スカルマン・石ノ森章太郎 メディコム・トイ RAH NO451970年『週刊少年マガジン 新年号』漫画企画100ページ読み切り 第3弾が初出。
『
仮面ライダー』誕生を語る時 ボツキャラとして必ず出てくるので知ってる方も多いはず。
企画が通ればオートバイを疾走して現れる正義のヒーロー『
仮面ライダースカルマン』になるはずだったが…。
ボツになった理由は諸説あって、
テレビ局から「子供番組のヒーローが骸骨では困る」と言われた説
東映の営業部から「スポンサーのお偉いさんは老人ばかりなので骸骨では縁起が悪くて売りこめない」とクレーム説、
雑誌社から「すでに発表されたキャラクターでは新鮮味に欠けるので 全く新しいキャラクターにしてほしい」と言われた説
あと、漫画を掲載した『少年マガジン 新年号』は大変よく売れたそうですが そのせいでダークヒーローのイメージが広く定着してしまい 今更正義のヒーローとしては使えなかった などの説があるようです。
しかしながら石ノ森先生は
スカルマンが大変お気に入りで、代わるキャラクターが思いつかないまま締め切り時間が迫り 目が昆虫に似ているからと平山プロデューサーが苦し紛れに昆虫図鑑を差し出したところバッタに決まったそうです。
後に石ノ森先生は、「もっと時間に余裕があればバッタではなく違うキャラクターになっていただろう」と言われていたそうです。
スカルマン神楽達男は両親を殺した犯人を追っている。
犯人は大物らしいが その手がかりをつかむ為に、また敵をおびき寄せる為に無差別に殺人を繰り返していく。
やがて犯人は財界を牛耳る「千里虎月」だと知り、屋敷へ乗り込み虎月と対峙する。
だが、実は虎月は達男の祖父で、妹の麻耶も存在する事が判明し達男は衝撃を受ける。
そして 何故達男の両親を殺さなければならなかったのか その理由が明かされていく…。
話が終わり屋敷の奥へ逃げ込む虎月と麻耶を達男は追うが、屋敷の仕掛けが作動し虎月と麻耶もろとも金属製の隔壁に閉じ込められて、火炎が放たれてしまう。
虎月は麻耶、そして達男をも巻き込んで焼死心中を図ったのだ。
業火の中では悲痛な叫びが響きわたるが…、あの不死身の
スカルマンが本当に死んでしまったかは 今も謎のままである。
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- 2024/10/16(水) 19:28:07|
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