4月末にまだヘソの緒のついた4にゃんを保護して、その3週間後にそのうち2にゃんを『花とかわいいやつら』のMoonさんちに里子に出して、
2にゃんはレンくん(♂)、ルナちゃん(♀)と名づけられ、すごくかわいがられています。
そのレンくんが先週、去勢手術をしたんだけど、その際に、FIVとFelv(猫免疫不全ウイルス感染症 と猫白血病ウイルス)の検査を受けたとき、
FIV(猫免疫不全ウイルス感染症 )が『陽性』だったとのこと・・・
知ったときは、『まさか・・・』と信じられなかった。
生まれてすぐに母猫と離されたのに、感染してるなんて・・・
出産のときにうつってしまったのだろうか・・・そんな・・・
FIV(猫免疫不全ウイルス感染症 )は、たいていの場合、ケンカの噛み傷によって感染するものなのに・・・(詳しくはこちら)
レンくんが陽性だったため、ルナちゃんもすぐ検査したそうです。
ルナちゃんは陰性でした。
FIVは、何年間も無症状の潜伏期があり、発症して免疫不全を起こすと、いわゆる猫エイズとなります(T_T)
猫エイズを発症すると、治療法がありません・・・
ただ、無症状の潜伏期が長いため、発症することなく寿命をまっとうするコもいるそうです。
発症しないためには、ストレスのない生活が一番だそうです。
どうかレンくんが一生、発症しませんように・・・
レンくんがFIV陽性だったのは、ある意味、生まれつきで仕方なかったのかもしれない・・・
でもそのことで、いずれもし発症したら、Moonちゃんにはレンくんの看病などで辛い思いをさせてしまうかもしれない・・・
それを思うととても辛いです。
うちには生まれつき心臓の悪いもみじがいるけど、いつも『もみじの心臓はいつまでもつんだろう・・・それは明日かもしれないしあさってかもしれない・・・』と毎日ビクビクしているわたし。
そんな不安な日々をMoonちゃんにまで・・・
せっかく里親さんになってもらったのに、申し訳ないです。ほんとごめんね。
Moonちゃんは、ショックだっただろうに、明るく
『うまくいけば、発病しないで、猫生をまっとうできるし、今は何も気にしないで過ごせるし、レンは、元気だもん(^O^)Moonが落ち込んだら、レンは、感じ取ってストレスになるから、って先生に言われた。ストレスが1番ダメだって~』
と言ってくれます
Moonちゃんにお渡しする日のレンくん(2008.5.18)
最近のレンくんとルナちゃん
保護した4にゃんのあとの2にゃん、太郎くんと花子ちゃんはどうなんだろう・・・
太郎くんと花子ちゃんの里親さんには、レンくんのことをお伝えしました。
『そうなったらそれで仕方ない。気にしないで』
と言ってくれました
本来なら、ちゃんと検査して里子に出すべきだったんだろう・・・
でも、検査できるのは生後3~4ヶ月以降。
保護したコはなるべく早くかわいい盛りの生後2ヶ月くらいにはお渡ししたいし、悩むところです。
ただ、検査して、もし陽性だった場合、そのコには里親募集の申し出は激減するだろう・・・
ただでさえ難しい里親探しがさらに困難になるんだろな。
検査したころには、かなり大きくなってるし・・・
わたしの考えとしては、検査できる時期のコならば検査して、『検査で陽性がでたけれど、どうでしょうか?』と聞き、(陰性なら、胸を張って言えるけど)
検査できる以前の月齢ならば、『もし陽性だったとしても終生かわいがります』と約束してもらうしかないなぁ・・・と思います。
今回のことでいろいろ考えさせられました。
おチビーず4にゃんの里親さんおふたりとも、もともとのわたしの知り合いということもあって、そういう約束はあえて交わしてなかったけれど、おふたりともが、『だいじな家族だから・・・。かわいいうちのコだから・・・』と言ってくださいました
約束なんて交わさなくても、終生かわいがってくださることはわかってたけど、ほんとにいい方々にもらっていただきました。
だいじなかわいい家族ならば、もし陽性でも覚悟しながらも毎日いっぱいかわいがって楽しく暮らせるんだと思う。
寿命なんて、誰が長くて誰が短いのかなんてわかんないんだから、毎日を幸せに生きていければそれでいいと思う。
うちももみじが心臓病で、ときどき苦しそうにしててかわいそうだけど、でも、もみじがうちのコになってくれてよかったと思ってる。
いつか別れの日が来るかもしれないけど、そのときは『幸せな毎日だったよね』と言いたい・・・
みんにゃ、幸せに生きて行こうねー
左:太郎くん 右:レンくん
注)太郎くん、花子ちゃんは検査はしておりません。
らんきんぐー