2つの世界大戦が暗い影を落とす1943年、「オオカミ谷」と呼ばれる丘陵地で静かなくらしを送るわたしの前に、黒い心を持つ少女が現れた。わたしを、わたしの大事な人たちを、傷つけ、わなにかけ、おとしいれていく。わたしは闘うことにした。けれども、ことは、それだけですまなかった――嘘は真実をよそおい、11歳の少女を迷わせる。せつない決心は、予期せぬ結末へ……2017年ニューベリー賞オナー受賞作。ローレン・ウォーク、輝きのデビュー作。
一気読みでした。主人公はアナベル・マクブライドという名前の11歳の女の子。
アナベルの通う学校へベティ・グレンガリーという14歳の女の子が転校してくる。うわさではベティが転校してきたのには「矯正不可能」だかららしい。
所謂、不良ってやつ。そしてこの子がアナベルが嘘をつくこととなる元を作る。そして、もう一人の重要な人物がトビー、オオカミ谷に住み着いた放浪者。
ある日アナベルが学校からの帰宅途中に待ち伏せしていたベティから嫌がらせを受けてしまう。そこから段々とベティが本性を表わしていきトビーも巻き込まれてしまう。
読み終えて思ったのはやっぱりアメリカは「銃社会」なんだなって事と人を見かけで判断してはいけないってこと。多分、読んだ人にはわかると思います。
これから読む方にはネタバレになるから書きませんが。。。^^;
でも、アナベルがトビーの為に使った勇気と嘘には誰も文句は言わないと思います。
寧ろ、トビーの為には嘘をつかない方が良かったのではないかと考えさせられました。
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