2024年11月08日 (金)
こんにちは、フクモトです。
今日は、”ある人物”のお話を致しましょう。
長いストーリーとなりますので、ご容赦のほど宜しくお願い致します。
では、どうぞ。
彼は、とにかくお酒が大好きでした。
ビール、チューハイ、ワインに日本酒、なんでもござれ。
特にビールはほぼ毎日、たっぷりと嗜む人でした。
しかし、彼のそんな生活は長くは続きませんでした。
ある日を境に、異変を感じるようになったのです。
それは、”二日酔いの頭痛”。
お酒を飲んでいるのだから、二日酔いは当たり前だろうと周りは言っていましたが、
彼はどうも納得できません。自分のカラダは自分がよく知っています。
さほど飲んでいないのに、二日酔いはおかしいと感じていたのです。
そして、やはりその異変は確かなものでした。
だんだん頻繁に頭痛が発生するようになり、いよいよビールをひとくちすすっただけで頭痛がおこるようになりました。
しかも、2~3日、ひどい時には一週間も頭痛が治りません。
なにかがおかしい・・・
彼は原因究明に乗り出します。
ビールの銘柄? アルコールの種類? 飲酒の量? などなど。
大学の研究員さながらの検証を行い、わらの中から一本の針を探すかのように、とにかく必死でした。
それもこれも、また大好きなお酒を飲めるようになりたいという、ささやかな願いが彼を突き動かしていたのです。
しかし、現実は非常なものでした・・・
アルコールという名のつくもの、なんならノンアルコールも含め、すべてにおいて頭痛を誘発することが発覚しました。
そう、彼は、お酒の神バッカスに嫌われてしまったのです。
彼の落胆ぶりは目も当てられないものでした。
まるで世界の終わりかのような顔をし、死んだ魚のような目をしていました。
そして、それから2年の月日がながれ・・・
現実を受け入れた彼は、お酒のない生活を送っていました。
みごと未練を断ち切った彼は、以前よりもむしろ健康的です。
ハンドルキーパーも買って出ていました。
運転は飲めない自分の天命だと、家族のために任を全うする献身ぶりです。
彼はこのまま下戸(げこ)として新しい人生を歩むんだと、家族や周りの人は信じて疑いませんでした。
あの日がくるまでは・・・
その発端は、彼の妻の一言でした。
「あなたの頭痛の原因って、もしかしてコンタクトじゃないの?」
そう、彼はド近眼で、コンタクトレンズを常用していました。
まぁ、それは珍しい話ではありませんが、彼のコンタクトの使い方が常軌を逸していたのです。
なんと! 1日使い捨てコンタクトレンズを、2~3週間使い続けていたのです。
しかも! 寝るときも外さず、ずーーーっと着けっぱなしです。
これは、眼科医に言わせると、”言語道断!失明レベルの危険行為”だそう。
それなのに、とくに充血やかゆみが無いからと調子に乗って、むしろ節約しているのだと自慢していた彼は、まさに愚の骨頂。
信じられない悪習慣です。
まさか、そんな、コンタクトレンズが頭痛の原因なんて、あるはずがないと高を括っていた彼ですが、またあの大好きなお酒が飲めるかもしれないという、ワラをもつかむ思いが再燃し、とりあえず試してみることにしたのです。
朝おきてコンタクトレンズをつけ、そして寝る前に外す・・・そんな当たり前の事を繰り返すこと数日間・・・
の、飲める・・・ さ、酒が・・・
酒が飲めるぞぉーーー!!!!
なんとまぁ、あんなにワタシを悩ませた頭痛の原因はコンタクトレンズだったのです。
いや、コンタクトと言うより、これはまさにワタシの”ずぼら”のせいでした。
あんなに眼球を酷使して、何の影響もないはずありません。
自業自得、因果応報、むしろ失明せずに、2年の禁酒で済んだことはありがたいことだったかもしれません。
ワタシの眼球に謝りたい・・・疑ったすべてのモノに謝罪したい・・・
そして、なによりも!
それを指摘してくれた妻には、感謝してもしきれない。とても足を向けて眠れません。
もう後光の挿す”神”にしか見えません。毎日、地面に穴が空くほど礼拝をしています。
さぁ!
2年のブランクを取り戻すぞぉーー
酒だぁ、酒をもってこーーい!!
