アーカイブ :2011年01月 命の重さ
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報道 2011年01月

04日:わな規制緩和へ 環境省、指導あれば誰でも設置OK /長野
04日:猫の街 歴史背負う「尾曲がり」 /長崎
06日:卯年のブームの裏で相次ぐ“捨てウサギ”
07日:ペティオ 犬用玩具「ふんわりボール」を自主回収
07日:都会の矛盾…野良ネコ天国 イヌより捨てられやすいが、天敵減って餌付けも多く
08日:殺処分・・・命考えて /愛媛
09日:ペット、殺処分から救って ハイサワー社長の詩が歌に
10日:ウサギの心音聴かせる体験好評 /三重
10日:自然の境界 野生クマへの餌やりは保護か
12日:犬と私の5つの約束 古河市、マナー向上促す“住民票”交付 /茨城
12日:鳥獣被害対策:専従の熟年ハンター、知事がチーム化検討へ 臨時職員で雇用も /静岡
13日:犬の飼育マナー守って 足立区冊子に公募写真65点 /東京
13日:捨てウサギ放置できず…飼い主をネット募集 /静岡
14日:アライグマ野生化で被害 実態把握へ対策加速 /愛媛
14日:犬のひも、放さないで 大津市、公園に看板設置 /滋賀
15日:病気や身体障害のあるハンデ猫の里親になって /東京
15日:害獣駆除:オオカミ放ち駆除 大分・豊後大野市が輸入計画 /大分
16日:動物実験を考える勉強会 /神奈川
17日:動物虐待の規制強化を 愛護団体がシンポ /岩手
17日:環境省 ペットフードの基準及び規格の改正(案)まとまる意見募集開始
18日:卯年迎えブーム到来 県内、ウサギ売れ行き好調 /徳島
18日:卯年の受難 増える捨てウサギ 誤った認識背景に
20日:野良猫に不妊去勢手術 獣医師会らが無料で30匹 /東京
21日:ただ捨てられる命 犬・猫、殺処分を公開 松山の施設 /愛媛
22日:シカなどの食害共済基金を設立 11年度 /兵庫
23日:今年の干支、野ウサギ激減 富山県内 里山の環境変化裏付け /富山
23日:ウサギの売れ行き、前年の3倍 富山県内ペット店 仕入れ苦労 /富山
23日:アライグマ生息調査 /徳島
23日:猫殺処分の削減を 岐阜大生が岐阜駅周辺で啓発 /岐阜
23日:野生動物と共存するまちづくり 大町市で学習会 /長野
23日:山枯れ 農作物被害 /静岡
24日:農家を守るか、動物愛護か /和歌山
24日:神戸市の川にうり坊迷いこむ、4日経過か /兵庫
24日:ツキノワグマ:兵庫の目撃情報、1000件超える /兵庫
24日:ヒグマの保護管理方針案固まる 危険度を設定し対応 /北海道
25日:不幸な野良猫減らそう  都留文大生有志が繁殖防止活動 手術費提供呼び掛け /山梨
26日:志木市 ペット火葬車を規制 条例案提出へ 違反者に罰則も /東京
26日:県が鳥獣害対策本部 /岐阜
26日:捨て犬「シーちゃん」、愛護センタ-が本に /長野
26日:那須塩原の温泉街にクマ出没 /栃木
26日:ウェストハリウッドを毛皮禁止の街に 保護団体が推進 /アメリカ
26日:外来生物、人間やペットにも影響?「野生動物研修会」開催
26日:人と動物の共生、考えよう 平井潤子さん講演 来月、神戸で /兵庫
26日:集え「エイリアン・バスター」 琵琶湖の外来種、駆除ボランティア /滋賀
26日:線路のシカに徐行2時間超 北で温かい話 /北海道
26日:熊本市動物愛護センター 殺処分ゼロを目指し /福岡
26日:犬とふれあい、学ぶ 東浦の小学校 /愛知
27日:ハクビシン被害、2年で10倍…イチゴや果樹も /岩手
27日:保護された犬や猫の現状紹介 /広島
28日:不要犬・ネコ回収車にゴミのように捨てられ… - ペット大国日本が抱える"闇"
28日:身勝手な人類の一員としてペットを飼うということ
29日:被害防げヌートリア捕獲講習 /広島
29日:陸自、来月8日から駆除エゾシカ運搬 道と協定締結 /北海道
31日:舞坂ゆき子、新曲で「愛犬家に命の大切さ」
31日:老犬「ぱっくん」ありがとう /秋田



