時限感染 殺戮のマトリョーシカ - 岩木一麻 - 読了 - あ行
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時限感染 殺戮のマトリョーシカ - 岩木一麻 - 読了

  10, 2019 23:27

時限感染 殺戮のマトリョーシカ - 岩木一麻 - 読了



ヘルペスウイルスの研究者が首なし死体となって発見された。現場には寒天状の謎の物質と、バイオテロを予告する犯行声明が残されていた。猟奇事件にいきり立つ捜査陣であったが、彼らを嘲笑うように、犯人からの声明文はテレビ局にも届けられる。社会が生物兵器の脅威に晒される中、早期解決を図るべく、捜査一課のキレ者変人刑事・鎌木は、下谷署の桐生とともに犯人の手がかりを追いかけるが―。





読んでいるとバイオテロとは言うものの、人々が苦しんだり死ぬという描写は一切ない。

唯一描写されているのは冒頭での「首なし死体」として発見される南真千子だけだ。

に、しても時系列にしてみると南真千子の首なし死体が発見されたのは七月六日で七月十六日に犯人の一人で門伝は、研究室主催者である南真千子に笑顔を返した。と描写があるけれどどういう事なのだろう?

最後まで読んでもこの箇所の回収がされていないと思ったのですが私の勘違いでしょうか?

それとは別にもう一人の犯人である相葉の犠牲の払い方に私は東野圭吾の「容疑者Xの献身」的な物を感じました。

自分はどうなっても愛する人を救いたいという、常人では到底思いつかない方法。

途中まではバイオテロがどうなったかとかそういう描写がなかったので退屈でしたが終盤では驚くような真実が明かされて面白かったです。








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