偽物語 第四話「かれんビー 其ノ肆」
戦場ヶ原ひたぎに監禁されていた阿良々木暦は、小さい妹こと阿良々木月火の救援メールを受けて帰宅するも、大きい妹こと阿良々木火憐は事情を話そうとしない。
苛立って手を挙げかけた暦だが、その場に居合わせた羽川翼に窘められてしまう。
しかし火憐も自分が悪い事は自覚していたので、暦は悪くないと庇う。
実はファイヤーシスターズは翼に協力して貰っていた。
何かと暦を理論的に責める翼を庇う姉妹ですが、暦としては自分のペースに出来ないのでやりづらいことこの上ないが、全て3人の計算の上でのことなのだろうか。
話そうとしない火憐では埒が開かないため、暦は翼と二人で話を聞く事にする。
暦は去り際に火憐のやる事は常に正しいが、常に強いワケではない。そしてこの世界は強い者が正義であり、その事を理解出来ない限り、二人のしている事はただ『正義の味方ごっこ』であり、『偽物』なのだと告げる。
力ある者が正義を作る、というのが暦の持つ理論で、妹たちはケンカに強かったりするけど、彼女たちよりも強い者も沢山いる。その強い者たちに対してでも同じ正義を貫こうとしている。
これが暦が妹たちを「偽物」呼ばわりする理由。
暦が妹たちに対する接し方は、自分たちとは違い、より必死になっていると告げる翼。
暦が火憐に告げた言葉は、自分自身に言っているに感じ取っていた。
暦が火憐と月火をちゃんづけで呼んでいることをうっかりと口を滑らせてばれてしまい、翼にからかわれるハメになりました。
千石撫子からファイヤーシスターズが中学生の間で流行している呪いの出所について調べている、という噂を聞いていた暦。
撫子が唯一の被害者だと思っていた暦だが、翼は撫子は最大の被害者だが唯一の被害者ではないと否定する。
中学生の間で人間関係を中心に、悪影響をもたらしていた。呪いは悪意のあるものばかりで、誰かによる改変の跡が見られていた。
夏休み頃から二人の調査に手を貸した翼。その結果、翼は答えを見つけ出してしまった。
暦は忍野メメが翼の有能すぎて、絶対に答えを見つけ出してしまうところを警戒していたと告げる。
自分たちが弱さを受け止めるように、翼もまたその優秀さを受け入れなければならない。
危険なものでも見つけてしまうので、危険なものは敢えて見つけないようにする事を覚えないといけないのだろうな。
翼が見つけた犯人の下へと直談判へと向かった火憐。生憎と翼は別件で同行しなかったが、火憐は直談判へと向かった先で返り討ちにあってしまった。
相手の名は貝木泥舟。
やはり相手は貝木でした。
ひたぎに対して、翼が納得させたのは、「あんまり聞き分けがないと、私が阿良々木くんに告っちゃうぞ」という言葉で黙らせたらしい。
ひたぎは暦が翼に告白されるとどうなるか判らない、という危機感を感じているのか。
冷静さを取り戻すため暦が風呂に入っていたら、突然暦の影から忍野忍が出てきました。
これまでと違って饒舌な忍ですが、本来はおしゃべりな性格という事なので、キスショットの頃はそーゆー性格だったのだろう。傷物語ではおしゃべりなキスショットを見る事が出来るのかな。
実は暦の手錠を切断したのも忍の仕業だったらしい。
忍は暦を許さず、暦は忍を許さない、それは変わらないが、歩み寄る事が出来る。それが忍の出した結論。
それにしても、金髪少女と風呂に入ってる姿を外にいる翼や妹たちに見られたらどう思われるのか……
『囲い火蜂』
火憐が掛けられた怪異は大スズメバチの怪異だった。
室町時代に流行した感染病の怪異であり、身動き出来ないほどの高熱を発した末に死に至る病で、何百人もの死者を出した。
高名な陰陽師によって沈められたとの事。
忍はメメが一日中怪異について無理矢理聞かされることがあったので、知識として身につけていたらしい。
忍にとって良い迷惑だったけど、もしかするとメメは自分が去った後も暦が怪異に関わってしまう事を考慮して、自分が去っても暦の下に残るだろう忍に知識を与えておいたのかもしれないな。
