集を広げて楽しそうに連れの女性に写真の説明している。
私が見たところ、かなり素晴らしい写真の部類に入ると思う。
ところが、女性(若い)はあきらかにあくびをかみ殺している表情だ。
ついに彼が下を向いているとき、口を抑えながら大きな欠伸をした。
よっぽどつまらなかったのだと同情した。
が、彼が顔をあげるといかにも話を聞いているかのごとく、相槌をうっている。
立派。

②通りにて

渋谷の繁華街を歩いていたら、前方からくる女性が大きな口を開けてあくびをした。
あくびをしながら歩くとは、おみごと。
しかし、彼女の喉の奥まで私は見たくなかったな。
せめて手で覆うかなにかしてほしいものだ。

③デパートのフロアーで

デパートには休憩場所としていくつかソファが置いてある。
そこで妻を待っているのだろうか、座っている男性(複数)はみんなおおあくび。
あくびは確かに移る。

2012年8月14日 (火)

残念に思うこと

付き添いで病院へ行った時のこと。
ひとりで、通路のような待合室で診察が終わるのを待っているとき、歩行補助器を押しながら中年男性が歩いてきた。
付添らしき中年の女性は、彼の前を歩いている。
私はソファに座っていたのだが、ちょうど私の向かい側に、その男性が歩行器を置こうとして、手を離したとたん、バランスを失って尻もちをつくように後ろに倒れ、私めがけて背中から落ちてきた。
あわてて背中を支えたものの、男性は壁に頭をぶつけてしまったらしい。

その時、さっと立ち上がり、手を差し伸べその人を起こそうとしたのは、外国人の男性だけだった。
流暢な日本語で、私に「手を放しても大丈夫です」と言うと、ゆっくりとその人を抱きかかえて椅子に座らせた。
看護師がとんできて、その人を診察室に運んだのだが、付き添いの人はお礼を言わない。動転していたのだろうか。
ほかに男性も多くいたのに、何もしない。
見てるだけ。

しばらくして私の連れの診察が終わって、彼の前を通った時目が合った。
彼はにこっと笑い、私も笑顔を返した。

会計でのこと、かの中年男性も診察が終わったのか連れの女性と一緒にやってきた。
女性は後方からただ歩いているだけ。
私はまたこっちへ倒れてくるのではないかと冷や冷やした。
付き添いで来たのだろうから、とっさの場合支えられる位置にいるのが普通じゃないのだろうか。

2012年8月13日 (月)

薀蓄

ひとりで喫茶店に入った。
そこは、ガレットやクレープのほかに、なぜか点心や中国茶を置いている。
昼食がまだだったのでガレットとカプチーノを注文した。
客は私と、もう一人だけ。
若くはないけれど若めの男性である。
静かだから話し声が聞こえる。
彼は中国茶を頼んだらしい。
運ばれてくると、ウェートレスに向かってあれこれと講釈を始めた。
仕事だから仕方はないとはいえ、笑顔で聞いている彼女。
そして、何かが気に入らなかったのか、お湯を取り換えさせた。
持ってくると、また延々と薀蓄を並べ始めた。
そして会計のところでも。

よしてくれ~~~
聞きたくもないのに、声が大きいから耳に入ってくるじゃないか。

彼の蘊蓄を聞いてくれる人のいない寂しい人なのかなぁ。

2012年8月12日 (日)

差別?

