シラバス参照

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講義名 【予】KGUデータサイエンス演習(八景)[A]
開講責任部署 全学部共通
講義開講時期 秋学期 講義区分 予備登録
基準単位数 2
代表曜日 金曜日 代表時限 4時限
校地 金沢八景
ナンバリングコード DTSC-1-JS-KGU
授業の方法 演習
アクティブタイプ B

担当教員
氏名
◎ 杉原 亨

科目のテーマ及び概要 本講義では、データが読めるようになるために、自らが作成することに重きを置き、Excelを使って、実データからのデータの収集・データの観察・抽出・予測やグルーピング・パターン発見などデータ分析の手法について学習する。さらに、データを扱う上での留意事項を学習し、データと社会のつながりからどんなデータが必要か、データを読み・説明し・扱う利活用の流れを理解する。実際にデータを読む力をつけることによって、仮設や既知の問題から必要なデータを分析し、その分析結果をもとに、起きている事象について考え、次の学修への意欲と動機付けになるような学びの相乗効果を生み出す。
科目の到達目標 データサイエンスを学ぶ上で、データの読み方やデータを説明できるようなデータリテラシーについて理解することを目標とする。Excelを利用して、データの可視化手法を選択し、実際にデータを観察し、加工することができ、その知識を基礎に社会の実データを適切に読み解き、データが示す傾向や性質を知るための基礎となる考え方やその技法を理解し、分析・判断できるようになることを目標とする。
課題(試験・レポート等)のフィードバック方法 授業にて、全体に対するフィードバックを行う。
また、manabaによるフィードバックを行うこともある。
授業計画
テーマまたは概要到達目標学習課題(予習)学習課題(復習)
第1回ガイダンスシラバスの内容を理解・納得した上で、本講義を受講することができる。 WEBに掲載されているシラバスを事前に読んだうえで授業に参加すること。 授業内に掲示した資料を読み、疑問に思うことを書き出す。
第2回データ分析のステップ、データ分析の準備(データの形・種類・母集団と標本・データ収集、データクレンジング) エクセルでデータ分析に取り組む前に、準備しなければならないことを理解し、実践することができる。 教科書の第1章(データ分析をはじめる前に)、付録(分析に適したデータに整形しよう)を一読する。 授業内容を振り返り、理解が不十分だった箇所に関して復習する。
第3回データ観察・傾向(記述統計量:代表値、平均、分散・標準偏差、最小値・最大値) データからその傾向や特徴を把握する「記述統計」について理解し、代表的な手法についてエクセルで活用することができる。 教科書の第2章(データの傾向を把握することからはじめよう)を一読する。 授業内容を振り返り、理解が不十分だった箇所、エクセルでの活用が不十分だった項目に関して復習する。
第4回データ視覚化①(クロス集計、棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフ・積み上げグラフ) エクセルのピポットテーブルやグラフ作成機能などを活用し、データを視覚化することができる。教科書の第3章(データを視覚化しよう)のStep1(データを視覚化する)、Step2(ピポットテーブルを使って集計表を作成する)、Step3(データの大小・推移・割合を視覚化する)を一読する。授業内容を振り返り、理解が不十分だった箇所、エクセルでの活用が不十分だった項目に関して復習する。
第5回データ視覚化②(ヒストグラム、ヒートマップ、時系列データ分析) エクセルのグラフ作成機能や分析ツールなどを活用し、データを視覚化することができる。教科書の第3章(データを視覚化しよう)のStep4(ヒートマップを使って視覚化する)、Step5(データの分布を視覚化する)、Step6(時系列データの動きを視覚化する)を一読する。授業内容を振り返り、理解が不十分だった箇所、エクセルでの活用が不十分だった項目に関して復習する。
第6回仮説検定①(仮説検定とは、t検定、F検定)仮説検定の考え方を理解したうえで、エクセルの分析ツールなどを活用し検定をすることができる。教科書の第4章(仮説を立てて検証しよう)のStep1(仮説を立てる)、Step2(2店舗の売上個数の平均を比較する)を一読する。授業内容を振り返り、理解が不十分だった箇所、エクセルでの活用が不十分だった項目に関して復習する。
第7回仮説検定②(テストマーケティングで実践)社会(企業)で活用する事例をもとに、エクセルの分析ツールなどを活用し検定をすることができる。教科書の第4章(仮説を立てて検証しよう)のStep3(人気のある商品とない商品を確認する)、Step4(新商品案を検討する)を一読する。授業内容を振り返り、理解が不十分だった箇所、エクセルでの活用が不十分だった項目に関して復習する。
第8回データ分析①(散布図・相関係数、単回帰分析)2つ以上の変数の関係性を分析する手法を理解し、エクセルの分析ツールなどを活用して、散布図の作成及び相関係数、単回帰分析ができるようになる。教科書の第5章(関係性を分析してビジネスヒントを見つけよう)のStep1(変数の関係性を視覚化する)、Step2(変数の関係性を客観的な数値で表す)、Step3(相関分析の注意点を確認する)、Step4(原因と結果の関係に注目して売上個数を分析する)を一読する。授業内容を振り返り、理解が不十分だった箇所、エクセルでの活用が不十分だった項目に関して復習する。
第9回データ分析②(重回帰分析、ロジスティック回帰分析)重回帰分析、ロジスティック回帰分析の概念を理解し、エクセルの分析ツールなどを活用して、重回帰分析、ロジスティック回帰分析ができるようになる。教科書の第5章(関係性を分析してビジネスヒントを見つけよう)のStep5(アンケート結果を分析する)を一読する。授業内容を振り返り、理解が不十分だった箇所、エクセルでの活用が不十分だった項目に関して復習する。
第10回最適化(シミュレーションにより最適な解を探る)最適化の考え方を理解したうえで、エクセルの分析ツールなどを活用して、最適化の分析ができるようになる。教科書の第6章(シミュレーションして最適な解を探ろう)を一読する。授業内容を振り返り、理解が不十分だった箇所、エクセルでの活用が不十分だった項目に関して復習する。
第11回データ活用実践①―データの収集(分析に必要なデータの確認、対象となるデータの収集)オープンデータ(公的統計)などを調べて、自分の関心のあるデータを収集することができる。総務省統計局が提供するサイト「e-Stat」にアクセスして概要を理解する。授業内で学習したことの復習、及び関心あるデータの収集を完了しておく。
第12回データ活用実践②―データの加工・分析(データクレンジング、サンプリング、簡単な説明変数の作成、記述統計や検定や回帰による分析)収集したデータから明らかにしたいことを踏まえて分析し、その結果を解釈することができる。収集したデータを踏まえて、データ分析を通じて、どのようなことを明らかにしたいのかを考えておく。授業内で不十分であった分析があれば、分析を行い、分析結果を検討しておく。
第13回データ活用実践③―データの解釈・表現(分析したデータから何が明らかになったかを表現する)データ分析の結果を、わかりやすく伝えることができる。データ分析した結果をパワーポイントなどにまとめておく。他の人からのコメントや反応を踏まえて、今後のデータ分析で活かせることをまとめる。
第14回総括この授業で学修した成果を振り返り、整理することができる。これまで学習したことを整理する。データ分析が今後の大学での学習や社会でどのように活かせるかを考え、まとめる。
成績評価方法・基準 ・平常点(小テスト、リアクションペーパー・レポートなど)(70%)
・最終課題(30%)

