『ヒックとドラゴン』 試写会鑑賞 | 映画な日々。読書な日々。
『ヒックとドラゴン』 試写会鑑賞 | 映画な日々。読書な日々。

映画な日々。読書な日々。

読書、子育て、コスメ、グルメ情報等を中心に更新しています。

映画な日々。読書な日々。-ヒックとドラゴン
以前より、バイキングとドラゴンとの戦いが続いているバーク島。ある日、平凡な少年、ヒックはケガをしたドラゴンのトゥースと偶然に出会う。本来なら敵同士であるヒックとトゥース。しかし、二人の距離は少しずつ縮まり、やがて誰にも知られないように友情を育んでいく。[上映時間:98分]


休日午前中の試写会。

せっかくの休日試写会なのに旦那さんは朝起きられず。一人寂しく行ってきました。


遥か海の向こうのバーク島。

海賊のバイキング達は、村を守るためにドラゴンとの戦いを続けていた。しかしバイキングの偉大なリーダーの息子、ヒックは弱虫で何をしても失敗ばかり。友達もいない。


しかしある日ヒックは偶然ドラゴンのトゥースを打ち落とす。翼が傷ついて飛べなくなってしまったトゥース。ヒックはみんなに隠れてトゥースに人工の翼を付けてを助けてあげ、一緒に空を飛べるようにまでなった。


しかしドラゴントレーナー訓練の最終試験で危険に陥ったヒックを助けようとやってきたトゥースがバイキング達に捕まってしまう。そしてトゥースを使って巨大ドラゴンを倒そうと画策するが・・・。


ドリームワークスのアニメはわりと苦手だったので正直全く期待しないで行ったのですが、この映画は面白かったです。大人も子供も楽しめるアニメ。


弱虫で誰もが馬鹿にしていたヒックが、トゥースと仲良くなったことによって、ドラゴンの習性を知り、扱い方を知り、誰よりもドラゴンをうまく操れるようになるところがなんだかすごくいいんですよね。


ドラゴンと戦うのではなく、わかり合う。

戦う必要なんてない。

やみくもに戦うのではなく、相手が敵だと決め込むのではなく、わかり合うことの大切さをヒックが教えてくれます。


ヒックがドラゴンのトゥースとわかりあえたのは、ドラゴンも自分と同じように脅えているように見えたから。既成概念をやみくもに受け入れるのではなく、自分の目で、自分の直感で判断することができたヒック。それが何年も続いてきたバイキングとドラゴンの関係を変えるのです。


ともかくトゥースが可愛いの。あの愛くるしい目。可愛らしい仕草。翼をつけてもらったはしゃいで空を飛ぶ姿。


そしてヒックとトゥースの友情。

恐る恐る距離を縮めて行くヒックとトゥース。その距離がだんだん近くなっていく過程も描かれているからこそ、巨大ドラゴンとの戦いのシーンでの感動があるんだと思います。


お互いに信頼し合ってるヒックとトゥース。宿敵だと思っていた相手との深い絆。ヒックを助けようとするトゥースの姿には本当に感動でした。


バイキングとドラゴンは共存できる。弱虫のヒックが、ヒックとトゥースの深い友情が、そのことをみんなに伝えるのです。


少年はドラゴンに翼を与え

ドラゴンは少年に勇気を与えた


弱虫だった少年にドラゴンが与えた勇気が、世界を大きく変えるのです。


加えるのならば、


少年とドラゴンはバイキングとドラゴンの共生への道を切り開いた


ってことになるのかな。


ラストはハッピーエンド、かと思いきや、一筋縄でいかないところもご都合主義すぎなくて良かったかな。バイキングとドラゴンの共存。たとえ失くしてしまったものがあっても、決して不幸ではない。バイキングもドラゴンも一緒に生きていける。


2D鑑賞でしたが、それでも十分な迫力。ドラゴンに乗って空を飛ぶシーンは爽快、スピード感もあって映像的にも楽しめました。3Dだったらもっとすごい迫力だったんだろな。


試写会(@一ツ橋ホール)にて鑑賞


★★★☆