ま、嫌がらせという可能性も捨てられないけど。
貝木はただの詐欺師だが、怪異の専門家としての知識がないとも限らない。
忍野のような一流の専門家ではなく、中途半端に力をもった二流の人間という可能性は残されている。
火憐は暦の前では気丈に振る舞っていたものの、実際には体はかなりの高熱を発していた。
流石の忍も怪異によって発生した熱まで食べることはできないし、対処法については覚えていない。
真剣に聞いてなかったから、ということで。メメがいなくなって、今後発生する事件は忍から情報は貰えるけど、解決方法が難しかったり判らなかったりするわけか。
暦に対して自分が悲鳴を上げたらどうなるか、とからかってドーナツで考えてやると言い出した忍だが、暦は自分たちは一蓮托生で、そうなれば影から出る事の出来ない忍は一生ドーナツを食べられないと答える。
が、そこにいつまでも風呂に入ってる暦を呼びに月火がやってきてしまい、二人で風呂に入ってる現場を目撃されてしまいました。
鍋の蓋と包丁を手にして再び風呂にやってきた月火ですが、忍は影に入って難を逃れました。
その包丁で誰を刺すつもりだったんだ……相手が翼でなかったから、忍のことは知らなかったから助かったんだね。
月火が去った後に再び出てきた忍は、暦がいつになったら死ぬのか、という疑問を提唱する。
人間と吸血鬼の間にいる暦は、血を吸わない間は人間並みの肉体しか持たないが、寿命は果たして人間のままなのか、それとも吸血鬼のように何百年も生きることになるのか。
もし吸血鬼としての寿命を持てば、親しい者も家族も誰もいなくなり、忍と二人きりで生きなければならなくなる。
忍は自分を殺して人間に戻る事を提案するも、暦はこれを拒絶する。
たとえ自分が犠牲になっても、殺す事が出来ないのが暦ということで、そこは絶対にブレない部分なんだな。
次回 第五話「かれんビー 其ノ伍」
四話の予告は神原マッスルガだったのか……と、なると5話は忍かな。
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第4話 アニメ 感想 レビュー
苛立って手を挙げかけた暦だが、その場に居合わせた羽川翼に窘められてしまう。
しかし火憐も自分が悪い事は自覚していたので、暦は悪くないと庇う。
実はファイヤーシスターズは翼に協力して貰っていた。
何かと暦を理論的に責める翼を庇う姉妹ですが、暦としては自分のペースに出来ないのでやりづらいことこの上ないが、全て3人の計算の上でのことなのだろうか。
話そうとしない火憐では埒が開かないため、暦は翼と二人で話を聞く事にする。
暦は去り際に火憐のやる事は常に正しいが、常に強いワケではない。そしてこの世界は強い者が正義であり、その事を理解出来ない限り、二人のしている事はただ『正義の味方ごっこ』であり、『偽物』なのだと告げる。
力ある者が正義を作る、というのが暦の持つ理論で、妹たちはケンカに強かったりするけど、彼女たちよりも強い者も沢山いる。その強い者たちに対してでも同じ正義を貫こうとしている。
これが暦が妹たちを「偽物」呼ばわりする理由。
暦が妹たちに対する接し方は、自分たちとは違い、より必死になっていると告げる翼。
暦が火憐に告げた言葉は、自分自身に言っているに感じ取っていた。
暦が火憐と月火をちゃんづけで呼んでいることをうっかりと口を滑らせてばれてしまい、翼にからかわれるハメになりました。
千石撫子からファイヤーシスターズが中学生の間で流行している呪いの出所について調べている、という噂を聞いていた暦。
撫子が唯一の被害者だと思っていた暦だが、翼は撫子は最大の被害者だが唯一の被害者ではないと否定する。
中学生の間で人間関係を中心に、悪影響をもたらしていた。呪いは悪意のあるものばかりで、誰かによる改変の跡が見られていた。
夏休み頃から二人の調査に手を貸した翼。その結果、翼は答えを見つけ出してしまった。
暦は忍野メメが翼の有能すぎて、絶対に答えを見つけ出してしまうところを警戒していたと告げる。
