充たされざる者
カズオ・イシグロの「充たされざる者」を読みました。
![](https://blog-imgs-152.fc2.com/4/b/a/4ba4a1da/fc2blog_202205081952380c3.jpg)
これまでに写真にある5作品を読みました。
左から作られた順に並んでいて「充たされざる者」は4作目になります。
(忘れられた巨人は7作目)
ご覧の通り分厚いですね。900ページを超えています。
数年前に買っていて、長い休みがある時に読もうと思って機会をうかがっていました。今回のGWは読書時間が取れそうだったので、思い切ってチャレンジしました。
ページ数が多い分確かに時間はかかりましたが、結構面白く苦にならず読み終えることができました。
読んでビックリしたのは、前3作と雰囲気が違うこと。
過去の追想から出てくる情感や、ストーリーの中に流れる抒情性が感じられないことがあげられます。周囲のドタバタに振り回される場面が多く、会話文がやたらと饒舌であることなど、違う作家の作品ではないかと思ってしまいます。
強いて言えばドストエフスキー的世界かな・・・
けれどドストエフスキーは好きな作家なので、そういう意味で面白く読ませてもらいました。
![](https://blog-imgs-152.fc2.com/4/b/a/4ba4a1da/fc2blog_202205081952380c3.jpg)
これまでに写真にある5作品を読みました。
左から作られた順に並んでいて「充たされざる者」は4作目になります。
(忘れられた巨人は7作目)
ご覧の通り分厚いですね。900ページを超えています。
数年前に買っていて、長い休みがある時に読もうと思って機会をうかがっていました。今回のGWは読書時間が取れそうだったので、思い切ってチャレンジしました。
ページ数が多い分確かに時間はかかりましたが、結構面白く苦にならず読み終えることができました。
読んでビックリしたのは、前3作と雰囲気が違うこと。
過去の追想から出てくる情感や、ストーリーの中に流れる抒情性が感じられないことがあげられます。周囲のドタバタに振り回される場面が多く、会話文がやたらと饒舌であることなど、違う作家の作品ではないかと思ってしまいます。
強いて言えばドストエフスキー的世界かな・・・
けれどドストエフスキーは好きな作家なので、そういう意味で面白く読ませてもらいました。