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第88~89話「名前を教えて」は、夏目の叔母レイコが妖怪に名前を書かせて「友人帳」をつくりはじめるきっかけとなった物語を描く。そこには意外にも人間の女の子ソウコとの交流が介在しており、結局彼女と友人になれなかった寂しさを紛らわせるために、レイコは2人を見守っていた妖怪と勝負しその名前を書かせてしまう。かくしてレイコは、次々と妖怪と勝負して彼らの名前を集め始める。だからこそその束は「友人帳」という名でなければならず、それは決して妖怪たちを支配するためのものではなかったのだ。その他、古旅館を愛する妖怪を描く第85~86話「表のれん」、友人西村が人形の指を拾ったばかりに廃屋の人形にかどわかされる第87話「月夜の夏目」、ほか特別編2話を収録。
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話のバリエーションが多かったのと、各話コンパクトに収まっていたのとで、全体的な完成度は高いように思う。
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旅館と妖の永く続く関係。
子どもとニャンコ先生のつかの間の交流。
西村くんの優しさ。
レイコが何故友人帳を作ったのか。
そして、なんとなく接点がズレた夏目と的場。
人と人、人と妖の関係が際立った巻です。
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毎度レイコさんの話には、泣かされます。
夏目もだいぶ普通の子(?)っぽくなってきて、普通に友達と一緒にうちゃうちゃできるようになってきて、成長したなあとしみじみするのである。
と、同時に、妖との付き合い方も<大人>になってきたなと思う。
ま、人間にもいい人もいれば、悪い人もいる。妖にも、いい妖もいれば、悪い妖もいる。
そして、そのいいとか悪いとか、っていうのも相手が変われば、立場が変われば、正反対に変わる。
そういうことを、頭で理解するというのではなく、実感する、触れる、ってことが大事なんだろう。
にしても、夏目の影響は、そういうことに全く関係ないという立場だったはずの西村に…。
どうやっても、力があることは変えようがないんだよね、夏目は。
力があるというだけで、バタフライエフェクトは起こっていくのだろう。
結局のところ、レイコさんのようになってしまうのだろうか。
レイコさんは、今夏目が触れ合っているようなことを、幼少期に通り過ぎてその果てのあの澄み切って色を亡くしたような<孤独>なのだろうか。
ま、夏目にはニャンコ先生いるからな。
それが、救い。
と、スーツネクタイの的場に萌えたww
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どの話も心にじ~んとくる(T-T)友人帳の誕生した経緯が切ない(--、)そしてイナナギ様の事は本当に心配性したよ~( ´Д`)やっぱり的場さんは恐い(--;)
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ソラノメに名前を返せば、夏目に記憶が流れ込んでくるので、あえてソラノメに話を聞く必要性を感じなかったのでした。
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ストーリーの進展はありませんが、「友人帳」がどうやってできたのかがわかりました。レイコさん、夏目(孫)よりも不器用だな・・・。強いのが逆に切ないわ。
他のお話も良かったです。心温まるお話も、不思議なお話も、ちょっとゾクッとするお話も、どれも好き。
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友人帳の原点ともいうべきレイコさんのお話しとニャンコ先生と少年のお話しがお気に入りです。イナナギ様のお話しも、、結局全部好きみたいです。
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最新巻までをまとめ読み。基本的に1~2話完結ものだから、全体の流れを楽しむ作品ではないし、そういう意味では結構一本調子でもあるから、10冊とかまとめて読むのはちょっとしんどい。でも毎日1冊ずつ、みたいな感じで読み進める分には、ちょっとした癒し気分を連日味わえて、なかなか良い感じ。という訳で、15冊くらいを、ゆっくりじんわり楽しんだのでした。ベタだけど、人と妖との温かい交流を描く回が一番好きです。そもそもこの物語、まず最初の出だしがそういう話だった訳で。
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第85話●表のれん
第86話 同
特別編18(子供と先生の話)
第87話●月夜の夏目
第88話●名前を教えて