同業関連の集まりで、とある和食のレストランへ行った。
都心ではあるが、閑静な場所に広い敷地を持つ店だ。
すべて個室で趣の異なった庭にそれぞれ面している。
味は・・・普通だな。

その店は女性だけなら部屋代はサービス。
男性が一人でも加わると部屋代は別途とられる。
それも安い金額ではない。

ウーム。

今は男性も女性も同じように働く時代。
映画にしろホテルにしろ、女性優待の風潮は喜んでいいのかどうか。
複雑だ。

2012年8月11日 (土)

二キロ走ってくれ

暑くなるとタクシーにもおかしな客が増える。

タクシードライバーが、都心のとある場所で、手を挙げている男性をみつけたので停車してドアを開けた。
ところが、その男性は乗車しても行く先を言わない。
「どちらまで?」と聞くと、
「2キロ走ってくれ」と言ったそうだ。

「それって、どういう意味?」と私が運転手に聞くと、要するに涼みたいから2キロ(すなわち初乗り運賃の距離)だけ走って欲しいとの要望だったらしい。

私「それなら喫茶店にでも入ればいいのに」
運「2キロ分、涼しく移動したかったんじゃないですか?」
私「でも、2キロぴったりで止めるのは難しいでしょう」
運「走行距離のメーターを見ながら走るんです。メーターがあがるちょっと前で停まります。メーターが上がる前にわかるようになってるんです」

いやはや、ドライバーも大変だ。
そういう客に限って、オーバーするとすごい勢いでクレームをつけそうだ。

2012年8月10日 (金)

中華料理

 ペニンシュラホテルの中華レストラン。
香港で行ったペニンシュラの中華はとても美味しかったので、行ってみた。
まずくはないけど、期待していたほどではない。(期待しすぎか?)
ランチということもあって、コースでも料金はそこそこ。高くはない。
わざわざ行くほどのことはない。

 白金にある一軒家レストラン。
ここには何回か行ったことがあるので、接待にも使う。
夜のコースとランチとは違う。
ランチとしてはコースにすると高いかな。(安いのもあるし、アラカルトもある)
美味しい。気に入っている。

 浜離宮を見下ろすコンラッドホテルにあるレストラン。

比較的さっぱり目。

胃には優しいと思うが、こってりを望む方には物足りないかも。

名前も気に入ってる。(味には関係ないけど)

店内はブルーで統一されていて、涼しげ。

2012年8月 9日 (木)

電車にて

JRに乗っていた。
混み具合はまぁまぁ。
立っている人と座っている人が同じくらいの感じ。

とある駅で携帯電話をかけながら若者が乗ってきた。
「あいつのこともう信用できねぇよ」と大声で叫んでいる。
乗客の目はその若者へ。
「おれさ、使われただけなんだよ。使われただけ」

あ、そう。
良く事情は分からないけど使われたのね、かわいそうに。
この車両に乗っている人たちにはよ~~くわかったから、あんまり大声で話さない方がいいよ。
大声で携帯でしゃべっている君を見ると、自業自得かもなんて思ってしまうよ。
電車内では携帯電話はよそうね。

2012年8月 8日 (水)

節電の夏と言いながら

渋谷駅のハチ公前には、二つのスクランブル交差点がある。

 

去年の震災前は、多数の電光掲示板や広告スクリーンがあって、喧騒の交差点だった。話をしていても何も聞こえない状態。

 

震災後の去年の夏、その広告は全て表示されなくなり、静かな街にしばらくの間戻っていた。

 

ところが、いつの間にか復活、節電はどこへ?

 

ことしになると、スクリーンがまた増えてきたように思う。

 

節電はまずそこから、ではないか? 必要もない、むしろ迷惑な電気の使い方だと思う。だいたい誰も聞いてないし、見てないのに無駄だ。

2012年8月 7日 (火)

ユニークな人々

美容院でシャンプーをしてもらっている間に、まだ20才そこそこのシャンプー係りの女の子と盛り上がったのがこの話題。

彼女は渋谷駅から繁華街を通って出勤する。
その間に見掛けるユニークな人々。

以前は、ピンクのスカートにピンクの帽子、ぬいぐるみを抱いたおじいさんが有名だったが、私は近頃見かけない。
彼女によると、まだ通りを闊歩しているそうな。

一番驚いたのが、メイド服に金髪のきらきらするかつら、ヒールを履いてあるく30代の男性。ちなみに身長は180センチ近くある。
「こわいですよ~~」と彼女は言う。

ぶつぶつ言いながら、半分笑い顔で歩いている人はかなりいる。

エレベーターの扉に張り付くようにして待っている中年女性。扉が開くと、回数表示のボタンの前にぴったり陣取る。そして空に向かってずっと微笑んでいる。

化粧が濃すぎて皆同じ顔に見える女子高生の集団。 等々。

「日本の将来は危ない」とその20歳の女の子と意見が一致した。
これってどうなのかなぁ。

2012年8月 6日 (月)