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老犬「ぱっくん」ありがとう /秋田

読売新聞 2011年01月31日

「我が家には、おむつをはいたねたきりの犬がいます。1日に何回もとりかえるおねしょシーツの交換を楽にしたいと思って作りました」

 これは、大館市立扇田小学校4年の金谷茉陽(まお)さん(10)が昨秋の「県発明展」に提出した文書の一部。茉陽さんが考案した「寝たきりわんこのシーツ取りかえマット」は、児童・生徒の部で発明協会県支部長賞を受賞した。

 ローラー8本を横に並べたマットにペットシーツを敷き、その上に金属で作ったはしご状の「枠」が置かれている。用を足したら犬ごと枠を持ち上げ、四隅にあるフックにかけ、シーツを交換する仕組み。雄の飼い犬「ぱっくん」のために昨年の夏休みに作った。

ぱっくんが金谷家にきたのは19年前。茉陽さんが小学校に入学した頃、ぱっくんは白内障で視力を失い、一昨年秋からは足腰も弱り始めた。ゴロンと倒れることが増え、家族が「おかしいな」と思い始めた時、ついに立ち上がることもできなくなってしまった。

 寝たきりでトイレに行けなくなったぱっくんの「おねしょシーツ」交換は母の幸さん(45)が担当。体重約10キロのぱっくんを一日に何度も片腕で抱え、かがんでシーツを交換する。大変そうな幸さんと不安げなぱっくんを見るのはつらかった。茉陽さんは「楽に交換できるものを発明しよう」と決意した。

 茉陽さんはやせたぱっくんが痛くないよう、ローラーにスポンジ素材のカバーをかけるなど改良を重ね、失敗の度にやり直した。完成したのは、夏休みの最終日。9月に発明展に出品し、入賞の知らせを受けると、ぱっくんに寄り添って言った。「ぱっくんのおかげで賞をとれたよ!」

 5歳から水泳を習っている茉陽さんはほぼ毎日練習に出かける。練習が嫌になることもあるが、ぱっくんの頭をなでると、ふかふかした手触りとぬくもりに癒やされる。8月の市大会では、練習のかいあって平泳ぎの25メートル部門で優勝。メダルをぱっくんにかけてあげると、うれしそうに見えた。

 しかし10月5日、ぱっくんは夜通し苦しげに鳴き続け、翌日亡くなった。18歳、老衰だった。マットはまだ展示中で、ぱっくんに使ってあげることはできなかった。

 幸さんは「お医者さんには夏までもたないかもと言われていた。茉陽の頑張りと入賞を見届けてくれたのかも」と感じた。「最後まで動物を飼う責任や、命の大切さも教えてくれたんじゃないかな」

 今年は卯(うさぎ)年だが、茉陽さんは、年賀状にメダルをかけたぱっくんの写真を使った。「ずっと忘れないよ」という思いを込めて。



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舞坂ゆき子、新曲で「愛犬家に命の大切さ」

産経スポーツ 2011年01月31日

 1985年に日航機墜落事故で他界した歌手、坂本九さん(享年43)と女優、柏木由紀子(63)の次女、舞坂ゆき子(34)が30日、東京・代官山ホワイトルームにファンや関係者120人を招いて新曲「ボクものがたり」の発表会を開催した。

 舞坂は元宝塚女優で現在は歌手兼女優。一昨年にレコーディングし、昨年9月からインディーズレーベルで発売してきた同曲は、最終的に殺処分されてしまうペットの運命を歌っている。

 8歳のトイプードル、つむぎちゃん(メス)とゆうきくん(オス)を飼う舞坂は、イヌを癒やすドッグセラピストとしても活動しており、「たくさんの愛犬家の方に、命の大切さを伝えられないかと考えました」と切ない歌声を披露した。



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陸自、来月8日から駆除エゾシカ運搬 道と協定締結 /北海道

北海道新聞 2011年01月29日

 道と陸上自衛隊北部方面隊(札幌)は28日、エゾシカの有害駆除に関する協力協定を締結した。今冬は釧路管内白糠町で、2月8~10日に実施する。道によると自衛隊が野生動物駆除について、自治体と協力協定を締結するのは全国初。

