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- 2021/06/17 : 毒親とオレオレ詐欺。 (未分類)
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2021.06.17 (Thu)
テレビでオレオレ詐欺に引っかかりそうになった老人のニュースが流れていた。
それをみた毒親が、その老人の事を得意げな顔で「馬鹿だね」と罵っていた。
そんな毒親の姿を尻目に、私は内心でそのオレオレ詐欺に引っかかりそうになった老人の子供が羨ましいなと思っていた。
だって、その老人の行為は老人が子供の事を大切に思っているという事を示しているのだから。
確かにオレオレ詐欺に引っかかるのは拙い事だと思う。
しかしながら、オレオレ詐欺に引っかかりそうになったその老人は、裏を返せば子供のピンチに大金を使うことを厭わないと思っているということになる。
それはつまり、それだけその老人にとって子供は大切な存在という事なのだ。
だから、それが無性に羨ましく感じたのだ。
だって我が毒親にはそれがないのだから。
断言してもいいが、私の毒親は認知症にでもならない限りは、この手の詐欺には引っかからない。
理由は簡単である。
毒親は他人はおろか私(子供)の事を信用していない。
顔を合わた実子の発する言葉すら疑うような毒親が、電話越しで「オレオレ」と名前も名乗らない輩の言うことを信用する事があろうはずもない。
そしてそれ以上に、毒親は私(子供)のために金も労力も使いたくないと思っている。
私(子供)の誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントの数千円すら出し渋る毒親が、私(子供)の為に数百万なんて大金を即座に用立てるなんて事があるわけないのだ。
はっきり言って本物の私が懇願したところで、そんな事にはならないだろう。
何かと理由を付けて拒絶するのがオチである。
本物の実子が直接頼んでも目を逸らすであろう毒親が、電話越しで「オレオレ」と名前も名乗らない輩の為に動くなんてあり得ないのだ。
私はそうした毒親の本質を、長年の毒親被害で身に染みて思い知っているので、慈愛に満ちたその老人とその家族に羨望の眼差しを向けずにはいられなかったのである。
そして、同時に私は思った。
そんな慈愛に満ちた老人を得意げになって「馬鹿だ」と罵る私の毒親は、やはりどうしようもないクズなのだと。
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