自分たちが弱さを受け止めるように、翼もまたその優秀さを受け入れなければならない。
危険なものでも見つけてしまうので、危険なものは敢えて見つけないようにする事を覚えないといけないのだろうな。
翼が見つけた犯人の下へと直談判へと向かった火憐。生憎と翼は別件で同行しなかったが、火憐は直談判へと向かった先で返り討ちにあってしまった。
相手の名は貝木泥舟。
やはり相手は貝木でした。
ひたぎに対して、翼が納得させたのは、「あんまり聞き分けがないと、私が阿良々木くんに告っちゃうぞ」という言葉で黙らせたらしい。
ひたぎは暦が翼に告白されるとどうなるか判らない、という危機感を感じているのか。
冷静さを取り戻すため暦が風呂に入っていたら、突然暦の影から忍野忍が出てきました。
これまでと違って饒舌な忍ですが、本来はおしゃべりな性格という事なので、キスショットの頃はそーゆー性格だったのだろう。傷物語ではおしゃべりなキスショットを見る事が出来るのかな。
実は暦の手錠を切断したのも忍の仕業だったらしい。
忍は暦を許さず、暦は忍を許さない、それは変わらないが、歩み寄る事が出来る。それが忍の出した結論。
それにしても、金髪少女と風呂に入ってる姿を外にいる翼や妹たちに見られたらどう思われるのか……
『囲い火蜂』
火憐が掛けられた怪異は大スズメバチの怪異だった。
室町時代に流行した感染病の怪異であり、身動き出来ないほどの高熱を発した末に死に至る病で、何百人もの死者を出した。
高名な陰陽師によって沈められたとの事。
忍はメメが一日中怪異について無理矢理聞かされることがあったので、知識として身につけていたらしい。
忍にとって良い迷惑だったけど、もしかするとメメは自分が去った後も暦が怪異に関わってしまう事を考慮して、自分が去っても暦の下に残るだろう忍に知識を与えておいたのかもしれないな。
ま、嫌がらせという可能性も捨てられないけど。
貝木はただの詐欺師だが、怪異の専門家としての知識がないとも限らない。
忍野のような一流の専門家ではなく、中途半端に力をもった二流の人間という可能性は残されている。
火憐は暦の前では気丈に振る舞っていたものの、実際には体はかなりの高熱を発していた。
流石の忍も怪異によって発生した熱まで食べることはできないし、対処法については覚えていない。
真剣に聞いてなかったから、ということで。メメがいなくなって、今後発生する事件は忍から情報は貰えるけど、解決方法が難しかったり判らなかったりするわけか。
暦に対して自分が悲鳴を上げたらどうなるか、とからかってドーナツで考えてやると言い出した忍だが、暦は自分たちは一蓮托生で、そうなれば影から出る事の出来ない忍は一生ドーナツを食べられないと答える。
が、そこにいつまでも風呂に入ってる暦を呼びに月火がやってきてしまい、二人で風呂に入ってる現場を目撃されてしまいました。
鍋の蓋と包丁を手にして再び風呂にやってきた月火ですが、忍は影に入って難を逃れました。
その包丁で誰を刺すつもりだったんだ……相手が翼でなかったから、忍のことは知らなかったから助かったんだね。
月火が去った後に再び出てきた忍は、暦がいつになったら死ぬのか、という疑問を提唱する。
人間と吸血鬼の間にいる暦は、血を吸わない間は人間並みの肉体しか持たないが、寿命は果たして人間のままなのか、それとも吸血鬼のように何百年も生きることになるのか。
もし吸血鬼としての寿命を持てば、親しい者も家族も誰もいなくなり、忍と二人きりで生きなければならなくなる。
忍は自分を殺して人間に戻る事を提案するも、暦はこれを拒絶する。
たとえ自分が犠牲になっても、殺す事が出来ないのが暦ということで、そこは絶対にブレない部分なんだな。
次回 第五話「かれんビー 其ノ伍」
四話の予告は神原マッスルガだったのか……と、なると5話は忍かな。
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