 協力協定書によると、自衛隊は陸上自衛隊第5旅団(司令部・帯広)の隊員約30人、ヘリコプター1機のほか、スノーモービルや資材運搬車など約20台の車両を投入。

 道から10人、地元猟友会のハンター20人が参加し、計約60人体制で実施する。駆除は白糠町右股地区国有林で実施し、駆除区域内の除雪は道森林管理局が担当する。

 自衛隊ヘリコプターに道職員を同乗させ、シカの居場所を地上で待機しているハンターに伝え、シカを駆除する。駆除したシカは自衛隊のスノーモービルで回収し、資材運搬車で集積場に集められた後、釧路市内のペットフード工場に運ぶ予定だ。

 高橋はるみ知事は28日の記者会見で「大きな成果があることを心から期待している」と話した。



大殺戮大会が開催される。そんな印象しかありません。
そんな場に自衛隊を使うっておかしくないですか?

「大きな成果があることを心から期待している」と言った高橋はるみ知事。
大きな成果って何ですか?1頭でも多くのシカが殺される事を期待しているのでしょうか?




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被害防げヌートリア捕獲講習 /広島

中国新聞 2011年01月29日

 福山市内で特定外来生物のヌートリアが農作物を食い荒らす被害が増えていることを受け、市は28日、同市金江町の市園芸センターで市民向けの捕獲講習会を初めて開いた。市内の農家を中心に約100人が参加した。

 狩猟免許を持つ同市熊野町のタクシー運転手宮本三喜男さん(70)が講師を務めた。宮本さんは箱形のわなを解説し、「巣穴近くに置き、餌にサツマイモを仕掛けると効果的だ。指をかむから気をつけて」と助言した。

 参加者からは「捕獲したヌートリアを殺さずに、動物愛護センターなどで保護できないか」との意見も出ていた。受講者は、狩猟免許が無くても捕獲が許される。市は今後も講習会を開く方針。

 同市神辺町の農業松岡誠之さん(73)は「昨年、田植え直後の苗を食べられた。田植え時期までに捕まえ、被害を防ぎたい」と話していた。



今度はヌートリアですか。

確かこの動物も人間が何らかの目的で国内に入れた動物だったと思います。

目的が達せられたのか知りませんが、不要になったら捕獲/処分ですか?

人間っていつからそんなに偉く(えらそうに)なったんでしょうね?




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身勝手な人類の一員としてペットを飼うということ

リアルライブ 2011年01月28日

 今西乃子・著/浜田一男・写真『犬たちをおくる日』(金の星社/2009年刊/税込1,365円)の紹介記事をネットで読んだ。飼い主が連れてきたり外で捕獲されるなどして貰い手もないまま殺処分されるイヌやネコの姿と、動物愛護センター職員の仕事ぶりや胸の内を伝えるノンフィクション本だそうである。

 その紹介記事中にも出てくる「身勝手な飼い主」という言い回しは、ペット問題を語る文章で必ずと言っていいほど良く見かけるもの。動物の命を軽視する風潮を非難する言葉だ。僕自身も憤りを感じる一人だが、それでもこのフレーズを目にするたび、ペットにまつわる悲しい記憶がよみがえり、激しく苦悶してしまうのである。

 幼い頃から実家で一緒に育った飼い犬のゴローとは、幼なじみ同様に暮らしてきた。けれども犬の成長は早く、僕が中学に入る頃には、人間でいえば60歳。番犬として家の前の犬小屋に繋がれていたが、ある冬の日に近所の子供たちから、雪玉を投げつけるなどしてイジメられた。僕より学年が下の悪ガキどもの仕業である。叱りつけたらすぐに逃げて行ったものの、その時にはもう手遅れで。

 ゴローはすっかり人間不信に陥ってしまい、家族以外の人間が近づくと猛烈に吠えたてるようになった。それ以降「猛犬注意」と触れこんでは、慣れない人が近づかぬよう注意してきた。ところがある日、妹がエサをやろうとしている時に知り合いが訪ねてきて、妹が「危ないからダメだ」と止めても「大丈夫」といって聞かずに近付き、腕を噛まれてしまった。

