どうも一部でアクセス数を公開するのが流行っているようです。
- アクセス数なら負けない - 北の大地から送る物欲日記
- まなめはうすの5月のアクセス数を公開してみる - ここにいるだれか
- Attribute=51の5月のアクセス数を公開してみる - Attribute=51
このBlogも2007年12月に再開(正確には11月の末ですが)し、半年ほど経ちました。せっかくなのでこの辺りで一度アクセス数の推移と、このBlogの歴史を振り返ってみようかと思います。
上記のような大手Blogにかなうはずもありませんが、かつて6hotだったこのBlogも少しは成長したはずです。それにこのBlogでアクセスアップの話題をすることが多いのですが、それを書いている自分のBlogがアクセスアップできていないのでは説得力がなくなりますしね。
アクセス数の推移
元にするデータは2007年12月までが旧FC2アクセス解析、2008年1月からは新FC2アクセス解析です。両者の機能はあまり変わらないのですが、新FC2アクセス解析の方は自分のアクセスが除外されています。(つまり12月分は自分のアクセス数も含まれている。)
年月 | ユニーク(1日平均) | PV(1日平均) | 投稿エントリ | 累計エントリ |
---|---|---|---|---|
2007/12 | 567 (18) | 1408 (45) | 20 | 22 |
2008/1 | 2365 (76) | 4348 (140) | 27 | 49 |
2008/2 | 9892 (341) | 16311 (562) | 24 | 73 |
2008/3 | 10905 (352) | 18522 (597) | 21 | 94 |
2008/4 | 7965 (266) | 14603 (487) | 15 | 109 |
2008/5 | 13786 (445) | 25576 (825) | 17 | 126 |
2007年12月時点を1とすると、2008年5月でユニークアクセスが約24倍、PVが約18倍になっています。見てのとおり右肩上がりとはいえませんが、まあ最初に比べれば増えたと考えても間違いないでしょう。忘れている部分も多々ありますが、ちょっと月ごとに何があったか思い返してみます。
各月の印象的な出来事
2007年12月
Blogを再開したばかりでまだ手探り状態でした。テンプレートは古い公式のものをそのまま使っていましたし、HTMLはともかくCSSの知識はほぼ皆無でカスタマイズもままなりませんでしたね。(今もしていませんが)特に宣伝のようなことはしなかったので、訪問客のほとんどは検索エンジン経由でした。もちろんエントリ数も少なかったので訪問数も数えるほどでしたが。
今アクセス解析のデータを見直すと、12月下旬から安定して1日2桁の訪問者(それでも10~30ですが)が来るようになっているので、この辺りでGoogleの評価が少し上がったのかもしれません。無名→(ほぼ)誰も見ていない→リンクも張られないというスパイラルになっていたので、とにかく訪問客はGoogleからしか来ていませんね。(どうもYahooには嫌われていた模様。)多分最初はみんなこんなものだと思います。
2008年1月
今年の1月に入ると検索エンジンからのアクセスも比較的安定し、1桁に戻ることはありませんでした。上旬は1日30~60前後のアクセス数で推移しています。ただ外部リンクがほとんどないのは変わらなかったので、Google経由以外は1日に数人FC2ブログのタグページからの訪問者があった程度です。
目に見えてアクセス数が増えたのが中旬からで、急に1日100アクセスを超えて驚いたことを記憶しています。原因は価格.comの掲示板にエントリのリンクが張られたからでした。
これ自体はニュースサイト砲と同じような突発的なアクセス数の増加だったのですが、不思議とその後のベースアクセス数が増加しました。(価格.comから継続的なアクセスがあったわけではない。)今データを見てみると、下旬は上旬と比べると約2倍の80~100アクセス程度になっています。これは単純にエントリ数が増えていったのと、外部リンクが増えて検索エンジンの評価が徐々に上がっていったからかもしれません。
2008年2月
前出の表でもわかるように、一気にアクセス数が増加したのはこの月からです。理由は大手ニュースサイトで紹介されたからで、4日間で約9000PVを叩き出しました。もちろんこれは短期的なアクセス数の増加で、それが長期間続くわけではありません。
ただ前月の価格.comの時と同じように(それ以前と比べ)一時的にでもアクセス数が爆発的に増えると、ベースアクセス数が増える現象が発生します。ニュースサイトから人が来なくなっても、その後ユニークアクセスで100を切ることはなくなりました。
前出のとおり、これは外部リンクの増加によるサイトの評価が絡んでいるのではないでしょうか。(大手ニュースサイトで紹介されると、その他中小のサイトで話題になり波及効果も大きいため。)
2008年3月
大手サイトで紹介されるということはありませんでしたが、はてなブックマークで話題なったエントリがいくつか書けたので、それによってアクセス数が全体的に引き上げられました。RSSリーダーの登録者数が増え始めたのもこの頃だったと記憶しています。
2008年4月
投稿したエントリの少なさがそのままアクセス数に反映されていますね。基本的に投稿するエントリ数とアクセス数は大きな関連性があると考えて間違いないと思います。(「比例する」とまではいえません。)
エントリ数の少なさの原因はリニューアル作業だったのですが、これについては満足できるものができたと思っています。HTMLやCSSに関する勉強をしていたので、それに影響されてエントリはWebの技術的な話題が多かったですね。