最近のトイレ事情

最近、トイレで用を済ませた後、流さない人が増えているという。
ま、流し忘れ。


理由はもちろん自動洗浄のトイレのせい。

我が家のトイレにもその機能は付いているが、停止してある。
流さないのが癖になると一大事だ。

訪問先の家やレストラン、その他公共施設が自動的に流れるトイレばかりではない。

この間、どこかのトイレに入ったら、「このトイレは自動洗浄です」とうるさくアナウンスしていた。
音姫の音とそのアナウンスでかなり煩いトイレだった。

我が家の税理士の自宅も自動洗浄なので、事務所ではしょっちゅう流したかどうか戻って確認するそうだ。
何か笑えない話。
そこで、事務所も自動洗浄に変えたという。

我が家では停止したんだけど。
対応も様々。

2012年8月 5日 (日)

事故

昔住んでいた町での出来事。
新しく開発された住宅団地で、顔見知りが多い狭い社会である。

以下の話は全て伝聞ではあるが、信ぴょう性は高い。

団地内のゴルフ仲間(女性のみ)が平日に車でゴルフに出かけるよていだった。4人のメンバーだったのだが、前日にそのうちの1人が都合が悪くなり、Aさんに声がかかった。
Aさんは気軽に行くと答え、車を出してと頼まれたのもOKした。
東名の浜松インターで降りるはずだったのだが、おしゃべりに夢中になりインター出口を通り越しそうになって慌ててハンドルを切ったため、車は横転。後部座席に乗っていたひとりが車から放り出され、全身を強く打って死亡してしまった。後の3人は怪我ですんだ。

まだ後部座席のシートベルト着用が義務化されていないころの話である。

同乗者の保険はそれほど高く設定できないから、払いきれなかったのだろう。自宅は売却、夫とは離婚した。好意で乗せた二人からは恨まれ、彼女達の口から団地中にその話は広まった。(私も当事者から聞いた一人)
亡くなった人にはとても気の毒だが、その人の夫は賠償金の一部でポルシェを買って乗り回しているという。(別に何を買おうと構わないが、全員を、特に亡くなった人を良く知っていただけに釈然としない)

そのことがあってから、他人を乗せないことにした。(他人に乗せてもらうときは、家族に賠償金の請求は保険内のみと言っておく・・私はそのときは死んでいる状況なので、賠償金無しでも一向に構わないのだが、保険会社を儲けさせることもないので)

足を悪くしたとき、思い出したのはこの事故だった。利き足の右が少し不自由だ。アクセルやブレーキの感覚が鈍っているかもしれない。何かのはずみで事故を起こしたら、相手の家庭はもとより、自分の家庭も破壊することになる。

治るまで運転は控えようと決心した。

2012年8月 4日 (土)

好奇心もここまでくると・・・

かなり前のことだが、新宿から私鉄で一時間ほどの地方都市に住んでいたことがある。
地方都市によくあることだが、旧住民は市の中心部とそれをとりまく農家、新住民は市のはずれに新たに作られた住宅団地に住む、という構図ができあがっていた。


私は公団アパートに住んでいたのだが、その五階にOLと思しき女性がひとりで住んでいた。
OLの隣に住むAさんから漏れ聞いたところによると、夜のアルバイトでもかなり稼いでいたという。