 完治までに日数を要する大怪我となり、父は責任をとってゴローを殺処分すると言いだした。「知らない人を噛んだのは、番犬としての役目を果たしただけなんだ。どうして殺さないといけないの?」泣いて懇願しても「いったん人の血の味を覚えたイヌは、癖になってまた噛みつく」として譲らない。数日後、学校から帰ると犬小屋にゴローの姿はなかった。それから何日もの間、愛犬のことを思って泣いた。

 当時、我が家ではネコも飼っていた。ゴローもそうだったがペットショップで購入したのではなく、増えすぎて飼えなくなった知人から貰い受けたのだ。しかし僕ら家族の住む社宅が老朽化のため取り壊されるとこととなり、引越し先はペットを飼うことが禁じられていた。そこでさらに貰い手を探したものの、見つからなかった。

 3匹のうち1匹だけ貰ってくれるはずの友人の親が「やはりダメだ」というので自宅に連れ帰ったところ、身の危険を感じてパニックになったのか、どこかへ消えてしまった。翌朝、車に轢かれているのを僕が見つけ、父に手伝ってもらい埋葬した。数日後には、もう1匹も後を追うようにして事故死。最後の1匹は何とか親戚に預けられたが、先住猫と折り合いが悪く家出したまま帰らないそうである。

 これらの体験によって植え付けられた悔しさ悲しさ、そして何よりも拭いがたい罪の意識から、もし今後またペットを飼うようなことがあれば、絶対に一生面倒を見ようと子供心に決意した。しかし何もできなかった無力な僕は、やはり世間から見れば「身勝手な飼い主」の一員なのだろう。

 僕が子供の頃に、人を噛んで殺処分された犬のゴローや、事故死するなどしていなくなった猫たち。こうして思い出してみると、可哀想なことをしたと思う。決して虐待していたわけではない。けれどもペットを飼っていることそれ自体が、まるで虐待であるかのようなことまでいう人もいる。しかし実際に何もしてやれないからには、飼っているかどうかに関わらず、誰もが身勝手な人間の一員に過ぎないだろう。

 殺処分に当たる保健所の職員は、何もしてくれない人たちの尻ぬぐいをしているのであって、飼い主だけを責めたところで状況は変わらない。ましてや「愛犬チロの敵打ち」と称し、元厚生事務次官らを殺害した小泉毅被告のように、行政を憎むのはお門違いだ。

 全国で殺処分されるイヌやネコは、1年間で30万匹前後にも及ぶそうである。うち3割が犬で、7割が猫。ここ10年で半減してはいるが、減っているのは犬ばかりで、猫は横ばい。8割が生まれて間もない子猫だそうである。事故や病気や飢えで死んでいく野良猫が不憫で、去勢や避妊手術をボランティアで行っている人もいる。自分で飼えればいいのだが、それにも限界がある。

 手術を受けさせるのも人間のエゴに見えるかもしれないが、少なくとも既に生まれている命が天寿を全うできるだけでもマシだろう。殺処分数が4年連続で全国ワースト1位だった福岡県の動物愛護センターでは、昨年8月から去勢や不妊手術を無償で行うようにしたそうである。

 もし国家が殺処分せずに全ての犬猫を飼うとしたら、どうなるだろう。100匹の猫を飼う社長令嬢なる人がテレビ出演し「月100万円かかる」と言っていたことがある。1匹当たり1万円ということになるが、さらに3割程度にまで抑えたとしても、10年で300万匹なら、毎年1,200億円。国家予算が90兆円として750分の1。多いと見るか少ないと見るか、難しいところだ。

 身勝手な飼い主は身勝手ゆえに、どんなに飼うなと言われても飼っては捨てるだろうし、何らかの理由で飼い主の下を離れ、そのまま処分されることもある。動物は自由に生きられるのが理想かもしれない。しかし野性の熊でさえ里に降りてくるこのご時世。人間と共生しながら代を重ねてきた彼らが、野性環境で問題なく生きていけるかは疑問に思えてならない。

 だからこそ僕らには責任がある。もはや誰が悪いという話ではなく、これは人類全体の罪なのだ。自分だけは悪くないなんて、言い逃れることはできない。誰もが等しく罪を背負って生きていくべきなのである。できれば罪なき彼らの世話に一生を捧げながら!