2008年5月
ニュースサイトで再度話題になる機会があり、4日間で10000PVと前回を超えるアクセスがありました。(基礎アクセス数自体が増えているので、単純な数としては前より少ないと思われます。)ただ前回の違うのは直接的にリンクが張られたわけではなく、ニュースサイト経由で訪問者が来たということです。
直接的に張られたリンクは1カ所だったので、波が収まったあとに基礎的なアクセス数が増えることはありませんでした。(つまり外部リンクは1つしか増えていない。)ニュースサイトに取り上げられることが多いわけではないのですが、前回と違う経過が見られてなかなか興味深かったですね。
ちなみに5月はサブBlogの方に書く機会が多かったこともあって、エントリ数自体は少なかったりします。両者を合計すればかなりの数を書いてるのですが。
終わりに
よくいわれるアクセスアップの手法に「コメントして回る」とか「相互リンクを頼む」というのがあるのですが、このBlogではその方法を使ったことはありません。はてブのコメントならともかく、外のBlogにコメントを残したのは記憶している限り2回だけです。気になる話題があったらコメントを残すよりも、むしろ自分のBlogでネタにしてエントリを書いていますね。(その時トラックバックするかはエントリの内容による。)
もちろん前出の方法を否定するわけではありませんが、コメントして回ったりリンクを頼まなくてもアクセスアップした実例がいちおうここにあります。どちらかというとこれらの方法は「コミュニケーション」を主体としたサイト・Blogの場合でしょう。もしくは共通の話題でグループ化しているBlogなんかでしょうか。(マンガ・アニメなんかをテーマにしたサイトでは、作品ごとなどでグループができているようです。)
このBlogに書かれている方法を含め、サイトのテーマや方向性によって適切なアクセスアップ方法は変わってくるでしょう。その方法を探し出したり見極めるのもまた、サイト運営の楽しみの一つかもしれませんね。
この記事へのコメント
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ひょんなことから、アクセスの波を起こしてしまい、
お騒がせいたしました(笑)。
私は、ちょうどメモリ購入したこともあって、
「3GBの壁」という知識をなんとなく知っていたのですが、
きちんと改めて勉強したいと思って調べていたところ、
綺麗に情報をまとめられていたRPMさんの記事を見つけたので、
良い記事はみんなで共有するという考えで、取り上げさせていただきました。
私のサイト自体は、弱小ニュースサイトなのですが、
大手ニュースサイトに私のサイトが取り上げられたため、
アクセスの波を起こす形になりました。
PC関連の知識や情報を記事にしていると、
「自分のPCに問題が起きたときにGoogleで検索して、
解決策を求めたりする人」からのアクセスもあるのではないでしょうか。
アクセスもたくさん欲しいですが、自分の書いた記事が
誰か1人の役に立てるということもまた嬉しいことだと思います。
その両方がうまくいくと一番良いのですが。なかなか難しいですね。
技術系の記事は、長期的に見れば、検索エンジンからアクセスする数も
多いので、重宝するという見方もあります。
今回は、私自身、メモリについて勉強できたとともに、
実際にアクセスの流れがどうなっていくのかという
面白い経験をさせていただきました。RPMさんに感謝しております。
どうもありがとうございました!
(文章が長くなってしまい、すみません。汗)
その節はどうもでした。ニュースサイト砲は久しぶりに食らったので、2回目とはいえなかなか貴重な体験でした。何せ話題になれるようなエントリなんて今後も書けるかはわかりませんからね。
> きちんと改めて勉強したいと思って調べていたところ、
> 綺麗に情報をまとめられていたRPMさんの記事を見つけたので、
> 良い記事はみんなで共有するという考えで、取り上げさせていただきました。
実は私があのエントリを書いたのも、「3GBの壁」についてまとまった情報がどこにもなかったからなんですね。断片的な情報はあったのですが、それだけ読んでいても話が複雑であまり理解できなかったのです。
「自分の中で理解した形にしたい」というのと、「情報がないなら自分でまとめよう」と思って書いたのがあれでした。アクセス数なんかを見ても、実際に今でもそれなりに需要があるようです。(何せ新しいエントリよりランキングの上にいるぐらいですから。)
> 技術系の記事は、長期的に見れば、検索エンジンからアクセスする数も
> 多いので、重宝するという見方もあります。
これもそうですね。Windowsの標準タスクで休止する記事なんかも未だに根強くアクセスがありますから。
> アクセスもたくさん欲しいですが、自分の書いた記事が
> 誰か1人の役に立てるということもまた嬉しいことだと思います。
> その両方がうまくいくと一番良いのですが。なかなか難しいですね。
要するにアクセス数は結果なんですよね。需要あれば読まれやすいし、実際読まれる。役に立つネタでアクセスを得られるのが一番なんですが、ネガティブな状態(炎上とか)でも集まってしまうのも特徴の一つでしょうか。
> 実際にアクセスの流れがどうなっていくのかという
> 面白い経験をさせていただきました。RPMさんに感謝しております。
> どうもありがとうございました!
いえ、私もなかなか興味深い現象が見られてよかったです。最初のエントリを読む人は多くても、続きのエントリになればなるほどかなりの勢いで見る人が減っていくのがわかりましたから。(一番最後のエントリまでアクセスした人は1/10もなかったような。)
それではまた。