Googleツールバーに限らないが、一部のソフトやランタイム、アドオンにはFirefoxのユーザーエージェントを勝手に書き換えてしまうものがある。アクセスしただけでサイトの管理者がそのアドオンなどの状態をチェックできるからというのがその理由のようだが、「どのアドオンを使っているのか大公開したくない」とか「勝手に変更されるのが気持ち悪い」という場合なども当然ある。自分の環境でもGoogleツールバーのバージョン表記がうざかったので、設定を変更してその部分を消した。その方法を紹介。(ただし何かトラブルが起こる可能性も否定できないので、実行するならあくまで自己責任で。)
これを書いている時点で最新のFirefox 3.6にこれまた最新版のGoogleツールバーの7.0を入れると、ユーザーエージェントは以下のように書き換わった。
「GTBDFff GTB7.0」の前半の文字列はよくわからないが、少なくとも後半の記述はGoogle Toolbar 7.0が入っていることだとわかる。この値はFirefoxの中で設定されているので、それを変更すればよい。具体的にはアドレスバー(ロケーションバー)に「about:config」と入れて設定モードに入り、フィルタに「useragent」と入れれば設定部分が以下のように表示される。
「general.useragent.extra.googledictionarycompression」と「general.useragent.extra.googletoolbar」にユーザーエージェントに追加された文字列が格納されているので、これを以下のように空欄にしてしまえばいい。
これで以下のようにGoogleツールバー関係の文字列が消え、ユーザーエージェントは元の値にもどる。
値も含めて項目ごと消してしまう方法もあると思うが、Googleツールバーの挙動がどうなるかわからないし、値を変更するだけなら右クリックの「リセット」からすぐに設定されていた初期値に戻せるので、こちらの方法をおすすめしたい。今のところFirefoxにもGoogleツールバーにも特に不具合は現れていない。
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