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不要犬・ネコ回収車にゴミのように捨てられ… - ペット大国日本が抱える"闇"

マイコミジャーナル 2011年01月28日

昨年12月、東京・千代田区で「動物愛護法改正に向けて! 」と題したシンポジウムが開かれた。女優の浅田美代子さんや元国会議員の藤野真紀子さんもパネリストとして登壇。ペットをめぐる現状に憤りの声を挙げ、法律改正の必要性を熱く訴えた。ペット大国・日本でいま、どんな問題が起きているのか。シンポジウムを主催した日本動物虐待防止協会代表で放送作家の藤村晃子さんに聞いた。

1年間に殺処分される犬は8万頭以上

――12月のシンポジウムでは犬の殺処分についての問題も議論されました。日本ではいまどれくらいの犬が殺処分されているのですか?

環境省の2008年度のデータによると「愛護センター」や「動物指導センター」などに収容された犬は年間9万810頭、そのうち8万2,464頭が殺処分されています。迷い犬のほか、飼い主から処分依頼されて殺処分される犬もかなりの数に上っているようです。

――飼い主からの処分依頼とは……。そんなことが簡単にできる仕組みなのですか?

「鳴き声がうるさい」「引っ越しするので飼えなくなった」「病気になった」といった理由でも、法律上引き取らざるを得ない自治体が多いですね。

「不要犬・ネコ回収車」に捨てられた犬は泣き叫びながら死んでいく

――12月のシンポジウムでは、藤村さん自身が捨てられる命の現状を追ったドキュメンタリー『最後の瞳』の上映もありました。飼えなくなったペットを回収する「不要犬・猫回収車」に同行し取材されたものですが、私自身はこうした「回収車」の存在も知らなかったので驚きました。

こうした回収車は、保健所まで車で何時間もかかるような広域な県などに多いですね。自治体から委託された業者が定期的に指定場所を周り、「飼えなくなった」ペットを回収しています。私が取材した地域では、週に1、2回、きょうは何市、あすは何市という具合に回っていました。ゴミのように箱やケージに放り込まれ回収されていく犬やネコをみているとやり切れない思いがしました。

――その犬たちはその後どうなるのですか?

迷い犬として保護された犬の場合は愛護センターなどに3―7日ほど収容され、飼い主などの引き取り手がない場合に殺処分されるということになっているのですが、飼い主自身が持ち込んだ犬は翌日にはもう殺処分という感じです。

――シンポジウムでは浅田さんが「殺処分の方法も酷い」と発言されていましたね

日本では二酸化炭素ガスを使った殺処分がほとんど。これは決して安楽死ではありません。電車のようにすし詰めの状態でパニック状態になり苦しみながら死んでいく「窒息死」です。麻酔剤を併用した安楽死に変えるべきだと思います。犬が泣き叫ぶ姿や壁をひっかく姿が頭から離れず、夢でうなされる職員もいます。「犬・ネコ回収車」や殺処分の現状についてはペット大国日本の責任!―いのちがおしえてくれたこと (長崎出版)という本で詳しく書いています。興味のある方はぜひ読んでみてください。

悪徳業者排除のための動物愛護法改正を

――業者側の問題についてもお聞きしたいと思います。悪徳業者が後を絶たないとのことですが

売れない犬を保健所に連れていって処分してもらったり、糞尿だらけの不衛生な状態で育て、ごはんをろくに与えなかったり。これは虐待ですね。悪環境に置かれた犬は体の免疫力が低く感染症にかかりやすくなります。全身の毛が抜けたり、爪が肉球に入って腐ったり。体にひどい負担がかかるほど出産を繰り返させる業者もいます。私たちはこうした悪徳業者を「パピーミル」(子犬製造工場)と呼んだりしていますが、彼らはペットを金儲けするためのモノとしか見ていません。限界まで産ませるだけ産ませて、子犬を産まなくなればお金がかかると捨てて、売れ残れば廃棄するのです。

――こうした悪徳業者を排除するためにも動物愛護法を改正して規制を厳しくすべきだと

はい。日本では、ペット産業を取り巻く業界の都合を軸にすり合わせるという形で作られています。これでは本当の動物愛護法とはいえません。日本の憲法を変えないと禁止にできないとか、不透明な理由から法改正が長年進んでいませんが、例えばイギリスでは、衝動買いを促すような子犬の店頭販売は規制の対象となり、ドイツでは飼う側にも当然の飼育規制を法整備しています。繁殖者には、繁殖の回数制限も明記しています。

今回の改正では少なくても、「深夜販売、インターネットのクリック販売、ネットオークション、悪徳繁殖業者の温床になっているペットの競市などへの厳しい規制」と「8週齢以下の犬は親犬から離さない、幼年齢扱いの徹底化」を求めていきたいと考えています。

――8週齢以下の犬はなぜ親から離してはいけないのですか?

