リンク先のFaviconを取得・表示できるWebサービス(API)とJavaScript・プラグインまとめ

自分用に外部リンクのFaviconを表示できるサービスを探す必要があったので、発見できたもので2009年11月現在でも使えるAPIサービス・JavaScript・プラグインを一通りピックアップ。通常のリンク先以外にも、コメントやトラックバック欄に表示したりと色々と使い道が多いはず。

Favicon Converter

日本のサービス。FaviconをPNGに変換した画像を呼び出すことができる。呼び出しURLの一部を変更することによって、「faviconを取得できなかったときのデフォルト画像」をファイルマーク、矢印、透明画像などから選べるのが特徴。

書式

 http://favicon.qfor.info/f/[URL] 

[URL]部分に取得したいリンク先のURLを入れる。

http://favicon.qfor.info/f/http://www.google.co.jp/

www.google.co.jp

特徴

  • 1回目の読み込みは遅いが、2回目からはキャッシュされるのかレスポンスが良くなる。
  • 2回目からの読み込みはそこそこ早い。
  • 取得できなかったときのデフォルト画像を選べる。
  • 取得精度は高くなく、サブドメイン、サブフォルダ形式共にトップレベルドメインのFaviconしか表示されない。(FC2ブログ、はてなダイアリー、llivedoorブログなどは全滅で、ブログサービス標準のFaviconしか呼び出せない。)

レスポンスはそこそこで比較的バランスが取れたサービスだと思うが、呼び出し精度の低さをどう見るかで評価がかなり変わるかもしれない。ただ(後述するサービスと比べて)「サービスとして公式に提供している」というのは大きいように思える。

getFavicon.org

海外のサービス。日本語のヘルプなどは標準では一切用意されていない。Faviconの取得APIはいちおう用意されているが、メインはFaviconを画像に変換して保存するためのサービスようだ。

書式

 http://www.getfavicon.org/?url=[URL]/[Name].[Resolution].[Extension]
  • [URL] - Faviconを取得したいページのURL
  • [Name] - 取得したFaviconに設定するファイル名(保存しないなら何でもよい。)
  • [Resolution] - Faviconの画像サイズ。オプションなので省略可能。
  • [Extension] - 変換したいFaviconの出力フォーマットを拡張子で設定。PNG・GIF・JPEGから選択可能。

http://www.getfavicon.org/?url=http://www.hatena.ne.jp/.hatenafavicon.24.png 

www.hatena.ne.jp

特徴

  • Favicon取得精度はかなり高い。サブドメイン・サブフォルダ形式共に取得できるサイトが多い。
  • 出力フォーマット、出力サイズが選べるのも他にはない特徴。
  • しかし、呼び出しレスポンスが非常に悪く、はっきりいえばかなり重い。取得する量が多いと、タイムアウトして呼び出せないものも散見される。
  • デフォルトアイコンは玉?のようなもの。(もしかしたら地球の画像なのかもしれないが、あまりそうには見えない。)

「とにかく重い」の一言に尽きてしまう。取得精度や選択フォーマットの高さはかなりものだが、レスポンスの悪さから常用するのは難しいように思える。あくまで「Faviconの変換サービス」と見た方が正しいのだろう。

Hatena::Favicon

はてなの非公式サービス。PNGに変換されたFaviconが取得できる。機能が同一でドメインだけが違うhttp://favicon.st-hatena.com/が存在していて、最近のはてなのサービスがFaviconを呼び出す場合はこちらが使われている模様。

書式

http://favicon.hatena.ne.jp/?url=[URL]

もしくは

http://favicon.st-hatena.com/?url=[URL]

の[URL]部分に取得したいリンク先のURLを入れる。URLは(JavaScriptのencodeURIcomponentなどで)エスケープしてもしなくてもどちらでも良い。

 http://favicon.hatena.ne.jp/?url=http://www.amazon.co.jp/ 

www.amazon.co.jp

特徴

  • getFavicon.orgと同等かそれ以上にFavicon取得精度は高い。サブドメイン・サブフォルダ形式共に取得できることが多い。
  • 取得レスポンスは早い方に入るが、はてな全体が重いことも多いので、時間帯によっては表示されにくい場合も目立つ。
  • デフォルトアイコンはファイル。
  • あくまで非公式サービスなので、いつ使えなくなっても文句はいえない。

Faviconの取得精度、全体的なレスポンスと共に高いレベルでまとまった「なかなか使えるサービス」という印象。しかし、いかんせん「非公式サービス」という位置づけのため、「ある日突然外部から取得できなくなる」という可能性があり「使用は自己責任で」としか言えないのが残念。

Google favicons (仮名)

いわずと知れたGoogleのFavicon取得APIだが、正式名称不明。サービス自体も非公式のものだが、元はGoogle Profileで使っていたものらしい。取得先の設定はURLではなく、ドメインになる点は注意。

書式

http://www.google.com/s2/favicons?domain=[domain name]

[domain name]部分に取得したいリンク先のドメイン名を入れる。

 http://www.google.com/s2/favicons?domain=www.nintendo.co.jp 

www.nintendo.co.jp

特徴

  • サービス元がGoogleだけあって、とにかくレスポンスが早い。重くなることもない。
  • 取得先はドメインなので、サブフォルダ形式のサイトのFaviconは取得できない。(試してみるとサブドメイン形式でも駄目なようだ。)
  • URLは加工してドメイン形式にしないと使えない。(「http://~」形式で呼び出しても、地球型のデフォルトアイコンが表示されるだけ。)
  • 上記のはてなと同じ非公式サービスなので、突然使えなくなる可能性はある。

とにかく軽くてレスポンスが良い、という点に尽きるのでは。Googleのサービスだけあるので、個人レベルで使う程度の負荷なら何の問題もなくさばけるのではないかと思う。ただ取得精度がいまいちなのと、ドメインレベルでしか呼び出せないのがデメリット。

その他のFavicon取得ツール

Webサービスではなく、自前サーバで動かすツールやJavaScriptを使って表示するタイプのもの。詳細はリンク先を参照のこと。

JavaScript (jQuery)

Perl

Movable Type

WordPress