なお、受講態度がふさわしくない場合(私語、遅刻など)、減点処置を取る。

なお、「レポート」については①番に、「プレゼンテーション」については②番に、「リアクションペーパー」については④番のルーブリックに基づき評価を行う。
関連科目 「KGUデータサイエンス概論」
授業方法の説明 無印:対面科目 ★:オンライン科目
予習時間数(時間) 2
復習時間数(時間) 2
教員の実務経験 広告系企業にてマーケティングリサーチ、ベネッセ教育研究開発センターにて中等高等教育を対象とした調査業務を担当してきた。
実務経験の授業への活かし方 ビジネスや教育に関する定量的なデータ分析の経験を授業に反映させていく。
ルーブリック https://univ.kanto-gakuin.ac.jp/education/center-for-research-and-development-of-higher-education.html#6
ナンバリングコード詳細・カリキュラムマップ(学位授与方針との関連) https://univ.kanto-gakuin.ac.jp/education/syllabus.html
教科書
書籍名 著者 出版年 ISBN番号 出版社名
No.1
よくわかる Excelではじめるデータ分析 関数・グラフ・ピボットテーブルから分析ツールまで Microsoft Excel 2019/2016対応
株式会社富士通ラーニングメディア
2021
978-4-938927-41-7
FOM出版
1
No.2
No.3
No.4
No.5
参考書
書籍名

著者

出版年

ISBN番号

出版社名



No.1
はじめの第一歩 基礎からはじめるデータサイエンス
保本正芳
2022
978-4908434761
nao出版
2
No.2
統計学の基礎から学ぶ Excelデータ分析の全知識
三好大悟
2021
978-4295011088
インプレス
1
No.3
No.4
No.5