犬が親や兄弟から社会性を学ぶ大切な時期は生後6~12週間、この時期を「社会化期」といいます。ところが、日本では生後36~45日が"売り時"とされているのです。この時期に親から引き離され、市場に出されることは犬の成長にとって決してよいことではありません。生後約35日~50日は特に感染症にかかりやすい時期でもあります。経営事情から、大きい犬を店内に置いておくのは、不利益だという考えもあるらしいのですが。

――そうですね。人間に置き換えて考えればわかるような気がします。最後に今後の活動について教えてください

3月には動物取扱業に関する骨子案が決まる予定です。そこで2月26日にデモ行進を行うことになりました。悪徳業者から動物の命を守るための動物愛護法改正を呼びかけます。

私たちが訴えていることは「あまりに理想が高くて現状に合わない」と言われることもあります。でもこちらからすれば理想が高いのではなく、動物たちへの配慮を考えるレベルが低すぎると思うのです。放送作家として経済番組を担当して感じたことなのですが、ビジネスから生まれる本当の価値は、お金だけではなく「どれだけ社会に貢献できたか」ではないでしょうか。

今後も動物達の命が、本当に救われるように、動物愛護法の行方をしっかりと見守っていきたいです。

PROFILE : 藤村晃子(ふじむら・あきこ)
日本動物虐待防止協会代表理事。放送作家。2009年DVD『最期の瞳』で不要犬・ネコ回収車に密着し、捨てる側の理由を直撃インタビュー。その様子を取材し、捨てられる動物たちの現状をカメラに収めた。同年、動物愛護管理法を見直す会を設立。2010年刊行の『ペット大国日本の責任!―いのちがおしえてくれたこと』(長崎出版)では、行政殺処分、インターネットオークション、深夜販売など多様化するペット問題を取り上げている。放送作家として、テレビ、CS番組などでも活躍する。

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こんな考え方が出来る人がいるって...

With animals ~愛の反対は憎しみではなく、無関心~様のツイートまとめに下記のようなものがありました。

お悩みパンチという投稿サイトに投稿されたお悩み

■■■ 転載、ここから ■■■

去年の暮れに、ペットショップで一目ぼれした子犬を飼ったんですが、
夜中までキャンキャン吠え散らかし、近所迷惑になるわ、
ベランダで糞はもらすは、ペットフードはちゃんと食わないは、
あげくのはて正月で遊びにきてくれた母に噛み付いて、指を大怪我させたので、
これはもう仕方ないと思い、保健所に、持っていったところ、
保健所の職員に「犬の気持ちを考えて」だの「飼い主には、飼った責任がある」だの説教されました。
もちろん私だって、こんな馬鹿な犬でなければ、飼っていこうと決めて飼い始めたのに、
なにかこちらが一方的に悪いようなことばかり言われて、気分が悪かったです。
保健所の職員だって税金で飯食ってるんでしょ?ここまで言われる必要がほんとにあるんですか!?

■■■ 転載、ここまで ■■■

実際の投稿と回答は下記を参照下さい。
http://punch.livedoor.com/q/615

この相談者の方の考え方、「犬も猫も家畜と同じ」って、「牛や豚は食べる為に殺すくせに、犬や猫を殺して何が悪い」って、ここまであからさまに命を軽視した発言が出来る人ってどんな人なんだろうと思いました。

もしかして、こう言う考え方の人って多いのでしょうか?
だから殺処分が無くならないのでしょうか?

