長年ノートPCや液晶モニタ、あるいはテレビを使っていると、やっぱり気になるのが画面の汚れ。埃汚れだけならハタキなどで簡単に取れるものの、実際のところはよくわからないシミとか曇りみたいなものが増えてきて、だんだん見にくくなってくるのが定番。自宅で使ってる自分のPCやテレビも、結構汚れが目立ってきていた。
単なる電子機器の場合、大概は全体がプラスチックなのでアルコール入りのウェットティッシュとか、無水アルコールとかでかなり綺麗にできる。塗装の剥離には気をつける必要があるが、ある程度雑に掃除しても困ることは少ないはずだ。ところが液晶画面の場合は、上記のような道具で掃除すると、どうしても「白い拭き残し」が残ってしまう。やったことがある人はわかると思うが「綺麗に掃除したつもりが、余計に汚れた」なんてことも起こって、どうにも上手くいかないことが多い。
というわけで今回、せっかくなので「液晶ディスプレイ専用クリーナー」を買って試してみた。買ったのはエレコムの「CK-DP60SET」という、クリーニング用のスプレーとクロスがセットになったもの。
ちなみにすでにクロスが手元にある場合は、スプレーだけのタイプもラインナップにあるので、安いこっちを選んでも良い。
結論から先に書くと、この商品の満足度はかなり高かった。
使い方はクロスにスプレーを吹いて画面を拭き、再度クロスの乾いた部分で拭き取るだけ。前述の白い拭き残しや部分的な曇り、液体が飛んだような丸い汚れもほぼ全て綺麗に落ち、拭いた跡もほとんど残らず良好な仕上がりになった。汚れが酷いところは液体を多めに付けて何度か繰り返し拭く必要があるものの、期待通りかそれ以上の仕上がりと言ってもよさそうに思える。
ついでに液晶テレビも掃除してみたが、こちらは画面が大きくて手間がかかるという以外は、同じく仕上がりは良好。テレビの表面加工はPCと違い、大概はグレアかハーフグレアで反射が大きめなのだが、特に問題なく使えるようだ。ただ、プラズマディスプレイには使えないことが説明書に明記されているので、そこだけは気をつけた方が良いだろう。
最後に使用時に気になった点というか、注意しておいた方が良いポイントをまとめてみたので、実際に使う場合は参考にしてほしい。
- 画面に埃が多いとクロスに汚れがついて拭きにくくなるので、先に掃除機や埃取りで取っておくと良い
- クロスがセットのタイプは他になにも用意する必要がないので楽だが、付属のクロスは小さめ。大きい画面を掃除するのが主な用途なら、スプレーだけのタイプを買ってクロスは大判のものを別に用意した方がよさそう
- クロスの代わりにティッシュもいちおう使えるが、すぐボロボロになってゴミになりやすいし、仕上がりには向かない。汚れを取るだけならティッシュでも良いが、仕上げの乾拭きはクロス(の綺麗な部分)を使うべき
というわけでそんなに高くない商品のわりに、満足度は高かった。そんなに何度も使うものではないし、使用時のディスプレイは汚れが目立ちにくいけど、長年の汚れが画面にたまっている人は買って損はないだろうと思う。
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