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たい焼きは美味しそうだったが、出てくる雑貨側に魅力を感じなかった。
お話なので、酷いと思っていた人が実は良い人だった的な事にしたかったんだろうが、一緒に過ごしていればどういう人かくらい分かると思うので、無理矢理感が否めない。
今回は登場人物紹介だけで、これからシリーズ化していくという意図なのか、お客さんの話もなんか薄く感じた。
スパイスボックスも最初はピンと来なかったが、巻数を重ねるうちに面白くなってきたので、今回も同じ感じかなぁ? 続刊に期待しておく。
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銀座はずれにあるこだわりの雑貨と尻尾に魅力が隠されたたい焼きを売るちぐさ百貨店。アクセサリーにつげ櫛にスノードーム、雑貨が好きなので読むのが楽しかった。孫より孫らしい葵くんがもっと嫌な人だったらどうしようと杞憂したけどそんなこともなく、おばあちゃん秘伝の葵くんの焼くたい焼きが食べたくなる。雑貨って見てるだけで何であんなに楽しくてわくわくするんだろう。世界にひとつだけもいいけど、大切な誰かとお揃いで持つ楽しみもある。母と祖母の謎や秘密、知った後の絆がとてもよかった。優しく人に寄り添い温かくすてきな百貨店。
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感想
古い百貨店のわくわく。老舗のブランドが並ぶが高くて買えない。向かう先はデパ地下。人でごった返して少し蒸し暑い。だけどキラキラ輝く。
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タイトルは、銀座のはずれにある、たい焼きが名物の雑貨店。主人公・綺羅の祖母が営んでいたが引退、店を手伝う若手の葵くんと2人でお店を引き継ぐことになる。綺羅は40歳で会社を辞めて、ちぐさで新しい人生をスタートしようとする。この手のテーマは小説やドラマでも最近多いなと思う。
誕生にも味にも”秘密”のあるたい焼きがとても美味しそうに描かれる。おばあちゃんのこだわりの詰まった一品一品の雑貨が並ぶお店も、その雰囲気が目に浮かぶほど魅力的。
ちぐさに来店する人々や、銀座の街の人々との温かい交流、何気ない会話で続く物語は、朝のんびりしながらの読書タイムにぴったりだった。