うたわれるもの 二人の白皇 第17話 「決意の対価」
- 2022/10/16
うたわれるもの 二人の白皇 第17話 「決意の対価」 感想
マロロ…
ぶっちゃけこのアニメってどのヒロインよりもマロロがハク的にも視聴者的にも一番ウェイトの大きなムーブをしていて真のヒロインだよねみたいに思っていたけどそれも単なるネタではなく本当にそうなったというマロロの退場回。これでマロロはハクの中でも視聴者の中でも永遠になったのだ。
マロロは精神操作されている間も植え付けられたオシュトルへの恨み以上に常にハクへの想いを一貫して持ち続けていていかにその友情を大切にしていたかが分かるし、その死の瞬間にも「本当に生きていてくれて良かったハク殿」という言葉を残していったところにジーンときた。
死にゆくマロロに対して接する際に自然とハクに戻っている声優さんの演技も良かった。
良いキャラだったし愛着もあったので本当は退場しないでほしかったけどこうなるだろうとは思っていたし、ここで退場しないと他ヒロインに勝ち目がなくなってしまうので仕方がないか(ぇ
物語の方はここにきて真の黒幕としてライコウではなくBL作家が台頭してきた気配。まぁ一期の終盤のオシュトルを嵌めた事件にライコウは絡んでいないというような節はあったし、BL作家の方はこれまでにもいくつか意味深なシーンがあったのでやはりきたかと。
気になったのは「あの方は見つかりましたか?」という台詞。この男こそが全ての黒幕なのかそれとも黒幕の手先にすぎないのか。どちらにしても<あの方>という存在が今後のクライマックスの鍵を握ると。
あの方とはいったい誰なのか?個人的にはそもそも全ての引き金となった”帝の死”そのものが怪しさしかないと一期の頃から思っているのでそこから考えるとやはり帝なのか。
しかし帝だとすると姿を隠している理由とこの男がそれを探しているという理由が分からない。帝は自身の意思で姿を隠してこの男は帝の命令に従っているのではなく勝手に帝を追っている?
あの方が帝ではないとして、まだ見つかっていないという情報からすると表に姿を見せているアンジュでもクオンでもない。となると、ハクもしくはハクオロを指しているのか。
こう改めて書き出してみるとハクの可能性はあるかもしれない。記憶をなくしたハクが最初のあの場所に居たことにこの男が絡んでいたのかも。もしそうならこの世界の核心の様々な情報や力を握っているのだろうし帝の死も本当でこの男に殺された可能性もある。というかこの男そもそもとして人間なのかも。
ヤマトに潜む黒幕にあの方の存在、アクルカの力を使い消耗していくハクの運命は、いろいろ気になる情報と展開をもっていよいよ物語もクライマックスに差し掛かってきた。