ギリギリになりましたが、やっと京都市動物愛護センター(仮称)構想に
関する意見を送りました。
以下が私が送った意見になります。
京都市保険福祉局保険医療課動物愛護担当者様
京都市動物愛護センター(仮称)構想に関する意見募集のリーフレットを
拝見させて頂きました。すばらしい構想が記されていると感じました。
以降に私なりの考えを述べさせて頂きますが、センターに割り当てられる
予算や、職員の方の労力等、実施したいと言う思いはあっても種々の制約
により実施出来ない事もあるかと思います。
私の意見はその辺を考慮せずに述べさせて頂きますので、種々の制約の中
で実施可能な物があるかの参考にして頂ければと思います。
●●●飼い主に対して●●●
1.愛護センター持込の飼い主に対して
愛護センターへの持込を特定の日に絞り、放棄しようとする飼い主を
集めて、愛護センターへ引き渡すと言う事がどう言う事であるかの説明を
行って頂ければと思います。口答での説明、殺処分映像の視聴を行い、
里親が見つからなければどうなるかを飼い主に示して下さい。
⇒これにより、愛護センターが必ず譲渡先を見つけてくれるものだと言う
誤解を解消し、放棄に来た飼い主の良心に訴え、自力での里親探しを
行って貰えるように水を向けて欲しいと思います。
又、この説明を受けて愛護センターへの引渡しでは無く、近隣に捨てよう
とする飼い主が出る事も予想されますので、動物の遺棄が犯罪である事、
遺棄された動物の末路(事故死、餓死等)の説明も行って頂きたいと思います。
2.譲渡会での里親様に対して
愛護センターでの譲渡会によって里親となって下さった方にも同様に、
1.と同じ説明をお願い致します。
⇒里親になって下さった方には酷かも知れませんが、一度捨てられた子が二度と
捨てられる事が無いようにする事は大切だと考えます。
心ある飼い主様であれば、その飼い主様を通じて1人でも多くの方に現実を
知って頂ける事と思います。
●●●官民協働を目指して下さい●●●
動物愛護センターの業務を殺処分を出来る限り実施しない方向で行うと非常に
過酷な業務になると思います。全てを職員の方で背負わずに、民間団体や個人へ
協力をお願いして欲しいと思います。
職員の方にしか出来ない事、ボランティアでも出来る事を区別して、より目的を
目指して行動し易くする事が大切だと考えます。
清掃、散歩 :個人ボランティア
トリミング :専門学校の生徒さん、ペットショップ勤務のトリマーさん
健康チェック:獣医師学校の生徒さん
学校の生徒さん達にとっても学習や経験にもなります。
又、譲渡率を上げる為にも民間団体との協働をお願い致します。
●●●市民への広報●●●
従来の動物愛護センターで行われている事、そして京都市動物愛護センターが
目指す事を広く市民に広報して下さい。京都市民であれば、誰もがどんな業務を
行っているかを知っている愛護センターを目指して欲しいと思います。
1.広報
これまでの動物愛護センターでは、ホームページへの掲載のみとなっている
所が多いように伺えます。それでは意識して見る人以外には全く知られない事に
なってしまいます。
その結果が、動物愛護センターは愛護してくれる所、持ち込んでも必ず譲渡先を
探してくれる所、処分となっても安楽に殺してくれる所と言う誤解を招いている
と思います。
持ち込まれる動物の数が許容量を超えると殺処分される所、その方法は決して
安楽とは言えない窒息死である事を伝えて下さい。
持ち込みを抑制する為に、CM/広告/主要各地でのポスター掲示等、予算の
許される範囲で可能な限りの手を尽くして、不妊手術及び飼い主を特定する情報の
装着が徹底されるように呼びかけて頂ければと思います。
職員さんによるブログの開設もいいかも知れません。
ブログで、こんな子が持ち込まれましたとか、こんな事で困っていますとかを
発信して頂ければ、県外の者でも情報拡散等でお手伝い出来るかと思います。
2.啓発
未来の動物たちの為に、幼稚園、小学校、中学校への啓発活動を行って下さい。
子供たちは良くも悪くも素直に受け止めてくれると思います。
現代の大人には、他者の命を大切にする事がいかに重要であるかを教える事が
出来ない人が多く、その結果が、親殺しや子殺し、子供や動物への虐待に
繋がっていると思います。
そんな親の代わりまでお願いするのは心苦しいのですが、命の最前線で働く方に
しか伝える事が出来ないお話もたくさんあるのではと思います。
●●●動物取扱業者への対応●●●
「動物取扱業者への指導」に記載されている事を厳しく指導して欲しいと思います。
ペットショップ内でのずさんな管理飼育を止めさせ、安易な販売を行わせない事は、
動物愛護センターへの持ち込み数を減らす事にも繋がります。
●●●イベント●●●
1.譲渡会
動物愛護センターに行けば、ペットショップで購入しなくても犬や猫を譲り受ける事
が出来る事を知らない人が多いと思います。スタッフボランティアを募り、定期的に
譲渡会を開催し、開催している事を広く告知して貰えればと思います。
譲渡会は可能な限り休日に行って欲しいと思います。
しかし、それでは職員さんの負担が大きくなりますので、譲渡会時の職員さんは
1人か2人で、あとはボランティアと言う構成でも譲渡会は可能だと思います。
職員さんを持ち回りで行えば、職員さんの負担は少なくて済むと考えます。
2.動物とのふれあい
ペット禁止住宅が多い今、動物と暮らすと言う事を知らない子供、
知らないまま大人になった人が多いと思います。住宅事情を変える事は
難しいので、動物と触れ合える場がある事は重要と考えます。
動物と触れ合える事により、動物にも体温があり、心臓が鼓動し、自分で考え、
自分の意思で行動する生き物である事が理解出来ます。
その点が理解出来た子供は、一生動物を(命を)粗末に扱う人間にはならない
と考えます。
●●●寄付、物資支援●●●
立場上、寄付を受け付ける事は出来ないのでしょうか?
又、フード等の消耗品の支援を募る事は難しいでしょうか?
可能であれば県外の者でもお役に立てる事があるかと思います。
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思いつくままに書かせて頂きました。
何か1つでもお役に立てる意見があれば幸いです。
今の日本は、未曾有の天災と人災により混沌とした国になっています。
被災地では立ち入り禁止区域内の動物を皆殺しにするような動きさえあると
聞き及んでいます。
そんな中で、今回の京都市動物愛護センター(仮称)が殺処分を出来る限り
実施する事がないようなセンターとして運営して行こうと志されている事を知り、
本当に嬉しく思い、感動しました。
他者(人間以外の動物も含む)を思いやる事が出来る心を持つ事、それこそが
今の日本に必要な事だと思います。
京都市動物愛護センターが成果を上げる事で、各地のセンターにも追随する
動きが出るかもしれません。
そう言った意味でも、殺処分を減らしたいと考えている人たちは、
京都市動物愛護センターに注目している事と思います。
京都市動物愛護センターが、関西でのモデルセンターとなる事を強く願います。
と言う意見を送りました。
京都市動物愛護センターが目指している事を、
微力でもサポートしたいなと思います。
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動物愛護センター(保健所)より。
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