◆2015/08/02(日)
50万トンの湯気:霧にむせぶ日本列島
原子力発電所の原子炉は、1時間に5,000トンほどの蒸気を発生させる。だから1日の蒸気発生量は12万トン。 「福島原発のデブリのうちの3つは地下水と直接接触しています」とアーニー・ガンダーセン博士は述べた。
(2015年7月、https://goo.gl/oZrvol
そのとおりだろう。1号機~3号機の核燃料棒は、溶融して地下に落ちたか、あるいは炉心が地下水と直接接触していることは間違いない。
すると、現在のフクイチの蒸気発生量は、12万トンの3倍で、36万トン!
しかし現在は、完全密封された原子炉内での蒸気発生ではなくて、青空天井に際限なく噴き上げる“天然原子炉”。
当然、3つの“天然原子炉”には、地下水や海水が際限なく流れこんで来る…と。
こ~なると…、大ざっぱに計算しても、1日に20万トン~50万トンもの蒸気や湯気が、青空天井に際限なく噴き上がっているんだな、これが。
この膨大な量の湯気や水蒸気が原因で、日本列島のほとんどの海域には濃霧警報が2ヶ月近くも出っぱなし!
このため、日本中が100%近い湿度が連続し…、モヤモヤ・ベトベトの湿気で、除湿機もすぐに満タン!
でも、ほとんどの人たちが連日連夜の濃霧や湿気を気にせず、濃霧の浜辺に海水浴に出かけちゃったりするシトも…。
それにしても、いわき四倉海岸…、濃霧にむせんでますなぁ。
「いや、海霧だ! 放射能も皆無だ!」とか言ってるのかな? 飯山 一郎