以下は私の考えです。

[相談者の方について]

最初にこの投稿を見た時、何て馬鹿な発言をする人だろうと、かなり頭に来ましたが、冷静になって考えて見ると、この人は「犬の育て方を知らなかった(知ろうとしなかった)」結果、全く教育(躾と言う言葉は嫌いです)されていない子犬が、飼い主(相談者)の意に沿わない行動ばかりを繰り返すので保健所へ連絡したと言う事になります。

仮にペットショップが販売時に、”こう言う教育をやらないとこんな問題行動につながりますよ”って教えてあげれば、犬を育てる事に慣れている人が近くに居れば、こんな飼い主にならなかったのではないかと思います。

やっぱり啓発って大事ですね。
ただ、個人の啓発って可能な範囲がせまいですから、やっぱりペットショップでの購入時説明をキチンとして頂き、安易な気持ちで購入しようとする人を削減して欲しいです。
ショップ側にしたら、売り上げや利益まで削減してしまうので、現状のままではやらないだろうと思いますから、少し前に上がっていた「ペット税」を導入して、殺処分費用に使うのではなく、ペットショップへの補助に使うとか。

[回答者の方について]

色々な方が回答されていましたが、無知だったとは言え、相談者を怒らせるような回答はおかしいですね。
怒りをおさえながら、何とか相談者に命の大切さを伝えようとしている人も居るのに、怒りにまかせて馬鹿だの鬼畜だのと...。これでは相談者が意固地になるのもおかしくないかと思います。


このやり取りを見ていて、世の中には無知であるが故に命の大切さがわからない人が居て、そんな人に理解して貰う為には努力と忍耐が必要なんだなと痛感しました。


| その他 | 00:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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保護された犬や猫の現状紹介 /広島

中国新聞 2011年01月27日

 動物愛護について考えるパネル展が福山市引野町の動物病院「アロハ」の併設カフェで開かれている。県内の動物愛護センターで保護された犬や猫などの現状を紹介している。無料。2月22日まで。

 パネルは31枚。引っ越しなど、飼い主の都合で持ち込まれた動物や、保護されても飼い主が見つからず殺処分される動物が目立つ現状を紹介している。迷子を防ぐために首輪に連絡先を書いたタグを付けることなども呼び掛けている。

 併設カフェの店員で愛玩動物飼養管理士の辻有希さん(40)=同市曙町=が「流行でペットを飼う人が多い中、命を大切にするための取り組みを知ってもらいたい」と企画した。

 水曜日と祝日を除く午前10時~午後7時。併設カフェ=電話084(983)1122。



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ハクビシン被害、2年で10倍…イチゴや果樹も /岩手

読売新聞 2011年01月27日

 野生動物のハクビシンによる農作物被害が深刻化している。

 主に岩手県一関、気仙地方での被害が大きいが、最近は葛巻町、岩泉町などでの目撃情報もあり、被害が拡大している。自治体は猟友会や住民と協力して対策に力を注いでいる。

 ハクビシンはジャコウネコ科の動物で夜行性。体長は最大約1メートルで背は低い。外来動物と考えられており、繁殖力が強く、家屋の屋根裏などを寝床にする。

 県によると、ハクビシンによる被害は2007年度は164万円だったが、09年度は1771万円とほぼ10倍に増えた。トマトやイチゴを好むほか、木登りが得意なためブドウやリンゴなど高所の作物も食べ荒らす。

 行政も対策を強化している。県は、鳥獣保護法に基づき策定した鳥獣保護事業計画を昨年10月に改定した。有害鳥獣の捕獲は通常、被害の発生または恐れがある時に許可されるが、ハクビシンは被害の有無に関係なく捕まえられるようになった。一関市は今年度、捕獲用のおりを83台購入し、市民に貸し出している。

 藤沢町の男性(72)は、家庭菜園のブドウやトウモロコシが3年ほど前から荒らされるようになった。昨年秋、わなを仕掛けたところ、これまでに9匹捕獲した。だが、最近も雪上にハクビシンの足跡を見つけ、「まだいるのか……」とため息をつく。

 県一関農林振興センターや地元猟友会などは2月4日、同市東山町の東山地域交流センターで、わなの使い方や被害防止対策の無料研修会を開く。一関、平泉、藤沢の各市町の農業関係者が対象で、各市町の担当課に28日までに電話で申し込む。一関農林振興センターは「ハクビシン退治には住民の協力が必要。ぜひ参加してほしい」と呼びかけている。



ハクビシンは被害の有無に関係なく捕獲って、害獣駆除とは関係無い話になっていませんか?

ハクビシンの毛は売れるから?




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