第89話 同
特別編19 雨宿りの廃駅
88話・89話が所謂夏目友人帳のルーツ
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読み直し22巻目。
表紙が正面顔でちょっと印象的ですよね。
構成は、夏目、田沼、たきの3人組が行った宿を愛する妖怪に協力する「表のれん」、小さな男の子とにゃんこ先生の「特別編18」、妖のとりつかれた西村と夏目の「月夜の夏目」、レイコさんと友人帳の1枚目の妖の話「名前を教えて」、的場さんと夏目の特別編「雨宿りの廃駅」の5本校正。特別編2つは短いですが、表のれんと名前を教えてはしっかりページがあります。
22巻はやっぱり、名前を教えてがメインテーマなんですかね。レイコさんが友達になれそうだった女の子とのすれ違いが切なく描かれています。結局金術だったわけではなかったという話だけど、なんでレイコさんは術に詳しいんだろう、という謎が残りました。
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隣の市で開かれている怪についての文献や蒔絵を見に古い旅館に訪れた夏目、田沼、タキ。
突然の落雷と大雨で帰れずに一泊することに。
何やら気になるが、嫌な感じはしない。
が。
その夜、ちょっとした従業員のミスから不可解な事が起こる。
神様や、怪の類が宿泊しに来る宿だと聞く。
夜、暖簾を裏返しに掛ける事で悪鬼を入れなくするのに、一晩ミスをしたがばっかりに入り込まれた。
イナナギ様と自己紹介してくれた常連客。夏目と組む事に。
一度だけ、話したことがあるという旅館の主とイナナミ様。
出入り禁止の札を貼り付ければ遠くに飛ばされるとの事。
頼まれた夏目は二人に協力を得て札を貼る。
キチンと貼り付けられなかったので、イナナギ様が札に触れてしっかり貼り付け・・・
これで入れない…というイナナギ様だが、裏表があるんじゃないかとニャンコ先生。
入れる。宿に入れる・・・
幸せな常連のイナナギ様。
特別編
コケモモの実を取りに行ったニャンコ先生、大量に採れてご機嫌での帰り道。
上から降ってくる少年。妖怪に会いたいと言う。
うっかり喋ってしまったニャンコ先生は付き合う事に。
彼は妖怪が通る時に虹が現れる滝に行きたいと。
何てこと無い滝に斑となって滝を渡る先生。
見事に虹を見て、妖怪探しを諦める少年。
西村は夏目がカラスと一緒にいるところを見かける。
人の指を見つけて、後で夏目に返そうと持って帰ってしまう。
自室で横になると、持ってきてしまった指を思い出す。
フと窓から手が見えて、夏目が居る。
返そうとすると、持っていてくれと言う。秘密だとも。
西村の部屋に毎夜現れる夏目。
学校で妙な気配を西村から受け取る夏目。
満月の夜。夏目に誘われて夜の散歩に出る西村。
古い洋館に入っていくとガラスが割れて、人形が落ちていた。
その人形に指をはめてくれと頼む夏目。答える西村。
動き出した人形に驚き階段を踏み外して記憶をなくす。
そこに夏目が付いてきていて、西村を無事に送り届ける。
落ちる西村を助けていたのは、人形の手だった。
友人帳の一番最初の名前。
レイコの事を知りたい夏目は、話を聞かせてもらう。
ふらりとやって来て、ちょっかい出す妖怪を蝶のようにかわすレイコ。
そんな時、守永蒼子という少女が現れ、毎日レイコに勝負を挑む。
蒼子はレイコと友達になりたいと思っていた。
蒼子に「隣町に乱暴な人がいるから気をつけろ」と、忠告をされて「名前は夏目レイコ」と。
自分から名を告げるレイコ。
その次の日依頼蒼子は来なくなった。
妖怪を連れて花畑へやってきて、勝負をしてレイコが勝ち、妖怪は名を書いて子分になった。
次の日からレイコはは来なくなった。
入れ違いで蒼子は毎日来た。体調が悪かったから来られなかった。
でも。妖怪の声は蒼子には届かなかった。
「ソラノメ」という妖怪はお互いが待ったすれ違いを教えたかった。
そして、あおい花畑を夏目に見せた。
特別編
雨が降り出し廃駅で雨宿りをする夏目と先生。
そこには先客が居た。的場が鳥籠を携えて一人で。
キレイな声で鳴く鳥の声。
中には鳥のふりをした怪が居ると言う。
「ヒトクビ」という怪は鳥の振りをして人を騙すという。廃線の駅なのに電気が着いて外に大きな怪が!
その時を境に「ヒトクビ」という怪が居なくなる…
処分と言っていた的場は、大きな怪に喰わせたのか?
たった一人だったのは、手抜きがバレないためと言うが…
相変わらずな夏目の世界。
夏目の周りも信頼できる友達も出来てきたし。
払い屋として知り合った人々も出てきてる。
少しづつ、夏目は成長している。
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最初の一人目の物語
こんな背景があったんだね
遊びで始まる
何でもないところだったかもしれないけど
人と人との交わり
人と妖との交わり
そこから始まった物語
こんな時間もあったんだって思いながらも