今日は、”ある人物”のお話を致しましょう。
長いストーリーとなりますので、ご容赦のほど宜しくお願い致します。
では、どうぞ。
彼は、とにかくお酒が大好きでした。
ビール、チューハイ、ワインに日本酒、なんでもござれ。
特にビールはほぼ毎日、たっぷりと嗜む人でした。
しかし、彼のそんな生活は長くは続きませんでした。
ある日を境に、異変を感じるようになったのです。
それは、”二日酔いの頭痛”。
お酒を飲んでいるのだから、二日酔いは当たり前だろうと周りは言っていましたが、
彼はどうも納得できません。自分のカラダは自分がよく知っています。
さほど飲んでいないのに、二日酔いはおかしいと感じていたのです。
そして、やはりその異変は確かなものでした。
だんだん頻繁に頭痛が発生するようになり、いよいよビールをひとくちすすっただけで頭痛がおこるようになりました。
しかも、2~3日、ひどい時には一週間も頭痛が治りません。
なにかがおかしい・・・
彼は原因究明に乗り出します。
ビールの銘柄? アルコールの種類? 飲酒の量? などなど。
大学の研究員さながらの検証を行い、わらの中から一本の針を探すかのように、とにかく必死でした。
それもこれも、また大好きなお酒を飲めるようになりたいという、ささやかな願いが彼を突き動かしていたのです。
しかし、現実は非常なものでした・・・
アルコールという名のつくもの、なんならノンアルコールも含め、すべてにおいて頭痛を誘発することが発覚しました。
そう、彼は、お酒の神バッカスに嫌われてしまったのです。
彼の落胆ぶりは目も当てられないものでした。
まるで世界の終わりかのような顔をし、死んだ魚のような目をしていました。
そして、それから2年の月日がながれ・・・
現実を受け入れた彼は、お酒のない生活を送っていました。
みごと未練を断ち切った彼は、以前よりもむしろ健康的です。
ハンドルキーパーも買って出ていました。
運転は飲めない自分の天命だと、家族のために任を全うする献身ぶりです。
彼はこのまま下戸(げこ)として新しい人生を歩むんだと、家族や周りの人は信じて疑いませんでした。
あの日がくるまでは・・・
その発端は、彼の妻の一言でした。
「あなたの頭痛の原因って、もしかしてコンタクトじゃないの?」
そう、彼はド近眼で、コンタクトレンズを常用していました。
まぁ、それは珍しい話ではありませんが、彼のコンタクトの使い方が常軌を逸していたのです。
なんと! 1日使い捨てコンタクトレンズを、2~3週間使い続けていたのです。
しかも! 寝るときも外さず、ずーーーっと着けっぱなしです。
これは、眼科医に言わせると、”言語道断!失明レベルの危険行為”だそう。
それなのに、とくに充血やかゆみが無いからと調子に乗って、むしろ節約しているのだと自慢していた彼は、まさに愚の骨頂。
信じられない悪習慣です。
まさか、そんな、コンタクトレンズが頭痛の原因なんて、あるはずがないと高を括っていた彼ですが、またあの大好きなお酒が飲めるかもしれないという、ワラをもつかむ思いが再燃し、とりあえず試してみることにしたのです。
朝おきてコンタクトレンズをつけ、そして寝る前に外す・・・そんな当たり前の事を繰り返すこと数日間・・・
の、飲める・・・ さ、酒が・・・
酒が飲めるぞぉーーー!!!!
なんとまぁ、あんなにワタシを悩ませた頭痛の原因はコンタクトレンズだったのです。
いや、コンタクトと言うより、これはまさにワタシの”ずぼら”のせいでした。
あんなに眼球を酷使して、何の影響もないはずありません。
自業自得、因果応報、むしろ失明せずに、2年の禁酒で済んだことはありがたいことだったかもしれません。
ワタシの眼球に謝りたい・・・疑ったすべてのモノに謝罪したい・・・
そして、なによりも!
それを指摘してくれた妻には、感謝してもしきれない。とても足を向けて眠れません。
もう後光の挿す”神”にしか見えません。毎日、地面に穴が空くほど礼拝をしています。
さぁ!
2年のブランクを取り戻すぞぉーー
酒だぁ、酒をもってこーーい!!
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