AmazonのRSSフィードとYQL、ほとんど誰にも知られずひっそりとお亡くなりに

YQLロゴ

 2019年早々、日本では全然話題にならなかったがあるサービスが2つ終了した。
 ひとつは「YQL」(Yahoo! Query Language)というアメリカYahoo!のWebサービスで、Web上のデータを取得してユーザーが好きな形に加工して出力することが可能だった。自分の場合はシンプルに「外部RSSフィードを取得してJSONPにし、jQueryで表示する」という形で使っていて、以前は外部ブログの更新情報を拾ってきたり、AmazonのRSSを加工してサイドバーでブログパーツ代わりに使ったりしていた。

 元々は自作のコードなんか使えないFC2ブログでRSSフィードを扱うために、Google Feed APIを使用していたのだが、残念なことにすでに何年も前に終了している。その代替として結構長く使用していたのだが、その移行先(YQL)も終わってしまったというわけだ。

 更なる代替サービスを探してみたところ、「RSS → JSONP」は以下のサービスが使えそうな感じだった。ただ、後述するAmazonのRSSサービスが終了してしまったので、結局本格的には使用しておらず、レスポンスなどはよくわからない。

 もうひとつ終了したのは、AmazonのRSSサービス。以前はランキングのページなどにRRSフィードへのリンクがあったのだが、現在はどこを探しても消えている。元々RSSにアクセスできていたURLも軒並みアクセスできなくなっているので、終了したのは間違いないだろう。
 ただ、こっちに関しては正式なリリースらしきものが見当たらず、RSSフィードのヘルプページもそのまま残されてる。まあAmazonとしても重要なサービスではなく、使ってる人もほとんどいないからどうでもいい(というか優先度が極めて低い)扱いなのかもしれない。

 これに関しては(Amazon自体のサービスだから当たり前だが)代替サービスは特になく、似たようなものを利用したいならAmazon Product Advertising APIを使用するしかないようだ。ただ返ってくるデータ形式がXMLなので、ブログに気軽に使うというわけにもいかない様子。

 というわけで自分のところには、これらのサービス終了は非常にピンポイントで問題が起こったのだが、ネットを検索しても話題にしている人が本当に少なかったところを見ると、本当にマイナーだったんだろう。まあサーバをレンタルしてWordPressでも使っていれば、恐らくプラグインとかでどうにかなる話なので、無料ブログでしょうがなくYQLを使ってるなんてところは、ほとんどなかったのかもしれない。
 採算が取れなかったり、利用者が少なかったりするサービスが終了するのはしょうがないが、やはり自分の身に降りかかってくるとなかなか大変で、Googleリーダーが終了したときのことを思い出してしまった。