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839.本日11月20日、ニビルが地球に接近して大災害が起きるのか?

2017 秋 矢島舞美 3
↑画像 2017秋の風景17 矢島舞美

(1)ニーベルンゲンの歌

 「ニーベルンゲンの歌」をご存知でしょうか? 高校生が使用する世界史の教科書にたいてい出ています。この「ニーベルンゲンの歌」は、本日11月20日に地球に接近して大災害を引き起こして、地球を破壊するかもしれないといわれているニビルと関係があるといわれています。

 一般的にルネサンスは、14世紀にイタリアで始まり、やがて西欧各国に広まった文化運動を指します。古代ギリシア文化と古代ローマ文化を復興しようとする文化運動です。大学入試レベルでは、この一般的なルネサンスの前に二つルネサンスがあった事を知っている必要があります。

(2)カロリング・ルネサンス

 一つ目のルネサンスは、フランク王国のカール大帝が、イギリスから神学者アルクィンを招いて行わせた文化運動がカロリング・ルネサンスです。

 フランク王国は5世紀から9世紀にかけて西ヨーロッパを支配したゲルマン系の王国です。最大版図はイベリア半島とイタリア半島南部を除く西ヨーロッパ大陸部のほぼ全域に及びました。

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↑動画 フランク王国の領土の変遷

 ラテン語は現在のイタリア語・ルーマニア語、フランス語・スペイン語・ポルトガル語の元となった言語です。フランク王国はゲルマン系の王国でしたから、フランク王国の人々はラテン語を読むことができませんでした。

 これでは古代ローマの素晴らしい知識・文学を学ぶことができないではないかと危機感を持ったカール大帝が、宮廷の役人たちや修道士たちに正しいラテン語を学ばせようとしました。

 ラテン語への学習が進むことで、かつての古代ローマ文化をもう一度「再生」させる土台ができたのがカロリング・ルネサンスです。

(3)スコラ学

 11~12世紀に起こり、13~14世紀の中世ヨーロッパにおける思想の主流となった哲学を「スコラ哲学(スコラ学)」といいます。スコラとは、教会・修道院に付属する学校のことで、英語の school の語源となったラテン語です。

 そもそも「スコラ」は暇を意味していました。それなのに日本のschoolは教師も生徒や児童も極めて忙しく、「スコラ」の本来の意味とは対極に位置する絶望的な状況です。

 スコラ学についての中心的な話題は普遍についてでした。普遍論争が展開されました。神・普遍という観念が、個々の事物に先立って実在するという見方が実在論で、イギリスのカンタベリ大司教のアンセルムスがその考えの代表的な人物です。アンセルムス(1033-1109)は、"スコラ哲学の父"とされています。

 実在論に対して、神・普遍といったものは存在せず、個別につけられた名前に過ぎないと主張したのが唯名論で、アベラールがその考えの代表的な人物です。そして普遍論争は、二つ目のルネサンスである12世紀ルネサンスで本格化します。スコラ学は教父アウグスティヌスが出発点とされていますが、体系が整ったのはアンセルムス以降といわれています。

 普遍論争は大学入試では頻繁に出ますので、拙ブログの受験生の読者はご注意下さい。内容が難しければ、実在論はアンセルムス(11C)、唯名論はアベラール(12C)、これを解決したのがトマス=アクィナス(13C)、これだけ覚えておけばほぼOKです。トマス=アクィナスの『哲学大全』は出題頻度は低く、よく出るのはもう1冊の『神学大全』です。

(4)二人のベーコン

 「ベーコン」と言っても食べられないんです。イギリスのスコラ学者ロジャー=ベーコン(1214頃-94)は、イスラム科学の影響を受けて、観察・実験によって経験重視を主張しました。

 イギリス=ルネサンス期に帰納法(個々の具体的事実から、共通の事柄を発見して、普遍的な原理を導き出す方法)を使って経験論を確立したのが、イギリスの哲学者フランシス=ベーコン(1561-1626)です。

 どちらもベーコンで、どちらも経験論です。帰納法の反対語は演繹法(普遍的な原理から理性的推理によって論証で個々の具体的事実に到達する方法)といい、感情・感性を重視する経験論とは真逆の合理論に使用されました。合理論者として有名なのは、すべての存在を疑って、その疑う自分の存在を確信するという"コギト エルゴ スム(われ思う、ゆえにわれあり)"の言葉で有名なフランスの哲学者デカルト(1596-1650)です。

(5)12世紀ルネサンス

 12世紀の西欧でキリスト教とゲルマン文化が結びついた中世文化が大きく変化し発展したことを12世紀ルネサンスといいます。主な内容は、スコラ哲学の隆盛、大学の出現、ゴシック様式の建築の始まり、騎士道物語の発生、吟遊詩人の流行などです。

 12世紀、騎士道物語が多数発達しました。英雄たちの戦いや恋愛を吟遊詩人たちが語り歩いたことで広まりました。ドイツのニーベルンゲンの歌、フランスのローランの歌、イギリスのアーサー王物語が有名です。

(6)本日11月20日、ニビルが地球に接近して大災害が起きるのか?

★2017年11月17日の米国ニューズウィーク 「11月20日、ニビルが地球に接近して大災害を起こす」という話題を大手メディアでさえ取りあげる根幹にあるのは「現実として地球は天体衝突の時代に入りつつある」という避けられない現実
https://indeep.jp/nibiru-is-coming-on-20-november-2017-no-matter/

 本日11月20日、地球に巨大惑星ニビルが衝突するほどの距離にまで接近するという。

779.2017年9月23日に惑星ニビルが地球に衝突し人類は滅亡するのか?
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-1036.html

780.緊急投稿 深谷遷都クーデターとニビル接近は関係があるのではないか?
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-1037.html

781.緊急投稿 2017年9月22日21時からの金曜 ロードSHOW!で「崖の上のポニョ」が放送されるのは、2017年9月23日のニビル接近による巨大津波を暗示しているのか?
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-1038.html

(7)『ニーベルンゲンの歌』

 フン族の王・アッティラが5世紀にブルグント王国を滅ぼした史実がニーベルンゲンの歌の元ネタです。

 19世紀のドイツの作曲家&指揮者であるリヒャルト・ワーグナーは北欧神話とドイツの「ニーベルンゲンの歌」に影響を受け、「ニーベルングの指環」を創作しました。

 ワーグナーのコンサートである観客が騒いだら、静かに聴きたい客は何と言うか? 「さワーグナー!」

↓動画 乃木坂46 生田絵梨花
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