ある日、私が帰宅すると、Aさんが青い顔で私の家の前で待っていた。
「いったいどうしたの?」驚いて聞くと、
「今日、大変なことがあったの」と言う。
お昼ごろ、隣のOLがタクシーを呼んで急いで出て行った後、コワイオニイサンが何人かやってきて、そのOLの家の窓から家具を放りはじめた。
下に人がいなかったから良かったものの、当たれば怪我ではすまない高さだ。
Aさんは、鍵を閉めて隣の様子を伺っていた。
しばらくして静かになったので、隣の家の様子を見に行った所、まるで映画かテレビのワンシーンのように、畳の上に出刃包丁が突き刺さっていた。


恐る恐る浴室を覗くと浴槽には真っ赤な水が・・・・。

浴槽の中には赤いトランクが沈められており、その塗料が溶け出したものらしい。
窓から慌てて下を見ると、放り出された家具は全てなくなっており、コワイオニイサンたちが持っていったか、管理の人が片づけたか。

そんな話を聞きながら、そのOLやコワイオニイサンより、Aさんの好奇心に呆れたのだった。

2012年8月 3日 (金)

渋谷にはこんなところも

大学と病院と保育園とが隣接した場所。

整備された駐車場に花壇。

Hiroo1

樹齢〇年の木も・・

Hiroo2

Hiroo2_2

 Hiroo3_3


かわいい鳥居

    Hiroo4

2012年8月 2日 (木)

タクシーに忘れ物をすると

先日の朝タクシーに乗ったところ、足元に黒い袋が落ちていた。中にはTSUTAYAのCDとレシートが・・・
運転手に渡すと、今会社から緊急連絡が入ったところだという。これの事だったんだとひとりで納得していた。
それから「いやだなぁ」と顔をしかめた。
「なんで?」と聞いた。
「○○まで届けて欲しいと言われるお客さんが多いんです」
「自分で取りに来ない?」
「みんなわがままですからねぇ。午前であがりなんですけど、場所によっては今日の仕事はこれで終わりですよ。時間がかかっちゃって」

ついでに忘れ物を発見したときのマニュアルを聞いてみた。

客が忘れ物をしたことを気がつかない場合
営業所に持ち帰り一週間ほどそこで保管
その後、持ち主が現れなければ警察に届ける

客から連絡があった場合
客のいいなり(笑)
たいていはどこそこへ持ってきて欲しいというのが殆ど
運転手はそこへ届けなければならない
その間仕事はできない

運転手も大変だ。
そういえば、この頃必ずと言っていいほど、降りるとき「お忘れ物はありませんか?」と聞かれる。
あれは親切心ばかりではなく、迷惑だからなんだなと思った次第。

2012年8月 1日 (水)

疑問に思うデパートの習慣

誰もが感じていると思うのだが、開店時の最敬礼はなんとかならないものか。
あれは苦手だ。
昔からの習慣なのだろうか、度が過ぎていると思うのは私だけなのだろうか。
無視して歩くのもなんだし、かといって一人一人に挨拶をするわけにもいかない。
いきおい、開店時間にはなるべく行かないことにしているが、時間に追われているときはそうはいかない。
開店と同時に必要なものを買うこともある。

ある夕刻、デパートのエレベーター前のベンチに座っていた。
そのエレベーターはデパートの裏手近くにあり、店員が頻繁に通る場所でもある。
そこで奇妙なことに気が付いた。
私の前を通り過ぎるとき、店員が軽く会釈していく。それはともかくとして、店員が裏手の控え室?へ入るとき、くるっと振り向いてお辞儀をするのである。
出てくるときも一礼する。
要するに、売り場に出入りする際は、一礼をすることになっているのだろう。
何故?
そんなことをする必要ないではないか。

こういうつまらないことの積み重ねが、お金を払う側が偉いと勘違いさせているのではないか?
客と店員は対等である。
誰だって客になったり店員になったりするのだ。過剰なサービスをさせられていると、自分が客になった場合それを相手に要求するようになるのではないか?
悪循環であると思う。

昔「お客様は神様です」といった歌手がいたそうな。
言葉だけが独り歩きをしている、そんな気がする。

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